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転生!DORAGONBALL THE WORLD!!

作者:山葵。
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人造人間編
  第二十二話 荒野のタッグマッチ 師弟コンビVS熟練ライバル

 
前書き
やっと人造人間/セル編に入れましたね。年が変わるまでには入れてよかったです。(と思っていた時期が私にもありました。時の流れはフシギダネ。(この前置きを書いて5週間ほどたった後に投稿になりました。何やってんだ、俺ーーーっ!!)
当初の予定では1年でこの小説を完結させるつもりでしたが、初心者には無謀でしたかね。
そもそも始めた時期が悪かったですかね?なんで忙しくなる年に始めたのか...好奇心には逆らえませんでした。というわけで進行速度ウリゴメ並みのこの小説。第二十二話、スタートです!! 

 
コルド大王が地球を侵略しに来てから半年後、俺たちがフリーザを倒してからちょうど一年後。

遠く離れた荒野の方で一瞬。サイヤ人特有の気が大きく感じられた。
その気はすぐに消えたのだが、俺はすぐに身支度をすると、家の窓から飛び出しその場所へと向かった。

ー荒野にてー

「おかしいな...フリーザの気を全く感じない。もしやもうすでに悟空さんが倒したのか?でもその悟空さんの気も感じられない。おっと、誰かこっちに来てるみたいだ。ダメもとで聞いてみるとするか。」

「すみません、そこの方...ああ、そうです。すみませんが孫悟空という方は知っておられますか?」

「悟空か、知ってるぞ。アイt..「本当ですか!!すみませんがどこにいるか教えてもらっても...」

「ちょ...ちょっと待て。一回落ち着け。」

「あっ、すみません。取り乱してしまって。」

「いや良いんだ。で、悟空に何の用だ?“トランクス”。」

「...ッ!!なぜそのことを!!誰だお前は!」

トランクスは俺に名を呼ばれるとすぐに警戒し、後ろに下がった。いつでもカウンターできるように身構えている。未来から来たのに名前を知られているんだ。そりゃ警戒するだろう。


「そんな警戒するなって...そうだ!俺の名はワサビだ。聞いたことはあるか?」

「ワサビ...そんな名前は聞いたことがない。貴様は何者だ!!悟空さんをどうした!!」

トランクスはさらにいっそう警戒を強めた。

それにしても未来には俺がZ戦士として、いないらしい。俺のことだ。どうせしぶとく生き残っとるだろうし、悟空が小さいころから一緒だからもし俺がいればブルマも何かしら言っているだろうが、そうではないということはまぁそういうことなのだろう。

「さてと...どうすれば信じてもらえるかな。」

「誰が貴様の言うことを信じるか!貴様、心臓病を患った悟空さんを殺したな!」

おっと、そう解釈されてしまったか....こうなると弁護は難しいな...
亀仙人の道着でも着てればよかったかな?
まぁよし!ぶん殴って目を覚ませよう!(サイヤ人脳)

俺は背中に刺した刀を抜いて臨戦態勢のトランクスを前に、超サイヤ人へと変身した。
この半年でよくここまでスムーズに変身でき、扱えるようになったものだ。流石俺!(とフュー)

「なっ...超サイヤ人に...」

トランクスは俺が超サイヤ人になったことに驚いている。それはそうだ。トランクスが知っている超サイヤ人に慣れる人物は悟空と未来悟飯あとは...ベジータもなれたか?まぁそんだけだからな。

「かかってこい。トランクス。」

「貴様は何か思い違いをしている...超サイヤ人に慣れるのは悟空さんや貴様だけではない。
ここにもいたということだ‼」

トランクスの薄紫の髪が金色と変化し逆立った。気のオーラは金色になり、気は先ほどとは比べ物にならないほど上がっている。

「はぁぁぁぁぁーーーっ!!!」

トランクスが気を開放してこちらに向かってくる。それを俺は一つも動かずに見ていた。
トランクスは一瞬困惑して動きを止めかけたが、すぐにスピードを上げ、俺の首筋に剣を振り下ろす。

見せてもらおうか。今の実力を。

トランクスの剣は俺の首筋に見事命中したが、その剣は脆いガラスのように砕け散ってしまった。
もちろんノーダメージだ。まあ首元に気を張っていてからっていうのもあるけどね。
生身で受けたらワンチャン首と胴がさよならしてしまうからな。

「なっ...」

剣が使えない、使えても通用しないことを悟ると、トランクスはすぐさま後ろに下がった。そして、両手を前に突き出す。

「ならば...バーニングアタッ....ッ⁉」

だが俺は呑気に叫んでるうちに一瞬で距離を詰めてトランクスの右頬に思いっきりパンチを食らわせた。

トランクスはぶっ飛ばされ、壁に激突した。

「クソッ...まさか俺の知らない超サイヤ人になれる奴がほかにもいたなんて...それになんて強さなんだ...俺はこんなところでやられるわけにはいかないんだ...」

トランクスは傷をかばいながらゆっくりと立ち上がる。流石の俺もそんな痛々しい姿を見て戦いを続けようと思うほどサイヤ人をこじらせていない。

俺は超サイヤ人を解いてトランクスに話しかけた。

「悪いな、剣を壊したうえで思いっきりぶん殴っちまって。」

トランクスは意味が分からないという表情で俺を見ながら。

「貴様の目的はなんなんだ!」と言ってきた。

「待ってくれ。そもそもお前は勘違いをしてる。俺は悟空を殺してなんかいない。それに俺は悟空の友だ....親友だ!!(明言)」

「誰がそんなことを信じれるか...悟空さんの気がこの星で感じられないのが何よりの証拠だ!」

「ああ、それに関しては...ってお前も知ってるはずなんだが...とりあえずもう一度気を探ってみろ。地球全体じゃなくて宇宙の...大体あっちの方だ。」

トランクスは思いっきり警戒しながら気を探った。すると...

「この気は...悟飯さんのにそっくりだ...ということは...‼」

「ああ、悟空は今地球に向かって戻ってきている。これで俺が敵じゃないってことは分かったか?」

「確かに悟空さんは生きているようだ...それでも何故あなたが俺のことを知っているのか。それがまだ残っています。」

「え~っと...それはだな...」

俺は僅かに悩んだが、バーダックに伝えた(勝手に解釈された)ことと同じく、

「俺は少し先の未来が視えるんだ。」と言った。

「にわかに信じがたいですが、確かにそれなら納得できる...すみません。俺の早とちりだったようです。」

「いやいいんだ。こっちこそ正当防衛とはいえいきなり殴って悪かったな。」

「...あなたは未来のことを、そして俺のことをどこまで知っているのですか?」

トランクスにこう聞かれたので俺は次から次へと話し始めた。

「まずお前は未来からきて正史...お前がいる未来で死んだ悟空の死の原因を除くために心臓病の特効薬をタイムマシンに入れてお前とともに来ただろ?そしてお前がいる未来の世界では悟空だけじゃなくベジータや天津飯、ヤムチャなどもフリーザを超える戦闘力を持った人造人間、17号18号にやられている。ピッコロも死んでいるからドラゴンボールは使えなくって、唯一生き残った悟飯も...人造人間との戦いで死んじまった。そしてお前はそんな師匠の思いを継いで人造人間と戦っていて、今やっと地球に...過去に戻ってきたってわけだな。あとは...お前がブルマとベジータの子供ってとこぐらいかな。」

「す...凄いですね。おかげで話すことが全部省けました...ですが!俺が母さんと父さんの子供ってことはまだ言わないでくださいね!!俺という存在が消えてしまいますから!」

「安心しろ口は堅い方なんだ。」

「俺の情報をほぼすべて知っていてそれをつらつらと話せる人に言われたくありませんけどね。」

「だったら交渉だ。俺がお前の情報を言わない代わりに未来視のことは秘密にしておいてくれ。それでいいか?」

「ええ、それなら。」

ドラゴンボールの世界に来てから早10年経っているが原作知識が残っていてよかったぜ...流石何度も読み漁っただけはある。まぁマニアックなことは忘れてきたのだが...歯茎?肘-タ?なんだそれ。

「まぁ後3時間もすれば悟空が来るんだ。ゆっくりしとこうぜ。ちょうど奴らも来たみたいだしな。」

俺がそういうと空からぞろぞろと人がやってきた。
先頭はベジータだ。おおよそ超サイヤ人どうしで戦っている気を読み取ってカカロットが来たのだろうとウキウキでやってきたのだろう。今はまあまあ不機嫌だ。ピンクの服が似合ってるぞ。
次にピッコロや天津飯たち。奥にはクリリンとブルマがいる。

「ワサビ、何者だそいつは。」ピッコロが訪ねてくる。

「俺が言うよりも自分で言った方が早いだろ?」

俺がトランクスに視線を向けると、トランクスは話し始めた。

「今から悟空さんを迎えに行きます。一緒に行きませんか!!」

ベジータは分かりやすくテンションが上がってたよ。よかったね。

そして3時間後。トランクスが持ってきたジュースに舌鼓をうっていると宇宙船が地球に着陸した。

「あれ?どうやってオラのことが、わかったんだ?」

我らが主人公。孫悟空が地球に帰ってきた。

そこから先はトントン拍子で進んでいった。
悟空がトランクスと話し始め、一度こちらの方を見てびっくりした後、話が終わったのかこっちに戻ってきた。トランクスは遠くに行っていたから未来に戻るようだ。

そして耳のいいピッコロに会話を聞かれていた悟空はトランクスの秘密(主に存在がきえること)を隠しながら、俺たちに伝えた。

トランクスが悟空に伝えたことは、今から3年後に2人の人造人間という敵が地球に現れるということだった。

そっからは悟空にベジータが質問し始めた。

「教えろ。貴様ナメック星でどうやって生き延びた。」

「ああ、オラも記憶があいまいだけんど、確かワサビとオラの父ちゃんが玉ころみたいな宇宙船に入れてくれたんじゃねぇかな。なぁ?ワサビ。」

悟空に呼ばれたので俺は前に出てきた。

「ああ、そうだ。宇宙船が一つしかなかったから俺らはお前を入れて宇宙船を発射させた。」

「あんときはありがとな。おめぇもなんだかんだで生きれてるみてぇだし。それにオラの父ちゃんも地球に帰る途中で地球から宇宙船に乗ってどっかに行く父ちゃんの気も感じたからな。みんな生きててよかったぞ。」

「ちょっと待って孫君‼そのあなたがいうお父さんって...」

「ああ、バーダックのことだ。」

『えええ~~~~っっ!!!』

「バーダックだと?」

ベジータが反応した。

「奴は下級戦士にしては戦闘力が高かった。それこそ俺の親父に追いつくぐらいにはな。なるほど
...通りで...」

「確かにあんた達にてるなぁと思ってたのよ!でもまさかお父さんだったなんて...」

「ふん...サイヤ人の下級戦士は顔がほとんど同じになる。まぁ、サイヤ人の無駄に妙に甘いところはそっくりだがな。」

「で、その後によ。ヤードラット星っていうところになぜかついちまってよ。」

「なるほど、ギニュー特戦隊の奴らがそこにセットしておいたんだろう。貴様のことだ。ヤードラット星に行って何もせずに帰ってきたわけはないだろう?」

「へへ、当ったり~瞬間移動ちゅう技ができるようになったぞ。」

「お父さんも瞬間移動ができるようになったんですね!」

「ん?悟飯。オラもってどういうことだ?」

「ああ、ワサビさんも瞬間移動ができるんですよ。」

「どっひゃー!!おめぇいつの間にヤードラット星に行ってたんだ?」

「いや、ヤードラット星に行ってたわけじゃないんだが...」

「そもそもお前はどこから帰ってきたんだよ。いきなり宇宙船も無しに現れて。」

「あれ?言ってなかったっけ?」

「言ってないわよ。まったく、こういうところはアンタもサイヤ人(蔑称)よね。」

「えっとな...確か悟空を送った後、星が爆発するまでバーダックと戦っていて、星が爆発して、その後目が覚めたらフューっていう研究者?が、俺を別の星に送ったみたいで、そこでクウラていうフリーザの兄を何とか超サイヤ人になったりして倒して、それでフューがお礼とか言って気を滅茶苦茶扱えれるようにしてから地球に送ってきてくれたな。」

「フューか。聞いたことがない。」

「なるほどな。だからあの時地球で超サイヤ人の気を2つも感じたのか。」

「よし、では3年後に現地で集合しよう。3年後のいつにどこへ行けばいいんだ?」

「3年後の5月12日、午前十時ごろ。南の都の南西9キロ地点にある島だ。」

「そうか、ではその少し前にそこにいよう。」

「じゃ、三年後の...その場所で!!」

そういうと天津飯は空を飛んで行った。それに合わせてヤムチャ、ベジータもそれぞれ別の方へと別れていった。

「じゃ、悟飯。オラたちも家に帰るか。」

「はい!お父さん。ワサビさんも来ますか?」

「そうだな、悟空と手合わせしたいっていうのもあるしな。」

「おっ!いいじゃねぇか。オラも超サイヤ人になってから強ええやつと戦えねぇで体が鈍っちまってるからな。ピッコロ。おめぇも来るか?」

「そうしよう。俺も修行の成果を試したいと思っていたところだ。」

「じゃあ決まりだな。じゃ、帰ぇるか。」

そうして俺たちは悟空の家へと向かった。

「悟空と悟飯がチチにあいさつしてから修行に行くらしいので、俺とピッコロは悟空の家の前で待っていた。」

家からはチチさんの嬉しそうな声がする。ちゃんと悟空は薬を忘れない場所に置いただろうか...あんだけ口酸っぱくしていったんだから大丈夫だろ!!(楽観的)

暫くして悟空達が家から出てきた。

「おっ、待っててくれたんか。サンキューな。いや~てっきりチチは悟飯を戦わすのを反対するかと思ったけど案外許してくれてびっくりしたぞ。」

「毎日勉強しないといけないけどね。」

「それに、ワサビ。おめぇが毎日悟飯を鍛えてくれてたんだろ?ありがとな。」

「いや、俺がしたいようにしただけだ。あとお前、悟飯の今の力を見たら多分びっくりすると思うぞ。」

「ほんとか?いや~楽しみだな~!!」

そうして俺たちは昔、悟飯とピッコロが修行をしていた場所までやってきた。

「よし、それじゃちょうど4人いることだし2対2でやるとするか!」

「チーム分けはどうするんだ?」

「オラはみんなと戦いてぇんだけどな...」

「僕、お父さんと戦いたいです!!」

「そっか。じゃあオラと悟飯を分けて...」

「じゃあ俺が悟飯とおなじチームにいこうか。」

「それじゃおらはピッコロとだな。よろしくな。ピッコロ!!」

「俺も孫、貴様と戦いたかったのだが...」

「まぁいいじゃねぇか、別に次にチーム変えて戦えばいいしな。」

「それもそうだな。」

「よし。じゃぁいきなりみんな全力で戦おうぜ!!」

そうして俺たちは自分の中の力を引き出し始めた。

ピッコロは重いターバンとマントを脱ぎ捨てると、気を一瞬静めて、そこから爆発的に開放した。

俺と悟空は超サイヤ人へと変身した。けっこうこの変身にも慣れてきた。悟空もヤードラット星で修業をしたのだから超サイヤ人に怒りの力を使わずともなれるようになっている。
現に始め覚醒したときにあった。圧倒的な威圧感が放たれていない。まぁ俺は初期超サイヤ人も好き...というか大分好きだけどな。
俺か?もともと地球人のペーペーだからサイヤ人にしてはS細胞が多かったんじゃないか?悟天やトランクスみたいに。

話がずれたな。そして最後に悟飯。こいつはこの1年弱で本当に強くなった。
見せてやれ、お前の父親に。お前の力を!!

「はぁぁぁぁぁぁーーーーーっっ!!!!」

周りの気が悟飯に吸い寄せられるほどの竜巻が悟飯を中心に渦巻く。
悟飯の気は美しい金色に変わりそれにともなり気の色も金色に染まる。

「まさか...悟飯!おめぇ!!」

悟飯の髪は逆立ち、目元は碧色に、そして父親や祖父のような戦士のような目をしていた。

悟空の表情からは喜びしか読み取れない。完全にワクワクしている。

悟飯もついになれるようになったのだ。伝説の戦士、超サイヤ人に!!

このことを知っている俺とピッコロ、そして悟飯はニヤニヤしながら悟空を見ている。

「まさか、オラが死に物狂いで手に入れた超サイヤ人を悟飯も手に入れてたとはな...驚いたぜ。
修行、頑張ったんだな。悟飯。」

「はい!」

悟飯も悟空に褒められて嬉しそうだ。

「オラもう我慢できねぇ!戦いたくってうずうずしてんだ!行くぞ!!」

悟空が早速動き始めた。きっとピッコロは悟空に合わせて援護に回るだろう。
悟飯も悟空と戦いたかったみたいだし、ここは譲ってやるか。

俺は突っ込んできた悟空には目もくれず、奥のピッコロに突っ込んでいった。
悟飯は察したのか悟空と戦うことにしたようだ。

「悟飯が相手してくれんだな‼おめぇの実力見せてみろ!」

「はい!お父さん。全力で行きます!」

「ピッコロ、俺の相手をしてもらおうか。」

「ふん...こいつは厳しい戦いになりそうだ。」

ピッコロは何といっても腕がダルシムのように伸びるからな。打撃のリーチに注意しねぇとな。
、と思っていたら早速腕を伸ばしてきた。

グネグネとうねりながら近づいてくる腕の合間を縫って一気に近づいた。
しかしピッコロは伸ばした腕をすぐさま戻し、目の前で腹を抱え込むポーズをした。

「チッ...しまった!」思わず声が出る。完全に陽動されてしまった。
こういうところがあるから侮れないんだ。

そしてピッコロが身体全体を広げると同時に、巨大な爆発が巻き起こった。

咄嗟の判断でエネルギーフィールドを展開したが、爆発の威力はあまりにも大きく、緑色の壁はガラスのように砕け散った。当然俺もノーダメージでは済まなかった。

だが逆に今はチャンスではないか?爆発の煙で相手は俺のことが見えていないはずだ。
俺は煙の中を突っ切りピッコロに迫る。そして拳を突き出した。が、気をしっかりと読まれていたようで躱されてしまった。これ以上は不利だと判断した俺は、大したダメージはないが大量の気弾をばら撒き、後ろに距離をとる。ピッコロも距離をとった。

気弾が何発か当たったのでダメージ的にはイーブンだろう。

「俺としてはいきなりダウンにもっていくつもりだったんだがな、ここまで耐えられるとは..正直お前の事を舐めていたみたいだ。」

「俺も同じ気持ちだ。こりゃ本気でやらねぇと足元救われるな。」

読みあいの多い技巧派的な俺たちの戦いとは反対に、悟空と悟飯はゴリゴリの肉弾戦で戦っていた。

空中で二人は何度も拳を交える。その姿はさながらドラゴンボールのようで...ってドラゴンボールだったわ。

そのさなかで悟飯が仕掛けた。体制を低くし悟空へ右足を突き出す。
悟飯はまだ身長が低いので躱すのも難しいだろう。

しかし悟空はその蹴りを右腕の横凪で受け流し、そのまま一回転した悟飯の両腕を掴んで、ジャイアントスリングで投げ飛ばした。更に悟空は吹き飛ばされた悟飯を追いかける。

悟飯は吹っ飛ぶ体の体制を空中で整え、両腕を悟空の方に突き出し気功波を放った。
しかし、悟空はその気功波に真正面から突っ込んでいく。困惑する悟飯を横目に、悟空は両手に気弾を作り悟飯の気功波を相殺して突き進んだ。

悟飯は驚いた表情をしながら飛んでくる悟空を見ていたが、顔を左右に振り決意をすると、空中を蹴り、悟空へ頭から突撃していった。

悟飯の頭は悟空の拳の下を潜り抜けてみぞおちの上あたりに当たった。

悟空は急所付近に当たった攻撃に苦しむが、何とか耐え、悟飯の腕を掴んで片手で投げ飛ばす。
そしてさらに追撃に向かうが、悟飯は飛んだ先にあった岩の影を足場にして右側に飛び上がり、
そこからまた打撃戦へと入っていった。

戦況でいえば悟空の方が有利だろう。まだ息が上がってない悟空に対して悟飯は多少だが息が上がっている。流石にまだ子供であるからスタミナは仕上がっていない。まぁブチぎれて潜在能力を引き出せればそんなもん関係ないけどな。

「戦いの最中によそ見とはいい身分だな‼」

俺が余りにも悟空達の方を見ていたのでピッコロが痺れを切らして突っ込んできた。

それに合わせて俺もピッコロに突っ込んでいく。

...ったく。今いいところだったのによ。俺は自分で戦うのも好きだが見るのも好きなんだよ!!
そんなことも言ってられないので俺はピッコロに近づき、奴より先に拳を前に突き出した。
先手必勝!俺の拳はピッコロの胴に当たり、ピッコロは口から痰を吐いた。
しかしピッコロは少し口角を上げると、左腕を伸ばして俺の体全体を巻き付けた。

「ふん、流石のお前もこれは読めていなかったみたいだな。」

ピッコロは不敵に笑うと腕をさらに伸ばして後ろに下がり、俺との距離を取った。

そして右手を額に当てると気を溜め始めた。

まずい!俺は必死にもがいたが締め付ける腕は強まるばかりで逃げること、さらには動くことさえできなくなった。瞬間移動を試みようとも、腕が封じられて動かせないし、できたとしてもピッコロごと動いてしまうので意味がない。

「もう手はないようだな。超サイヤ人にもなれないか。」

ピッコロがそういった。俺はこの時点で超サイヤ人になっていなかった。
髪色は元の黒に戻り、気も金色に放っていない。

「一撃で終わらせてやろう。覚悟はいいか?」

ピッコロがそう聞いたとき、悟空と悟飯の戦いも佳境に入っていた。

悟飯の放つ拳は悟空にほぼ全て受け止められ、悟空の放つ拳は大半が悟飯に命中していた。
悟飯の体は結構なダメージを受けており、悟空はほぼ無傷。悟飯の放つ攻撃は時々相手をヒヤッとさせるが、悟空はそれすらもあれでいて冷静に対処していた。

悟空の蹴りが悟飯に当たり、斜め下に悟飯は落ちた。
悟飯は膝をついて息を荒げている。

悟空は一瞬、躊躇ったが、意を決めると腰に両手を当て、気を溜め始めた。

悟空ももちろん本気ではないが、あれに当たれば戦闘不能になるだろう。
そんな中、悟飯はダメージが大きく空に浮かぶ父の姿を眺めているしかできなかった。
半ばあきらめていたとき、悟空の声が響き渡る。

「悟飯‼おめぇも戦士なら!最後まで戦って見せろ!おめぇにとって悔いの残らないようにできるのは、悟飯。おめぇ自身だ!」

悟空の叫びに悟飯はゆっくりと立ち上がった。その背中にはもう諦めも甘えも見られなかった。

「悟飯、行くぞ‼」

広く広大な荒野の中で、2つの戦いの声が大きく響き渡る。

空「か~め~は~め~.....波!!」 / ピ「魔閃光!!」

ピッコロが放った魔閃光はワサビに向かって突き進む。そして着弾する瞬間。
ワサビは気を爆発的に解放して超サイヤ人に再びなった。荒れ狂う気のオーラにピッコロの校則がほどけると、左手の二本指を額に当て、瞬間移動でピッコロの背後に回る。
焦ってピッコロが後ろを振り向くが、もう遅い。俺は右腕を振りかぶってピッコロを殴り飛ばした。

そして悟飯。立ち上がれたのはいいものの、悟空のかめはめ波相手ではフルパワーを放って相殺できれば万々歳、というぐらいだ。

そう立ち止まっているうちに悟空のかめはめ波が放たれた。

かめはめ波は地上の地面を気圧だけでえぐり取りながら突き進む。

現時点で受け止めれる奴なんて全然いないだろう。受け止めれても致命傷ギリギリにはなる。
それほどのエネルギー波が悟飯を襲う。

もう考えている暇はない。悟飯は足に力を籠め、大きく飛び上がった。
かめはめ波を飛び越し、空中に出る。悟空を見るとかめはめ波を撃ち続けているので隙だらけだ。

そしてもう一度、荒野に二つの声が響き渡る。

飯「魔閃光!!」 /ワ シュン...「かめはめ.....波ァァァァァァ!!!!!!」

悟飯の魔閃光は悟空の見上げる先から襲ってきた。かめはめ波を打ち止めてすぐ。逃げる暇もなく悟空にそれは着弾する。地上で巨大な爆発が起こり、煙が巻き起こった。

ピッコロはというと、俺に殴り飛ばされてから大きな反撃を避けようと、空中を飛び回っていた。
あそこまで俊敏に逃げられると対処は難しいが、手がないわけではない。

俺は素早く手を合わせ気を溜める。そして相手が認識をする前に瞬間移動をしてピッコロの目の前...には行けなかったが、一直線上にまで移動した。

「何ッ⁉」

ピッコロは叫び、さらに必死に逃げようとした。しかしここで不運な事故が重なってしまう。

ピッコロがかめはめ波を避けるためにこちらを見ながら逃げていて、緊迫状態により、気を読むのがおろそかになっていたために、空中で魔閃光を撃っていた悟飯と体がぶつかった。

ピッコロは衝撃で足を止められ、そこにかめはめ波が飛来する。
ピッコロはダメージを極力減らそうと体を動かしたが、それでも左腕を持っていくぐらいにはダメージを与えた。

ピッコロは先がない左腕の付け根をかばいながら悟空の元まで引き下がった。

「大丈夫か?ピッコロ?」

「くっ...ぐぁぁぁぁぁぁっっ!!!!」

ピッコロが悶絶し、咆哮を上げるとナメック星人の特性で腕を生やした。

「ああ...何とかな。...孫。俺が気を溜めるまで一人であいつらを相手してくれ。後は俺が二人とも貫いてやる。」

「...なるほどな。ああ、分かった。オラに任せろ。」

ピッコロは後ろに下がって岩山に立つと右手を額に近づけ気を溜め始めた。

「悟飯。今度は俺が悟空の相手をする。そのうちにピッコロが気を溜める邪魔をしてくれ。」

「はい、分かりました!」

「そうはさせねぇぞ。...さぁ、来い!!」

俺はその瞬間地を蹴って悟空に殴り掛かりに行った。
悟空は俺の拳を掴みみニヤリと口角を上げた。

その頭上を悟飯がピッコロの方めがけて飛んでいった。

悟空は俺に蹴りを放ち俺が回避しようと腕を引いた瞬間、瞬間移動で悟飯の前に行き進路を遮った。

「しまった...!」

悟飯が呟くが、逃げるには時間がない。悟空が地面へと叩き落とした。

幸いダメージがあまりなかったようで、地面に向かって手を伸ばし、バク転して衝撃をやわらげれたようだ。

「あれが溜まりきる前に決着をつけねぇとな。」

俺は立つ姿勢を変え、全身に力を入れた。

そして気で身体を四つに増やす。

「おっ!あれは確か...天津飯の技か!」

「だとしたらオラ相手に使うのは間違いだぞ。その技はもう見切っちゃってるもんね~!」

『だったら試してみるか?....』

「ああ!まとめてかかってこい。」

『...そうか、行くぞ‼』

そうして俺たち全員が悟空に向かって猛攻を浴びせる。生憎とすべての攻撃が防がれ、又は躱されているが正直問題はない。

少しでも悟飯が動ける時間を作り出すのが俺の役目だ。

四身の拳の弱点としてパワーとスピードが4分の1になってしまうという弱点がある。
この弱点のせいでこの技でトドメを指すというのは難しいが、足止めにおいては無類の強さを誇るといってもいい。

現に今、悟空を4人で挟み撃ちして足止めできているからな。

もし一人が掴まれても、他の一人が悟空にダメージを与えられる。

「頭がガラ空きだぜ‼」

悟空の真上から気功波を浴びせる。拘束をやめる程度のダメージだが、うっとおしいことこの上ないだろう。

ここで悟空がとる行動は単体撃破を狙うことだろう。天津飯の時はそうして倒した。

なので俺はあくまで隙を見せたように一人を孤立させる。もちろんピッコロのいる方とは真逆に、

さすれば隙を見せたと思って悟空が猛スピードで近づいてきた。

俺自身のスピードは4分の1になっているのでこうなれば逃げることは出来ない。
体力も落ちているので本気で殴られればこの分身を一体失ってしまうだろう。

ってさっきから思考尽くしだな、こんなんだとウィスさんに叱られるぞ...まぁいいか今まだいないし。
知恵熱が出そうなほど考え込んでいるが、頭はまだまだ回転していく。

こうやって策を考え抜いて決まると最高にハイになるのはサイヤ人以前に人間の性なんだろうなぁ‼

俺は瞬間移動で悟空の背後に回り、腹部を両腕で掴んでジャーマンスープレックスをして悟空を地面にたたきつけた。そしてすぐさま立ち上がり叫ぶ。『悟飯‼今だ!やれーーっ!!!』

俺の声が聞こえたとたん、悟飯は走り出した。地を蹴り、壁を蹴り、その速さはどんどん速くなっていき、ピッコロの目の前まで到達した。

そして悟飯が拳を伸ばすが、ピッコロはそれを間一髪、飛び上がって躱した。

それでも悟飯はもう一度ピッコロに近づく。今度は飛び上がられないように頭上からしかけた。

だがピッコロは空いている左手から地面に向かって気弾を放ち、煙を巻き上げてから左腕を伸ばして悟飯を追いはらった。

その次、今度は悟飯は真正面から突っ込んでいった。しかしただ単純に突っ込むのではない。
速さが違った。今この場にいる誰よりも速く、決死の思いで悟飯は突撃をする。
スタミナ的にもこれが最後の一勝負になるだろう。

それに対してピッコロは超能力で近くにあった岩を固めて投げ飛ばした。

それを悟飯は大きく飛び上がり躱す。

「上空に逃げたな‼これなら身動きも取れないだろう。波ぁぁぁっっ!!!」

ピッコロは左手から悟飯目掛けて気功波を放つ。

だが悟飯は空中から急降下して地面に降り立ち、地面を一直線に突っ走りピッコロの目の前にまで来た。

「なッ...!?」

そして悟飯は拳を握りしめピッコロに向かってアッパーをかました。

その拳はピッコロの腹部まで行き、身体を貫いた。
貫かれた身体は泡のように消え、その場から無くなった。

「どうして...?ハァ...ハァ...いったいどこに...⁉」

悟飯が顔を上げてみた光景は右手に気を溜めているピッコロが自分を四方八方囲っているというものだった。

悟飯は残像だということに気づき、目の前に横なぎの気功波を放った。目の前の残像こそ消えたものの、いちいちこうやっているとキリがない。

悟飯は目をつぶり一度深呼吸をした。

ピッコロは悟飯が動かなくなったのを見ると悟空に呼び掛けた。

「おい、孫!こいつは俺がなんとかしてやる。そのうちにワサビを何とかしろ!!」

「ああ、任してくれ!」

『簡単にはやられねぇぞ?』

「ああ、分かってる。四身の拳の弱点を瞬間移動で補うとはな。オラには思いつかなかったぞ。
おめぇやっぱすげぇな。」

「でもオラも負けねぇぞ。言っといてやる。その技はもうおらには通用しねぇ。」

『ふん、やってみねぇとわからねぇ、だろ?』

「へへっ...どうだろうな?」

悟空は一直線に俺たちに突っ込んできた。

再び構図は4対1となる。

悟空が攻撃してきたやつを囮に多方向から攻撃をする。さっきと何一つ変わってないが悟空はどうするつもりなのだろうか。

もう一度悟空が隙を見せた。いつもより気が抜けているというか...被弾が多いというか,,,疑問こそあったものの、ダメージを稼げるなら越したことないと俺はその隙を狩りに行った。

「....ッ‼だぁぁぁぁぁぁ!!!!」

悟空が雄たけびを上げ、気を解放する。その衝撃で周りにいた俺たちは四方に吹き飛ばされた。

先程のものが演技ときずいた瞬間、悟空が一人の俺に突っ込んできて、両腕を掴みぶんぶんと回し始めた。こうなってしまっては逃げることは出来ない。

“俺”はもう一人の"俺"の所まで投げ飛ばされた。そして悟空が叫ぶ。

「かめはめ...波ぁぁぁぁーーーっっっ!!!!」

悟空が放ったかめはめ波で俺の分身が一気に2人も消えてしまった。

それだけでは終わりはしない。悟空は瞬間移動をしてまた一人の俺に近づいて殴り飛ばし、そいつも〆の気功波で倒されてしまった。

「ほら言っただろ?形勢逆転しちまったな。」

「確かに...ハァ...そうだな。」

ちらと横に目を向けると悟飯も動くことができていない。
俺も四身の拳2つ目のデメリット、分身をすべて壊されると気も4分の1になるというものをくらってしまった。超サイヤ人を維持する気力もない。

その時、悟飯と目が合った。悟飯は俺を一瞬見て、再びピッコロの方へと向き直った。

「僕が...僕がやらなきゃ....!!」

悟飯が立ち上がる。ただ一つの目的の為に。

悟飯は地を蹴りピッコロに向かって飛んで行った。

身長・体重でここまで長期まで戦えるのはサイヤ人と言っても凄い。

なんせ大人のオリンピックに子供が出ているようなもんだから。それも基準が惑星破壊レベルの。

でもな、悟飯。もう超サイヤ人も切れているんだ。そして...ピッコロの気もほとんど溜まっている。

ピッコロが冷や汗を流し、叫ぶ。

「覚悟はいいか....?待たせたな。」

悟飯は必死に腕を伸ばすがその腕はピッコロには届かない。

そして、そして、その言葉が発せられる。

別にピッコロが悟飯を殺すつもりじゃないことも分かっている。俺が仙豆を持っていることも事前にみんなに話している。

でもな、悟飯に...

「俺の弟子が立ってんのに俺がへばってるわけにはいかねぇよな‼」

これはあくまで組手だ。死闘では無い。それでも全力を尽くしてしまうのが俺たちサイヤ人だ。そしてその結果がこれだ。

馬鹿らしいよな?でも俺はそれに憧れてたんだよ!!

ピッコロが悟飯に指先を向ける。

「魔貫光殺法ーーーーーーーーっっっ!!!!」

その光線は悟飯の足元を狙い突き進む。あらゆる盾を突き破る勢いでその光は前進した。

悟飯の額から大量の汗が流れる。先ほどの勢いのせいでもはや直進以外はする方法がない。

気功波で相殺しようにもそんな気はもう持ち合わせていない。

「ッ...。」

悟飯は目を瞑った。

「チッ....だぁぁぁぁぁぁぁーーーーっっっ!!!!」シュィン‼

そして、コンマ数秒。悟飯の後ろに俺が現れて、悟飯を横に殴り飛ばした。

それからすぐ、その光線は俺の左脇腹を貫いた。

想像をも絶する痛みが俺を襲う。身体の中に棘棍棒を差し込まれているような、そんな痛み。

だが、これでやられるわけにはいかない。せめて相打ちにまで持っていければ。いや、絶対持って行ってやる。俺は根性で足に力を籠め踏ん張り、その魔貫光殺法を耐え抜いた。

「ピッコロ、お返しに特大の物くれてやる。」

もう超サイヤ人になる気は残っていない。それでも今出せる全力を尽くしてやろう。

「4倍界王拳 かめはめ波だァァァァァァーーーーーッッッ!!!!!!」

紅と蒼が混ざった気功波はピッコロの身体を覆いつくす。それでころではない。その気功波はピッコロの身体を押し出して、数十M離れた先で巨大な爆発を起こした。

「ハァ.......だ...スゥーーーッ。今だ!!!!悟飯。悟空に一発かましてやれ!!!!」

その言葉を放ったのち、俺はその場に倒れた。

悟飯が雄たけびを上げ、気を高めたことだけを理解すると、そこから先は目の前が真っ暗になり、意識を失った。




黒い視界の中で何かが口に押し込められた。

「仙豆だ、食え。」

...ポリッ 低い声でそう言われた俺は仙豆を噛んで飲み込むと、ゆっくりと立ち上がった。

「おい、直ぐにそんな動くな。2個しかない仙豆を4つに分けたんだ。効果も薄れている。」

「...そっか。助かったぜピッコロ。」

「ふん、礼などいらん。」

「おっ、ワサビ。起きたんか?」

「ああ。随分と長く寝ちまったな。」

「まぁいいじゃねぇか。それだけ全力で戦えたちゅうことだしな。オラも久しぶりに体が動かせて楽しかったぞ。まぁ、今回はオラたちの勝ちだけんどなぁ~」

「すみません、ワサビさん。あと一歩の所で意識を失ってしまって...」

聞くと最後はお互いに一撃を入れてぶっ倒れ、何とか悟空が立ち上がったらしい。

「いや、気にするな。俺も修行が足りなかった。...次は勝とうぜ?」

「...ハイ‼」

<ぐぎゅるるる~

「...。」

「悪ぃ、オラ腹減っちまった‼」

「そうだな、帰るか。」「僕もおなかすきました。」

「どうする?ワサビ、オラん家で飯食ってくか?」

「じゃあ、お言葉に甘えさせてもらおうかな。お前と飯食うのも久しぶりだし。」

「じゃあ決まりだな。」

「ピッコロさんも来ませんか?」

「...いや、俺はいい。そもそも俺は水しか飲まないしな。」

「そうですか...シュン」

「...ふん、たまには稽古をつけにきてやる。それまでにでも力を磨いておけ!」

「はい!分かりました!」

「...相変わらず素直じゃねぇんだから。」

「よし、じゃあオラの家まで競争でもすっか‼」バビューン!!

「あっ!!待てズルいぞ!」 「待ってください、お父さーん!!」




「さて、それじゃ悟空さの、帰宅を祝して、カンパーイ!!」


今日も地球は平和なのであった。 
 

 
後書き
うーん...結局2月に入ってしまった....

やっと、次から20号の出番です。
このフリーザ編が終わってからのこの半年でセルとかもう化け物になってんじゃねぇのか⁉
どんなふうにって言うと...ベリーメロン!!て叫びながらスーツ着て会社で働いてるとか...?
んなわけないですね。頭もいかれちまったか。

※トランクス
過去に来て初めて会うのがワサビに。未来から来たのに自分のことをほとんど知っている奴がいたら怖いですよね。

トランクス「俺は20年後の未来から来た未来人だ。」
ワサビ「約40年後の別次元から来た地球人だ。」

・悟飯 なんとここで超サイヤ人に覚醒。ワサビは絶望の未来になったときに後釜を育てていたみたいだが、トランクスが来たことにより安心。それでも修業は続けていたみたいである日ワサビが悟飯を怒らせたときに覚醒してしまった。なんで怒らしたのかって...?それはもう、俺の口からは言えないよ...ただ一つ、アイツの大切なものは壊しちゃいけないってことはわかったよ。
(後ろに悟飯の魔道服と洗濯機)
後でチチさんに二人とも叱られましたとさ。

私事ですが、今から1か月、最高2か月は今後にかかわる大切な用事があるため、投稿ができません。この話もこれを伝えるために急ピッチで書き上げました。
春になったらまたお会いしましょう。それではノシ 
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