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ドリトル先生とラーメン

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第六幕その三

「日本のラーメンは日本の料理だから味はね」
「日本の味だね」
「それぞれの地域に名物のラーメンがあっても」
「それでもよね」
「やっぱり日本のお料理で」
「日本の味だね」
「だからお醤油を入れて」
 この調味料をというのです。
「その味が強いことが多いよ」
「日本っていうとお醤油なんだよね」
 ホワイティがまさにと言いました。
「お料理については」
「というかお醤油がないとね」
「日本のお料理って成り立たないわよね」
 チープサイドの家族も言います。
「お塩やお味噌やお砂糖もあるけれど」
「まずはお醤油だね」
「本当に何でも使っていて」
 トートーもお醤油について言います。
「お刺身でも欠かせないよ」
「もうお醤油があったら」
 それでとです、ジップも言いました。
「それだけで何とかなる位なんだよね日本のお料理って」
「それでラーメンでも使ってるんだよね」
「お醤油をね」
 オシツオサレツも言うことでした。
「塩ラーメンや味噌ラーメンもあるけれど」
「やっぱりメインはお醤油だね」
「お陰で日本人といえばね」
 ガブガブは言いました。
「お醤油の匂いがする位だから」
「それぞれの国でよく使うお料理があって」
 チーチーは言いました。
「日本だと断然お醤油なんだよ」
「昔はお醤油使わなかったそうだけれど」
 ポリネシアはやや首を傾げさせて言いました。
「平安時代とか鎌倉時代とか」
「もう想像出来ないよ」
 それこそと言ったダブダブでした。
「どんなものか」
「当時のお料理再現してたけれど」
 それでもとです、老馬は言うのでした。
「今と全然違うしね」
「そう、僕達は奈良県で奈良時代のお料理を食べたね」
 先生は皆にこのお料理のことからお話しました。
「そうだったね」
「そうするとね」
「全然だったね」
「今の日本料理と違ったよ」
「特に和食とは」
「お醤油もね」
 この調味料もというのです。
「使っていても今のとは違うね」
「魚醤だね」
「しょっつるともナムプラーともいう」
「今のお醤油とは違うのよね」
「大豆を使ったそれとは」
「だからだよ」
 その為にというのです。
「今のものとは違うよ、江戸時代からね」
「和食が完成したんだよね」
「大体」
「お醤油が普及して」
「大豆のお醤油が」
「お味噌とかも」
「食材もね」
 こちらもというのです。
「江戸時代からだよ」
「今僕達が普通に食べている様なものが揃って」
「それで普及して」
「定着して」
「それで食べられているね」
「そうなっているから」
 だからだというのです。 
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