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最後の音をあげよ。空母信濃。

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第1話 遭遇

信濃「うーん。見渡す限り海。何もなさそうだねぇ。
ラジオでも聞くべきだろうか。
万が一敵が来たら終わりだ。
隠れて聞こう。」
ザザー
ラジオ「今日の天気は晴れのち曇りでしょう。今日の世界情勢ですが、
深海棲艦の猛進行に、世界は連合艦隊を結成、戦地へ向かっているとのことです。」
信濃「今日も変わりないなー?
うーん、暇だなぁ。なにかあればいいんだけどねー」
ザザー……ザザー……
信濃「この海に流れてくるものとかあったら良かったんだけどねー。
にもなさそう。」
テクテク…スタッ。
提督「こんにちは。」
信濃「こんにちは。」
提督「君、名前は?」
信濃「装甲空母信濃」
提督「聞いたことはある。こんなとこで何してるんだい?この時期の海は寒いだろう。」
信濃「ラジオを聞いているだけ。」
提督「所属はないのか?」
信濃「ない。」
提督「良ければ自分の鎮守府に来ないかい?」
信濃「行ってみる。」
提督「わかった。契約。」
信濃「契約かぁ。わかった。」
ーーーーーーーーー徒歩20分ーーーーーーーーー
信濃「驚いた。こんなとこに鎮守府があるとは」
提督「まぁ、まだ小さい鎮守府だからね。」
信濃「通りで。」
提督「鎮守府は成長中だからねぇ…」
信濃「ん、それなら、私が手伝ってあげますよ。」
提督「いいのかい?」
信濃「見ていた感じ、色々厳しそうですしねぇ」
提督「それなら、この鎮守府が大型になるまでで、いいかな?」
信濃「いいね。大型鎮守府になったら自分で判断するさ。」
提督「そうだね……そうだ、賭けはどうだい?」
信濃「どういうことさ」
提督「君が本当に一緒に大型鎮守府にしてくれたら、これをあげよう。」
信濃「これかい。わかった。乗ろう。」
提督「じゃあ、よろしくな。」
信濃「ええ」
 
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