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ドリトル先生とラーメン

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第五幕その二

「白いスープね」
「そこにかつおだしの香りもするわね」
 こう言ったのはガブガブでした。
「独特の味わいがするスープね」
「麺は柔らかい感じで縮れてるね」
 ジップは麺を見ました。
「このスープに合ってるかな」
「このラーメンもいいね」
 しみじみとです、チーチーは思いました。
「美味しいよ」
「こうしたラーメンもあるんだね」
 ダブダブも言います。
「成程ね」
「いや、愛知県というと名古屋だけれど」
 それでもと言うホワイティでした。
「名古屋名物になるのかな」
「そうだね」 
 トートーはホワイティの言葉に頷きました。
「実際名古屋にも沢山お店があるみたいだし」
「名古屋ってきしめんや味噌煮込みうどんのイメージだけれど」
 老馬はこうしたお料理を思い出しました。
「ラーメンはこうしたものなんだね」
「いや、先生美味しそうに食べてるね」
「そうね」
 チープサイドの家族は先生を見てお話します。
「すがきやさんのラーメンを」
「そうだよね」
「実際に美味しいんだね」
「このラーメンも」
 オシツオサレツは二つの頭でお話しました。
「いや、これが名古屋のラーメンって」
「中々面白いね」
「うん、このラーメンも美味しいよ」
 実際にと言う先生でした、それも笑顔で。
「早速そうしたラーメンに巡り会えたよ」
「先生、こっちのラーメンも美味しいですよ」
 トミーは北海道の味噌ラーメンを食べつつ言ってきました。
「前に召し上がられたと思いますけれど」
「北海道に行った時にね」
「そうでしたね」
「それじゃあ次はね」 
 笑顔で応えた先生でした。
「その味噌ラーメンをね」
「いただきますね」
「そうさせてもらうよ」
 是非にというのでした。
「本当にね」
「それでは」
 トミーも頷きました、そして先生は二杯目は実際に北海道の味噌ラーメンをいただきました。そして三杯目は。
「奈良県のラーメンだね」
「天理ラーメンだよ」
「そうだね」
「このラーメンはね」
 王子に食べながらお話しました。
「辛いんだよね」
「そうだね」
「唐辛子を使ってね」
 そうしてというのです。
「辛くしていてお野菜を沢山入れて」
「お肉も入ってるね」
「そしてね」
 そのうえでというのです。
「スープもね」
「辛いね」
「そして麺は縮れているよ」
「辛さをよく味わえるね」
「そうなんだ」
 そうしたラーメンだというのですう。
「だからね」
「それでだね」
「そう、このラーメンもね」
「美味しいね」
「そうなんだ」
 こう言うのでした。 
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