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ドリトル先生の落語

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第五幕その六

「もうね」
「やっぱりそうですね」
「昔の教育と今の教育は違うから」
 だからだというのです。
「そもそも暴力を振るうことは」
「如何なる理由があってもしてはいけない」
「誰にもね」
「人にも生きものにも」
「等しくね」
「そのことがわかっていない先生は」
「本当に辞めさせていってね」
 そうしてというのです。
「代わりにまともな人にだよ」
「先生になってもらうべきですね」
「そうだよ」
 まさにというのです。
「本当にね」
「生徒の人達の為にも」
「ここでは正座のこともね」
 このことについてもというのです。
「悪い印象を持たれるから」
「すべきでないですね」
「そうだよ。しかし本当にその人には」 
 あらためて思う先生でした。
「興味があるね」
「イギリス人の落語家さんには」
「うん、本当にね」
 トミーにも言います。
「お会いしたいね」
「そうですか」
「そしてね」
 さらにというのでした。
「どうして落語をしているか」
「そして落語もですね」
「是非ね」
「お聞きしたいですね」
「そう思うよ」
「そうですね、機会があれば」
「是非ね、それでその人がどんな人か」
 先生はさらに言います。
「少し調べてみようか」
「そうされますか」
「うん、それじゃあ調べてみるね」
 自分のスマートフォンを出してです。
 そのうえで実際にでした、イギリス人の若い女性の落語家さんで検索してみる八条学園を経営している八条グループ所属の八条芸能という芸能事務所にその人がいました。
「ジェーン=オリビア落語家のお名前は春雨亭春琴さんだね」
「へえ、落語家のお名前はそうなんだ」
「春雨亭春琴さんね」
「奇麗なお前だね」
「春が二つも入ってるし」
「奇麗な感じの人だね」
 その波がかったブロンドの髪の毛を長く伸ばしてツンテールにして青い目と小さな赤い唇と細い眉の若くて楚々とした感じの二十代後半位の白人の女性の画像を見て言いました、ちゃんと着物も着ています。
「どうも」
「そうだね」
「如何にもイギリス人って感じ?」
「お洒落な感じもして」
「もてそうな人ね」
「そうだね、プロフィールにはロンドン生まれってあって」
 そちらも観て皆にお話します。
「背は一六〇センチだね」
「ふうん、そうなんだ」
「ロンドンの人なんだ」
「イギリスの首都の」
「そちらなんだ」
「そう、そしてね」 
 それでというのです。
「留学して八条大学に入って」
「あら、大学そこなんだ」
「じゃあ先生と縁があるね」
「先生も八条大学だし」
「医学部の教授さんだしね」
「そうなるね、しかし」
 さらに言う先生でした。 
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