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転生!DORAGONBALL THE WORLD!!

作者:山葵。
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人造人間編
  第十八話 帰ってきたサイヤ人! 超戦士はねむれない⁉

 
前書き
やっと人造人間編だ...長かったな~
でも未だに楽しんで執筆できているので...Okです!

(都合上ナメック星崩壊時点から始まります(*_ _)ペコリ)

今回から飽きるまでアニメ風の2行タイトルを目指します。ファイトーー!おーーっ! 

 
ナメック星のドラゴンボールによって地球に移動した一同は、原作のように最長老が亡くなり、黙とうを捧げた。

それまでは何も変わりはなかったのだが、とある不運により望まれないもの2名がともに地球に送られた。

ポルンガの最後の願いの前に使った地球のドラゴンボール。神龍に願った願い事を思い返してほしい。
地球の神様と界王様は「フリーザ一味に殺されたものを生き返らしてほしい」と願ったのだ。

そしてフリーザ一味の中にフリーザに殺されたものが2名いた。
フリーザは部下の失態に怒り2人のギニュー特戦隊の戦士を殺していたのだ。
それが図らずとも地球侵略の一歩になることを知らずに.....

だったのだが普通に送られる場所は同じだったのでギニュー特戦隊と戦った時より大幅に強くなった悟飯とベジータに捕らえられてしまいました。

「ちょっと!悟飯君!こいつら誰よ。」
ブルマは木の裏に隠れながら質問をした。

「えっと...こいつらは確か...牛乳戦隊?」

「「ギニュー特戦隊だ!」」

「そうそうギニュー特戦隊っていう悪い奴らです!」

「で、なんでアイツはあんなに殺そうとしてんのよ!」

そう、この中に一人だけそいつらを一瞬にでも殺そうとしていたやつがいた。
ベジータである。

「おい、ガキ。なぜそいつらをかばう。死にたいのか?」

悟飯はベジータが殺そうとしている二人を庇っていた。

「だって...なんかこの人たち戦う意思はなさそうですよ....」

悟飯は涙目に訴えた。
悟飯は心優しいので無駄な殺しはしたくないのだ。たとえそれが別の人が殺ろうとしていても。

「そ...その通りだぜベジータ!俺たちはもう戦わない!フリーザ様でさえ勝てなかったお前たちに俺が勝てるわけないだろ!」

ジースとバータは命乞いをしていた。
そんなかわいそうな奴らを悟飯は見捨てられなかった。

「ベジータさん!見逃してくれませんか!」

「身のがすだとぉ....」
ベジータはあからさまに血管を浮き出させキレた。

「なぜこいつらを見逃す必要があるのだ!こいつらがもしフリーザを生き返らせでもしたらどうする!そうすれば今度こそ終わりだ。」

「でも...」

「だから貴様らは甘いんだ...!カカロットも超サイヤ人になりやがって....
超サイヤ人になれるのは非情な戦士ではなかったのか...この俺は...!!」

ベジータはこいつらよりもカカロット...孫悟空が超サイヤ人になったことにむしゃくしゃしているようだった。
正直ジースとバータ程度今のベジータと悟飯にかかれば片方だけでも余裕だろう。
だがベジータは八つ当たりをしようとしていた。
理不尽な暴力からジースたちを悟飯は守れるのだろうか....

「はいはい!もう喧嘩はやめて!」
以外にもここでブルマが声を上げた。

「私がこいつらを監視するわ。」

「ブルマさん⁉」
悟飯はブルマの行動に驚いた。
しかしこうなってしまってはもうブルマは止められない。

「私がこいつらを監視するっていうのよ。危なくなったらクリリンと悟飯君がどうにかしてくれたらいいし。」

「ブルマさん....」

クリリンは肩を落としていた。フリーザの幹部と戦う可能性に意気消沈していたがブルマはお構いなしに話を続けた。

「宇宙の技術なんて滅茶苦茶珍しいじゃない!」

なんとブルマは発明家の血が騒いだらしい。
それだけでここまでするのは流石としか言いようがない。

「冗談じゃない。何故それに貴様が口を出すんだ。こいつらどころかそこの禿にすら勝てない女が調子に乗るんじゃない。」

「なによ!あんただって孫君に勝てないくせに!」

「カカロットにこの俺が勝てないだと....」
ブルマの一言がベジータの逆鱗に触れた。

「貴様....誰だけ殺されたいのが分かったぜ...」

ベジータは怒りで気を体中から放出していた。

「な...なによ...そんなに怒っちゃって...」

ブルマはまた木の裏に隠れた。

「いいだろう。そいつらは貴様が好きにすればいい。だが、カカロットが戻ってきたとき。貴様らの命はないと思え。その時に地球も破壊してやる。」

そういうとベジータはその場から飛んで離れた。

「ふ...ふぅ~」
クリリンはベジータが離れるのを見ると安心感からため息が出た。

「一旦は何とかなってよかったですね。」

「まったくだぜ。あそこでブルマさんが挑発した時なんてみんな殺されちまうかと思ったぜ...」

「ま...まぁ私のおかげで何とかなったんだからちょっとぐらい感謝しなさいよ!」


ブルマはポイポイカプセルから小型ジェット機を取り出してその場に投げた。

「ほらクリリン。行くわよ。」

「行くってどこに?」

「私の家に決まってるじゃない!そいつら持ってきて!」

「なんだよ荷物持ちかよ...俺もゆっくりしたいんだけどなぁ...」

「何?」

ブルマに睨まれて仕方なくクリリンは二人を縄で縛ってジェット機に乗せた。

「僕も行きましょうか?」

「いいわよ。チチさんも心配してるでしょうから悟飯は早く家に帰ってあげなさい。」

「はーい!ありがとうございます!それじゃあ!」

悟飯はクリリン達やデンデに手を振ると嬉しそうに空を飛んだ。

「ナメック星人の方々もどうぞ~」

クリリンがそういうとナメック星人の人たちはわらわらとジェット機に乗った。

たくさんの人を連れたジェット機は西の都の飛んで行った。

「...チッ...あの女...全く人をイラつかせるのがうまいやつだ...」

ベジータは空を飛びながら嫌味を吐き捨てた。



それから1週間後。
一人のサイヤ人が地球に戻ってきた。
高度な魔方陣が空中に浮かび、中から人間がでてきた。

「おっ!ここは...」

ワサビは懐かしい故郷の地に戻ってきたことに安心した。
そして右手には何やら一封の手紙を握っていた。
何だろうと思いながら開いてみると妙に軽い口調で長い文が書いてあった。

『 やぁ!目覚めたかい?取り合えずクウラ討伐お疲れ様!超サイヤ人にもなれたみたいだし。そうそう!あの時言っていたプレゼントはもう送り終わったよ。
集めた歴史改編のエネルギーをちょっと使って君の気のコントロールが潤滑にできるようにしておいたんだ。例えると...ヤードラット星で2年修業したぐらいかな。
悟空君と比べると1年分差ができちゃってるけどまぁ誤差だよ誤差!
 もちろん瞬間移動はできるし、巨大化もできるんじゃない?スピリットの強制分離は無理だけどね。後は君が知っている技なら大体は模倣できると思うよ。
技によっては劣化したり、できなかったりするけどね。
実験協力ありがとう!今度は血とかももらえると嬉しいな!バイバーイ!
 あなたの親友のフューより                        』

手紙に書いてある通り気の調子は頗る良かった。
やったことがなかったから少し苦手だった気の追跡や気を消したりするのもできるようになっていた。
とりあえず...今日は一回家に帰るか。明日また顔を見せに行こう。
家にはおふとぅんが待っている。サイヤ人になってから睡眠時間はあまり必要としなくなったが...流石に二連戦は応えたぜ...

というわけで俺はオレンジシティの東のはずれにある我が家へと向かった。

家に戻るとポストにたくさんの広告と1枚の紙が入っていた。
広告は一回置いといて紙の方を見ると、それはブルマからだった。
「あんたがナメック星に行ってる間に水道や電気止まってたからこっちではらったいたわよ」

何ともありがたかった。正直忘れていたので、帰った瞬間絶望していたかもしれない。そして紙の中には鍵が包まれていた。

鍵がないので窓ぶち破って入ろうかと思っていたが、その必要はこれで無くなった
ああ、ありがとう女神様と笑いながら祈っていると、紙の最後に一文書かれてあった。
「帰ってきたらすぐにカプセルコーポレーションに来るように!」、と。
正直今日はもう寝るつもりだったので明日でいいかなんて思っていたら、その後に
「あんたの家に勝手に監視カメラつけておいたから帰ってきたらわかるわよ。
壊そうなんて思わないことね。それでもこっちの機械には反応するから。
と書いてあった。
嗚呼、このダ女神様なんと無駄なことを。
そんなことを思ったが今日はもう寝るつもりなのだ。これは天地がひっくり返っても変わらない。俺は意を決して扉の鍵を開けると同時に超高速で家の中を残像すら残さず移動してトイレの中に立てこもった。
流石のブルマもトイレには監視カメラをつけていなかった。そこから、トイレの窓を開けると二階の高さにまで飛び上がり、寝室の窓の前にまで到達した。
扉の鍵は閉めれて無いし、トイレの窓を開けておいて強盗とかは大丈夫かって?
んなもん気の探索でわかるやろがい。
俺はそんなちゃちなもんとは戦ってねぇ。もっと強大な悪魔と戦っているのだ。そんなことを思っていたが、ある一つの問題が浮かんだ。
(どうやって中に入ろう....)
窓をぶち破ってもいいが修理がめんどくさい。かといって破片やらわれた窓を放置して寝るのも...

考えていると一つの結論に至った。
「オラには瞬間移動があんじゃねぇか!」
テンションが上がり悟空みたいな口調をした後、俺は人差し指と中指を額に当て気を集中させる。この瞬間移動は本来相手の気を探る必要があるのだが、この単距離なら移動ぐらいたやすいだろう。
それに俺はヤードラット星で二年間修業したんだぞ!(実質)
「ふはははは...俺の勝ちだ!人造人間編、完!!」
ハイテンションになって瞬間移動をした後。俺が立っていたのは...
寝室前の廊下で監視カメラの目の前だった。
突如として宝石強盗ばりの警報が鳴る。いや、俺は犯罪者かて....
そしてブルマの声が聞こえた。

「ちょっと!戻ってきたのなら早く言いなさいよ!....ってそこ二階じゃない!
もしかして...来るのがめんどくさいって思ったんでしょ!」

「な....ななななんのことででですかかか...??」

「もう!...いい?こっちは今いろいろと大変なのよ!今すぐに来ること!
これで来なかったら承知しないわよ!!」
プツン....

「はぁ....」
俺は大きくため息をついた。

「あいつらがブルマに勝てない理由がよくわかるぜ...」

とりあえずここまで言われて行かなかったら後が怖いのでおふとぅんに悲しみの別れを告げ、戸締りをしてカプセルコーポレーションへと急いだ。

「ちょっと!遅いわよ!」
これでも五分で着いたのだからちょっとはねぎらってほしいものである。
え?瞬間移動?忘れてた...

「で...いったい何の用なんだ?早めに済ませてくれ。」

「それがね...ほら、ナメック星にいる全員をあんたたちを除いて地球に移動させたでしょ。」

「ああ、それで?誰か送られなかったのか?」

「最後まで話を聞きなさい!それでなぜかフリーザの手下まで地球に送られちゃったのよ。」

そういわれた瞬間ワサビの目が変わった。

「誰だ!?ギニューか?」

「それがジースとバータってやつで...」

「...ん?」

えーと?仮にでも送られる可能性があるとすればカエルになったギニューで...
でもギニューはいなくてその隊員はいると....

「?????」

「いやそんな首を傾げられてもこっちもわかんないわよ...」

そんな話をしているとクリリンが出てきた。

「ブルマさん~機材運び終わりましたよ~って...ワサビじゃねぇか!!!」

「おっ!クリリン!元気してたか?」

「ああ一応元気だぜ...ってそうじゃねぇ!フリーザはどうなったんだ!?あと悟空にバーダックも...」

「えーっと...説明すると長くなるんだが...」

青年説明中

「つまり、フリーザはお前たちがやって、ワサビとバーダックは何故か地球に戻ってきて、悟空は宇宙船で地球に来てるんだな!」

「そういうことだ。」

「でもバーダックの気が見つからねぇぞ?」

「それはあれだ。俺たちを送ってくれる奴の気分だ。まあ一週間時差があるといってたから気長に待っていたらいいさ。」

「おう!それを聞いて安心したぜ。それでよ!お前たちが戦ってる間に地球は大変なことになっちまってよ...」

「おっと、クリリン。話さなくてもいいぞ。大体はブルマに聞いたんだが俺もわかんなかった。」

「なによ!私の説明が悪いってわけ!?」

「いやぁ~そうじゃなくて....」

「まあまあ、取り合えずクリリン。頭をこっちに向けてくれ。」

「なんだ?俺の頭が...はっ!?」

「気づいたようだな。」

「まさか...俺の頭を満月に見立てるんじゃないだろうな!?」

ズコーッ!!

「い...いやいや違う違う。ほら、ナメック星で悟空がしなかったか?」

「ああ~!記憶を読むやつか。出来るのか?」

「悟空にできるんだ。俺にだってできるさ。」

俺はクリリンのピカピカした...「おい!」....クリリンの頭に手をかざすとクリリンの記憶を読み取った。

「おお...まさかできるとは...」

「いや、賭けだったんかよ。」

「まあできたからいいじゃねぇか。それで?ジースとバータはどこにいるんだ?」

「それなら私の研究室よ。それで二つ頼みたいことがあってね。」

「え~二つも?」

「何?」

「な...何も~」ヒューヒュー

「そのジースとバータってやつと話してきてよ。」

「何を話せばいいんだ?」

「今からどんな感じで過ごすのかってことを話してもらいたいのよ。今はいいけど実験とか終わって1年2年と監視するわけにもいかないでしょ?」

「まぁ確かにそうだな。でもだったらブルマが言った方がいいんじゃないか?」

「私みたいなか弱い乙女を敵の中に放り出すつもり...?」

「ああ~わかったよ。行ってきまーす。」

「頼んだわよ~!」


こうしてジースとバータと話すことになったのだが...
(どうやって話せばいいんだ?そもそもさっきまで敵同士だったのに...なんだ?レーザー気弾でレベル4になってもすぐ溶けるから完全体セルを見習え、あと格闘も手抜きしろとか言えばいいか?な訳ないよな~)

とりあえず俺は鉄の扉を開け、部屋の中に入った。
それから15分後...

「はっはっは!お前なかなか面白いやつだな!」

「敵だったのがもったいないぐらいだぜ。」

「まったくだ!」

俺たちはなぜか意気投合していた。何故だろう...俺はフリーザ様って理想の上司だよね、って不意に思ったから言っただけなのに...まぁ事実だからいいけど。

「それで俺たちをフリーザ様や隊長のいる場所に送ってくれるんだろ?」

「ああ、できるぞ。何なら今すぐにでも。」

「そうか!じゃあやってくれないか!俺たちは5人そろって1チームなんだ!それに常にフリーザ様のもとに使えたい!」

「俺は別にいいんだけど、ブルマがなぁ...。」

「まあ、何とか話付けてみるさ。というか、事後報告でいいかな。」

「よし、それじゃあ俺の方につかまってくれ。」

「こ...こうか?」

「よし、しっかりつかまってろよ~」

俺は額に指を二本あてた。

「え~っと閻魔大王..閻魔大王...っと あった!」

俺は気を頼りに閻魔大王のところに瞬間移動した。
シュン!!という音とともに俺たちは閻魔様の前に移動した。

「お...お前は...」

「お久しぶりです。閻魔様。」

「ワサビか、いったいどうしたというのだ。フリーザの一味を連れて。」

「ああ、こいつらが地獄に行きたいって言ったから連れてきたんです。それじゃ後は任せます。」

「ありがとうな!サイヤ人!」

「おう、それじゃ今度さっきの約束通り一緒に修行させてくれ!」

「「ああ!」」

「隊長によろしくな!」

俺は再び瞬間移動をしてカプセルコーポレーションに戻った。

「ちょっと!あんたたちどこ行ってたのよ。急にいなくなったりして...ってあんた一人だけ?」

「それがさ...あいつら地獄に送り返しちゃった☆」

「ええ~~~っ???」

「てへぺろ。」

「てへぺろじゃあないわよ!」

「でもさ、いずれあいつらが手に負えなくなるかもしれんかったんだからいい判断じゃないか?」

「まぁ、それもそうね...あの赤い男はかっこよかったんだけどな...」

「なんだ。ヤムチャはどうした。」

「ヤムチャ...!!それがさ!アイツ都に行ってから浮気ばっかしてて...って言わなかったかしら?」

「ああ聞いた。面白いからもう一回聞いただけだ。」

「あんたもあんたでひどいわね。」

「心外だ。」

「ったく。調子いいんだから。」

「いいじゃねぇか。せっかくフリーザも倒してしばらく平和になったんだし。」

「それが平和じゃないのよ!」

「ああそうだ、ベジータか?」

「そうそう、アイツ一年後に孫君が帰ってきたら復讐するつもりでその時に地球も破壊するって...」

「いやぁ...でも悟空が負けるとは思えないしさ...」

「あんた達はそうかもだけど私たちからすれば普通に殺される恐怖があることを忘れないでよね!
!」

「で、それがどうしたってんだ。」

「ちょっとベジータのところに行って倒してきてよ。」

「倒す!?」

「え?なにそんな大声出して...私なんか間違ったこと言った?」

「いやぁ...居候させたりとかしないの?」

「誰があんなのと一緒に住むのよ!私殺されかけたのよ?」

「よく見たらかっこいいじゃねぇか!ほら、ヤムチャと別れたんだし、新たな春を探してみろよ!」

「なんでそんな勧めるのよ。」

「なんでって...」

(そりゃあなたたちが結婚しなきゃトランクスが生まれないからだよ!絶望の未来とブルマがベジータと結婚するのどっちがいいか考えてみろよ!)

まあそんなことも言えるわけもなく...

「わかった...じゃあいっちょ戦ってきてやるよ。」

「頼んだわよ。それで用事は最後だから。」

「はいは~い」

というわけで私は瞬間移動で荒野にまで移動しました。
瞬間移動した先について、目の前にはなんとびっくり。私の方向に飛んできた紫色の光線がありました。
なんということでしょう。その光線は地面をえぐり取るほどの威力で私の体を一瞬で包み込みました。普通に道着がボロボロになったし痛かったです。

「誰だ貴様!!」

ベジータらしき声の奴が怒声を放った。

「いやキレたいのはこっちだわ!!」

なぜこうもタイミングが悪い時に瞬間移動してしまうのか...ブロリーの映画でもこういうのあったよな...これが瞬間移動二ストの定めかぁ....

「貴様は、あの時のサイヤ人か、どうやら貴様も地球に逃れたようだな。」

「まぁそうだな。俺はドラゴンボールで移動したわけじゃねぇけど。」
(いや普通最初に謝るだろ!!ギャリック砲まあまあ痛かったぞ!!)

「そんな貴様が今更何の用だ。つまらんことであったら今ここで殺してやるぞ。」

「話は短い方がいいだろ?サイヤ人同士の用事ってのは...こうするんだよなぁ?」

俺はベジータに向かって拳を振るった。その拳はベジータにあたることなく空振り、互いは一歩後方に引いた。

「ほう、この俺に挑むとは。今の俺は苛ついてるんだ。手加減はできんぞ?」

「それはこっちのセリフだぜ...」

両者は敵を見据えて構えをとった。ベジータはお決まりのポーズを。俺は右足を後ろに下げ左腕を前に突き出し、右腕を握りしめた。

互いに地を蹴り距離を詰める。いきなり超至近距離の肉弾戦だ。
荒野の中心で拳を交える二人の余波で、周りの岩山がどんどんと崩れ落ちた。

「チッ...⁉そこだ!」

ベジータのパンチを薙ぎ払い、顔に拳を入れ込んだ。ベジータは一瞬顔を歪めると、その表情は不敵な笑みへと変わり、姿勢を一瞬で変え俺に回し蹴りを叩き込み下へ蹴り飛ばした。

何とか態勢を整え受け身を取り、バク転をして衝撃を緩めたが、そこにベジータが突っ込んできていた。ギリギリのところで上空に逃げ、突撃をからぶったベジータに向けて返しに気弾の雨を浴びせる。しかしベジータはそんなの関係ないといわんばかりに突っ込んできて強烈なアッパーをかましてきた。

「いってぇな...こんにゃろ。」

俺が血が垂れた口を指で拭い、顎をさすっているとベジータが挑発をしてきた。

「どうした。貴様の力はそんなものではないだろう。界王拳とやらはどうした。」

「界王拳か...今はもっといいものがあるんだ。」

「ほう、面白い。ならば見せてもらおうか。その技を。」

「いいだろう。ただ、ビビッて逃げるんじゃねぇぜ?」

「笑えるハッタリだ。この俺が雑魚を前に逃げると思うか?」

「そこまで言うなら見せてやるさ。この俺のフルパワーを。」

俺はベジータに言われた通りに気をため始めた。髪が逆立ち、気のオーラはどんどんと強まる。
流石に体に感覚を覚えさせてすぐの変身だったので、すぐには変身が出来なかった。
それでも俺は気を全身に滾らせた。髪色はじきに金色にへと変化し始めた。
ここでベジータが驚き声を漏らした。
「まさか...貴様も...」

その声に俺は笑みを浮かべ更に気を高めた。俺は腕を顔の前でクロスさせ、それを振り払うと同時に気を解放した。戦闘への高揚が身を包む。

「さぁ始めようぜ、ベジータ。その身で味わってもらおう。超サイヤ人の力を。」

ベジータは額に血管を浮かべさせていた。
カカロットだけでなく自分も超サイヤ人になれることが癪に障ったのだろう。

ベジータはその後など考えず気を全開放して俺に突っ込んできた。その拳を俺は人差し指一つで受け止める。

「なっ...」 ベジータは動揺が隠しきれていなかった。
自身の全力の攻撃が指たった一本で受け止められた事に衝撃を受けていた。
だがそれは仕方ない事である。別にベジータが弱いと言ってるわけではない。
俺が強すぎる。いや超サイヤ人が強すぎるのだ。戦闘力50倍は伊達ではない。いきなり二人が戦っている中で片方がすべてが50倍になれば勝てるのは当たり前だ。
今の俺とベジータでは...次元が違う。

「これで終わりにしてやる。」

俺はベジータの意識を超えるスピードで首に衝撃を加えた。
ベジータは力なくその場に倒れこむ。

その姿を確認すると俺はその場を後にした。






「というわけでベジータをボロボロになるまで追い込んできたよ。」

「なんでトドメを刺さなかったわけ⁉」

俺はあの後カプセルコーポレーションに戻ってきていた。
ベジータはきっと俺との差を埋めるために今から物凄い量のトレーニングを始めるだろう。

「別にトドメを刺す必要はないだろ。俺に殺人を犯せと!?」

「いやそうじゃないけど...ああもう!!取り合えず私は巻き込まないでよね!若いうちに死ぬなんてごめんよ!」

「大丈夫。何とかなるって。」

「はぁ~あんたといると調子が狂うわ。」

「そりゃ何よりで。」

「けなしてんのよ!!」

もうブルマの用事は済んだみたいなので俺は急いで家に帰って爆睡をした。

ーベジータSIDEー

俺は本当に許せなかった。超サイヤ人に慣れるのは俺のような非情な戦士だと思っていた。しかしサイヤ人の中で初めて超サイヤ人になったのはカカロットだった。奴はこの俺すら見逃すようなサイヤ人の中でも随一の甘い奴だった。それが今や俺を超えフリーザを倒した。
頭に来たぜ...俺は奴に抜かされたという事実が許せなかった。
そんなところに地球で俺が半殺しにしたサイヤ人がのこのことやってきた。
奴はいきなり現れては俺に勝負を仕掛けてきた。八つ当たりのように俺はその勝負を受けたが、その結果奴も超サイヤ人になれるようになっていた。伝説とも呼ばれる存在が2人もいたのだ。
奴の力は本当に半端なかった。俺の全力を人差し指一本で止め、俺が反応する前に俺を気絶させていた。俺と奴には高すぎる壁ができていたのだ。

「頭にくるぜ...下級戦士が先に超サイヤ人になるとはな...」

俺は奴らを超えることを決めた。その為に俺は再び修行を始めた。幼くして戦闘力を1万超えてからはあまりしてこなかった修行を今度は死ぬ気で始めた。
奴らを超え、超サイヤ人になり復讐をするために。


 
 

 
後書き
なんか長くなっても~た。ぴえん。


・ワサビは気のコントロールがバカ良くなりました。これで瞬間移動持ちが2人になったよ。やったね!

・ジースとバータ
勢いでフリーザに殺させたせいで後始末が面倒に...(ry)
このままブルマの家に置いておくよりかは地獄に送った方がいいかと思って送っておきました。
ちなみに隊長は死んでいるのでカプセルコーポレーションに変なカエルはいません。
これでタゴマも安心だね☆
これからのギニュー特戦隊の活躍にご期待ください。(未定)



土曜日に投稿するつもりだったけど忘れてたよ(゚∀゚)アヒャ
 
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