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ドリトル先生とラーメン

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第八幕その一

                第八幕  屋台のラーメン
 王子が先生の研究室に来て先生に笑顔で言ってきました。
「実は面白いお店見付けたんだ」
「何のお店かな」
「ラーメン屋さんでね」
 先生と一緒に先生が煎れてくれたミルクティーを飲みつつお話します。
「屋台なんだ」
「ああ、そちらのお店なんだ」
「前から興味あったんだ」
 王子は笑顔で言うのでした。
「屋台のラーメン屋さんもね」
「あちらのラーメンも美味しそうだね」
「それでなんだ」
「お店に入ってみたんだね」
「執事さんと一緒にね」
「私もお供させてもらいました」 
 王子のお傍に控える執事さんも答えてきました。
「そしてご相伴に預かりました」
「いつも通りですね」
「二人で食べたんだ」
 王子はにこにことして先生に言いました。
「その屋台のラーメンをね」
「それでどうだったのかな」
 先生はその王子に尋ねました。
「味は」
「美味しかったよ」
 さらに明るく笑っての返事でした。
「本当にね」
「そうだったんだ」
「満足したよ」
 こうも言う王子でした。
「本当にね」
「それは何よりだね」
「それでね、先生もどうかな」
 王子は先生にこうも言いました。
「その屋台にね」
「僕も行って」
「そしてね」
「屋台のラーメンを食べるんだね」
「どうかな」
「是非共」
 これが先生の返答でした。
「そうさせてもらうよ」
「じゃあ屋台の場所とお店が出ている時間を言うね」
「屋台だと」 
 そうしたタイプのお店ならというのです。
「やっぱり時間は」
「夜だよ」
「そうだね」
「屋台はね」
「うん、お昼は皆働いていてね」
「いつも皆来ないから」
「夜に仕事帰りに来るお客さん相手が多いから」
「そのお店もね」
「営業時間は夜だね」
「五時位からね」
 王子は営業時間のお話をこれまでよりも詳しくしました。
「やってるよ」
「それで場所は何処かな」
「それはね」
 王子は場所のお話もしました、その場所も聞いてでした。
 先生はその日のお仕事の後でその屋台に行くことにしました、勿論動物の皆も一緒に行くことにしました。
 先生はこの日の講義が終わって五時になるとです。
 学校を出て皆と一緒に屋台の場所に向かいます、その時皆が言ってきました。
「さて、どんな味かな」
「楽しみだよね」
「今から」
「そうだね、実はね」
 先生も言います。 
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