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スーパー戦隊総決戦

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第二話 恐竜屋へその六

「大変でございますですよ!」
「マンドラ!」
「どうやってここに!?」
「移動の魔法を使ったんだよ!」
 ヒカルの胸のポケットから魔法のランプが出て来た。そこからはスモーキーが出て来た。
「何か得体の知れない奴等が街に出て来ましたですよ!」
「すぐに行かないと大変なことになるぜ!」
「この反応は」
「そうですね」
 幸人と凌駕は店の奥のその反応を見て目を鋭くさせていた。
「デスモゾーリャだ」
「間違いありません」
「お金ここに置いておくから」
「有り難うございました」
 六人はカレーを素早く掻き込んで凌駕達に告げた。凌駕達もカレーを素早く食べ終えた。
 そうしてであった。皆すぐに立ち上がった。
 そのうえで店を出てそこに向かう。それと入れ違いに。
「ら~~~んるちゃ~~~ん!」
 ヤツデンワニが先頭で店に入って来た。飛び込んできた感じだった。
 その後から介さんも来た。だが、であった。
「いませんね」
「あれっ、何処に行ったのかな」
「敵が出て来たみたいですよ」
 一人残っている笑里が言ってきた。他には店員がいるだけである。
「何か」
「敵とは」
 介さんがそれを聞いていぶかしむ顔になった。
「デズモゾーリャはもう滅んだ筈では?」
「そうそう、それワニも知ってる」
 このことはもう言うまでもなかった。
「アスカも戻ったし」
「それで何故でしょうか」
「さあ。とりあえずどうしますか?」
「待ちましょうか」
 介さんはいささか以上に呑気に述べた。
「ここは」
「待つんですか」
「また戻って来られます」
 だからだと笑里にも返した。
「ですからここは」
「そうだなあ。ワニもここでらんるちゃん待つ」
 ヤツデンワニもそれで賛成した。
「それじゃあそれで」
「はい、それでは」
 三人は恐竜屋一号店において彼等を待つことにした。そのうえで席につきカレーを食べはじめた。彼等はまだ敵のことを何も知らなかった。
 アバレンジャーの三人とマジレンジャーの三人が来たのは街だった。そこにいたのは。
「!?まさか」
「ヴァッフォ!?」
「それにミゲラ」
 アバレンジャーの三人が彼等を見て驚きの声をあげる。そこには確かに彼等がいた。しかも大勢のバーミア兵達も一緒であった。
「デズモゾーリャが本当に」
「復活していたのか!?」
「何故」
「それはだ」
「話すと長くなるから省略する」
 二人はアバレンジャーの三人の問いに答えようとはしなかった。
「とにかく我等は復活したのだよ」
「めでたくな」
「めでたい筈があるか」
 幸人がすぐに彼等に言い返した。
「御前等が出て来たら碌なことにならないからな」
「無論この世界の為になることはしない」
「まあだからといって目的が決まってるわけでもないがな」
 こう言ってであった。一歩前に出る二人だった。
 そうしてだった。その彼等をアバレンジャーの六人も見ていた。彼等の判断は。
「お兄ちゃん」
「ああ、わかっている」
 麗の声にすぐに返す蒔人だった。
「こうした時はだ」
「この人達の応援よね」
「その通りだ」
 それしかなかった。彼等の行動の中にはだ。
 それでアバレンジャー達の横に来た。これで九人になった。
「貴方達も」
「戦うというのか!?」
「まさか」
「そのまさかさ」
 翼は口だけで微笑んで彼等に答えた。
 
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