| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

最後の音をあげよ。空母信濃。

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
次ページ > 目次
 

第二話 保護?

提督「ここが鎮守府だよ。」
信濃「中小鎮守府の割には大きいですね。」
提督「帝国海軍からの譲りもんだからね。」
信濃「どういうことです?」
提督「この鎮守府は譲り受けたものなんだたよ。」
信濃「道理で。」
提督「取り敢えず入りな。」
信濃「」キィィイ
提督「行くよ。」
信濃「ところで、この鎮守府には何人艦娘がいるんですか?」
提督「5人かなー」
信濃「まぁ、そのくらい。」
提督「そうだね。取り敢えず、まず大本営に連絡しないと。」
ガタガタガタガタ
信濃「横引きドアなんですかこれ…」
提督「一応構造は最新鋭だからね…」
信濃「そういうの、嫌いじゃない。」
提督「今艦娘はみんな休んでるかぁ」
信濃「おきてるとこもあるんです?」
提督「そうだね。珍しく早朝に。」
信濃「なるほど」
いろいろあって
大本営「艦娘保護ですか、」
提督「実例はあるんです?」
大本営「昔話になるけど、いいかい?」
提督「いいですよ。時間なんてなんぼもありますし」
大本営「じゃあ、はなさせて貰うよ。
昔、いまの艦娘に似たような、防衛システムがあったのさ。
たとえ自分が被弾しても毎試合全線に出ていって、戦果を挙げ、
大破し、帰ってくる。その艦娘は、みんなが持っているような艦娘で、
みんなが思っている戦果とは違い、艦種とは違うような、
戦闘機のような挙動をしたと聞いているよ。その艦娘は、エンブレムを持っていて、
その様子からは、「アーセナル」武器の貯蔵庫と呼ばれる異名を持っていたらしい。」
提督「ふむ……それはどんな艦娘だったんだ?」
大本営「そうだね…アーセナルの異名から、謎の兵器開発が出来たり、どこまで行っても大破したっきり轟沈しなかったり、
噂だともはや深海棲艦のスパイと思われていた時もあったね。」
提督「その艦娘の最後はどうなったのか?」
大本営「分からない。」
提督「?」
大本営「分からないんだ。資料もない。ただ、東オリョール海で濃霧が発生した時、姿を消したと言われている。」
提督「なるほど。大本営、ありがとうございます。」
大本営「とりあえず、艦娘保護は許可するよ。
まだ小さい鎮守府のあなたには適任だろう。」
提督「わかりました、ありがとうございます」
再び鎮守府に
信濃「ん、提督。」
提督「大本営から話聞いてきたよ。」
信濃「どうなったんだい?」
提督「とりあえず、信濃の要望道理にはなったんじゃないかな。」
信濃「…わかった。」 
次ページ > 目次
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧