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ドリトル先生とラーメン

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第十二幕その一

                第十二幕  アンケートの結果が出て
 アンケートの集計が終わり結果が出ました、先生はご自身の研究室でその結果をチェックして言いました。
「一番人気が予想通りだったよ」
「薄口しょうゆの鶏ガララーメンだね」
「それよね」
「関西の学校でアンケート取ったから」
「やっぱり」
「うん、そうなったよ」
 動物の皆にお話しました。
「予想通りね、関西の人それに外国の人がね」
「あのラーメンなんだ」
「外国の人達はこの学園の寮にいるか兵庫県かその周りの府県から通ってるし」
「それじゃあだね」
「関西のラーメンに親しむね」
「そうなるからね」 
 だからだというのです。
「関西のラーメンが人気だよ」
「この八条学園って半分が外国の人なんだよね」
 このことをです、チーチーが指摘しました。
「そして日本人のかなりの割合が関西の人だよ」
「そうなるとやっぱり関西のラーメンが人気あるね」
 ダブダブはチーチーの言葉に続きました。
「そうなるね」
「親しんでいる食べものが一番で」
 それでと言うジップでした。
「ラーメンも同じだってことだね」
「それで他の都道府県から来ている人もそうで」
「そうした人達は出身地のラーメンを一番にするね」
 オシツオサレツは二つの頭で言いました。
「それでアンケートでもね」
「そうした人達の好みも出たね」
「けれど関西の学校でだと」
 ホワイティも言います。
「やっぱり関西のラーメンが強いね」
「ただ関西のラーメンっていっても色々で」
 このことを言ったのは老馬でした。
「僕達が今言ってるのはオーソックスな関西のラーメンだね」
「関西の薄口醤油の鶏ガララーメン」
 トートーは一言で言いました。
「それだね」
「京都とか和歌山とか奈良のラーメンもあるわよ」
 ガブガブはアンケートの結果を見て言いました。
「好きなラーメンの中に」
「関西と言ってもそれぞれラーメンがあって」
 ポリネシアはご当地ラーメンのことを言いました。
「そのこともアンケートに出てるわね」
「いや、九州の豚骨ラーメンに北海道の濃いラーメンに」
「あと東京のお醤油のラーメンもあってね」
 チープサイドの家族もアンケートの結果を見ています。
「面白いわね」
「見てみると」
「そうだね、それで最初に食べた時のコメントも」
 先生はそちらも見ています。
「面白いね」
「そうだよね」
「これもまたね」
「実にね」
「面白いよ」
「面白い日本の麺類とか変わったとか」 
 そうしたというのです。
「色々あるね」
「外国の人からね」
「中国の麺類に似てるって人もいるね」
「おうどんやお蕎麦と違うとか」
「美味しそうとかまずそうか」
「色々だね、けれど嫌いな人は」
 ラーメンをというのです。
「いないね」
「そうだね」
「皆好きって言ってるね」
「まあアンケートに参加してる位だし」
「嫌いな人はいないわね」
「実際ラーメン嫌いな人はそうはいないし」
 先生はこのことも言いました。 
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