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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉~戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる‼~

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第四百十ニ話 侮辱 その1

第四百十ニ話 侮辱 その1
無色主義。
それは何色にも染まらない自由な主義。
そして、この国に『無色主義』による革命を起こすために結成された組織『紅軍連合』。
この物語はカオスと化した敗戦国、新日本に革命を起こすために戦う、若者たちの青春群像劇である。

尻澤エリコ、加藤モトヒロ、上松サトツ、理由地エルの4人は、山を脱走した裏切り者である木藤リョウとの接触に成功する。
そして、その裏切り者とセッ●スした疑いで、手足を縄で縛られてしまった女性主義者の石川ユニ。
木藤が石川ユニとセッ●スしたことが事実であれば、石川ユニへの『自己反省』と称した拷問が決定してしまう。
それはすなわち、石川ユニの死を意味していた。
4人は木藤に山に登って罪を償うことを提案するが、木藤はそれを拒否して、逆に4人に向かって紅軍連合への脱退をすすめる。
しかし、4人はこれを拒否。
どうしても石川ユニを救いたい尻澤エリコは銃を用いて、木藤に山に登って、紅軍連合のリーダー倉都テツオにウソの証言をしろと脅迫する。
尻澤エリコに脅迫された木藤は、拳銃自殺でこの世を去ってしまう。
そして、4人は再びヴァサマ山の頂上にある、紅軍連合の新拠点ナガヌォベースに向かう。
4人がヴァサマ山に着いた頃にはもう、ナガヌォベースの中で石川ユニに対する『自己反省』が始まっていた。
ナガヌォベースの中央の椅子に縄で縛り付けられた石川ユニ。
そして、それを囲む50名近くの紅軍連合のメンバーたち。
到着した4人に倉都テツオが声をかける。
「おう、4人とも、おつかれ」
理由地エルが倉都テツオに、木藤リョウが拳銃自殺で使用した銃を手渡す。
「これ、木藤が使っていた銃です...」
「ほう、どうやら木藤が自殺したのは本当らしいな...」
木藤が自殺に使った銃には木藤の頭部から飛び散ったと思われる血液がべっとりと付着していた。
椅子に縄で全身を縛り付けられた石川ユニが告げる。
「木藤が...自殺したの?」
倉都テツオが石川ユニにキレる。
「石川ァ‼誰がしゃべっていいと言ったァ‼」
「そ、そんな...私は本当に木藤とはセッ●スしてないわ‼」
もちろんウソである。
「アホか、貴様はァ!俺はちゃんとさっき電話で聞いたぞ、お前が木藤とセッ●スしたことが事実だってなァッ‼そうだよなァ‼理由地エル‼」
「はい、僕たち4人は確かに聞きました、木藤リョウが石川ユニとセックスしていた事実を...」
石川ユニが激怒する。
「う、ウソよ、そんなの‼だったら...だったら証拠を見せなさいよ!証拠を‼」
理由地エルが携帯の録音機能で、録音していた尻澤と木藤の会話を再生する。
そう、理由地エルは、生前の木藤との接触の際に、このような場面を予想して、あらかじめ携帯の録音機能を使っていたのだ。
理由地エルの携帯から、尻澤エリコと木藤の声が聞こえてくる。
『石川ユニと...セッ●スしたんですか...?』
『セッ●ス...ああ、したよ、セッ●ス、それがどうかしたのか?』
石川ユニのウソがみんなにバレてしまった。
目の前の現実に、自己反省と称した拷問の決定に、その先に待つ死の恐怖に、石川ユニは奇声を上げる。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ‼
石川ユニの無実を信じていた能澤エーイチロウは泣いていた。
信じていた仲間が裏切り者とセッ●スしていた事実に絶望して。
女性主義者を名乗りながら、セッ●スの誘惑に負けた石川ユニに絶望して。
紅軍連合のメンバーたちが、一斉に石川ユニに対して罵声を浴びせる。
「石川ァ‼自己反省しろォッ‼」
「そうだァッ‼自己反省だァ‼」
「石川ァッ‼自己反省しろ‼自己反省‼石川ァッ‼」
「なにが女性主義者だァッ‼この裏切り者のクソビ●チがァッ‼自己反省しろ‼石川ァッ‼自己反省ィッ‼」
石川ユニが倉都テツオに助けを求める。
「お願い‼子島ルルコの時みたいな拷問だけはやめて‼私たち、今まで一緒に戦ってきた仲間じゃない‼そうでしょ?」
「その仲間にウソをついていたのは、どこのどいつだァッ‼それに『自己反省』は拷問じゃないッ‼罪を犯したメンバーを更生させる神聖な規則だァッ‼』
「じゃ、じゃあ、私、死なずに済むの...?」
「さぁな、それはお前自身にかかっている」
「そ、それ、どういう意味よ‼ウソでしょ、私、痛いのは嫌よ‼私は女性なのよ、女性に暴力を振るうなんて最低の人間のすることよ‼」
「それと同じことを、お前は天国の子島ルルコにも言えるのか?」
「そ、それは...」
そう、子島ルルコへの拷問に、石川ユニも参加していたのだ。
「とりあえず、自己反省を済ませたら、また俺たちと一緒に戦ってもらう、生きていたらの話だけどな...」
石川ユニが悲鳴を上げる。

次回予告 侮辱 その2

※この物語はフィクションです、実在する人物及び団体には一切関係ありません。
『鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤
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後書き
次回もお楽しみに 
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