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ドリトル先生とラーメン

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第五幕その六

「イギリスにもないからね」
「ラーメンはね」
「カレーはあるけれどね」
 こちらはというのです。
「けれどね」
「うん、カレーもね」
「日本程種類ないしね」
「日本のカレーは独自進化がね」
「物凄いからね」
「だから別だよ」
 イギリスのカレーとはというのです。
「本当にね」
「そうだよね」
「それでラーメンは」
 このお料理にお話を戻しました。
「日本に入ってね」
「物凄く独特の進化を果たしたね」
「そうだよ、そしてね」
 そのうえでというのです。
「今日食べて確かめたみたいに」
「ご当地ラーメンがね」
「沢山あるんだよ」
「そうだね」
「あの通りね、しかしね」
 先生は考えるお顔になってこんなことも言いました。
「奈良県は天理ラーメンだったけれど」
「あのラーメンも美味しかったですね」
 今度はトミーが応えました。
「独特の殻さがあって」
「そうだね」
「はい、それでもですね」
「うん、天理市といえばね」
 奈良県のです。
「かなり独特な街で」
「天理教の街ですね」
「もう天理市といえば」
 まさにというのです。
「天理教という位だよ」
「あの宗教の本拠地ですね」
「おぢばと言われてね」
「そうでしたね」
「うちの学園ひいては八条グループを経営している八条家の方々は天理教の信者さんなんだよね」
 先生はこのことも言いました。
「八条町にある八条分教会のね」
「あの大きな教会ですね」
「あの教会は奥華っていう大教会の系列にあるんだ」
「大阪の八尾市にありますね」
「そう、天理教の本部の下に沢山の大教会があって」
「奥華はそのうちの一つで」
「それでね」
 そのうえでというのです。
「八条分教会はね」
「奥華大教会の系列で」
「八条家の方々はね」
 八条大学のある八条学園そして学園を経営している八条グループを動かしている人達はというのです。
「あの教会の信者さんで」
「八条大学もですね」
「天理教と縁が深いんだ」
「そうですね」
「勿論信仰は自由だけれど」 
 それでもというのです。
「宗教学部では天理教も学べてね」
「特別に天理教の教会長さんとかになれる課程もありますね」
「仏教の各宗派、神道、カトリックやプロテスタントの聖職者になれる課程もあって」
「天理教もですね」
「イスラムの法学者になれる課程もあるしね」
「宗教学部はそうなっていて」
「学園の中には」
 敷地内にはというのです。 
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