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すべてを統べる眼

作者:toshi0517
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転生
  第七話

「……将来この里を支える人材になるべく先生たちの言うことを良く聞いて卒業までがんばって欲しい。以上じゃ」

ふぅ、長かったなぁ

あ、みなさんこんにちは

うちはセンスです

今日は待ちに待った忍者学校(アカデミー)の入学式です

え?

時間がとんでる?

やだなぁ

それはみなさんがきっと見逃してただけですよ! えぇ、そうに決まってます


それと入学式と言えばもちろん、前日の夜中にあるイベントもこなしましたよ

まぁ今はおめでたい時ですしその話はまた今度にしましょうよ、ね?



「センスくん、どうしたの?なんかブツブツ行ってるけど」

「え!?ううん!なんでもないよ。それよりこれからの授業は楽しみだね!」

「明日からは一緒の学校で勉強できるもんね!」

「そだね。あ、イノイチさんあそこでイノのこと探してるみたいだよ?」

「あ、ホントだ。。。しかたないか。じゃあねセンスくん、サスケくん!また明日ね!」

「「また明日ね!」」

そういうとイノはそばにいたシカマルとチョウジを引っ張っていっちゃいましたね



「2人とも明日から学校だが兄さんのように頑張りなさい」

「「はい!」」


ん~こんなおめでたい席なのに相変わらずの強面です

母さんは優しいのになぁ


「サスケ、帰ったら修行しにいこうか?」

「うん!行こう!」

まぁ難しい事は一人でゆっくり考えましょうか

今は子供らしく精一杯楽しんで行きましょう



Side 3代目火影

ふむふむ

今年は旧家の子供達が多く入っているのぉ

これは気を付けておかねばならんの

旧家は基本的な事は家庭で教えていたりするし、教師泣かせの存在でもあるからなぁ

ん?これは

うちはセンス、サスケ・・・

そうか、あの天才兄弟もついに入学か

あの、雲隠れの騒動からもう1年半か、時の流れとは早いものだの

この世代はおそらくうちは兄弟がトップで卒業するじゃろぉの

周りの子には可哀そうじゃが持っておるポテンシャルが違いすぎる

入学時にすでに一般の子と旧家の子とですらある程度の開きが存在しておる

そしてそれはそのまま卒業時の成績に影響しやすい

言いかえれば旧家は里の中でも優秀な人材を輩出し続けているということじゃ

じゃからこそ旧家は里の中でも強い発言権と影響力を持っておる

だがあの兄弟、特に兄のセンスはおそらく比べることすら馬鹿らしいほどの才能を持っておる

もし今が大戦期であったのならば史上最年少の上忍昇格記録を塗り替える事ができるレベルじゃろう

それほどあの子の才能は飛びぬけておる

おそらくあの子の才能の前では教え子である三忍達ですら霞むかもしれん

雲隠れの騒動の時の一度しか会っておらんが、分かるものには一目見ただけで分かるほどの才能やセンス、それを使いこなすだけの覚悟に心の強さ

早熟という言葉で言い表せない領域に片足が、いやもしかしたら既に全身が入っておるのぉ

もしあの子が木の葉隠れ以外の里に生まれていたらあの時点で異端として殺されていたかもしれんの

じゃからこそ心配なのは弟のサスケの方じゃ

これから先あの子は大きくなるにつれイタチ、センスと優秀すぎる2人の兄を持ち、自分自身もうちは一族の忍びとして多大なるプレッシャーを感じていくことになるじゃろう

しかも、双子の兄は優秀という言葉では言い表せんほどの高みに行く可能性が高い

もしあの子が他の家や生まれてくる年が違えばNo.1ルーキーとして優秀な忍びという期待と希望に溢れた人生だっただろう

ふむ、担任はイルカか

彼には人一倍気を配っておくように注意しておくかの

まったく。。。今年はイルカに苦労をかけるのぉ

旧家の子供達たちにうちは兄弟、さらに“あの子”のことまで1人にまかせて…



あの事件から5年か…

4代目、心配せんでもあの子は元気に暮らしておるぞ

今は拒絶されておるが里のみなにも必ず理解し、心から迎え入れらる時は来るはずじゃ

それまではワシに出来ることをして“あの子”を守っていくからのぉ



願わくばあの子にも心から信じあえる友ができるといいんだがのぉ


Side out










さて、今は木の葉の森に来ました

これから今日の修行をします

「じゃあ今日の修行を始めようか」

「うん!今日はなにするの?忍術?体術?」

「今日は今までと違う修行をしようと思うんだ」

「どんな修行?」

「チャクラのコントロールの修行だよ」

「チャクラコントロールってどんな修行するの?」

みなさんなら分かりますよね?

はい、そです、あれですね

「木登りだよ」

「………え?そんな簡単な事でいいの」

まぁ普通はこう言う反応になりますよね

「そ、木登り。でもルールが一つだけ。手を使わないで上ってね。じゃないと修行にならないし」

「はぁ!?そんなの出来るわけないじゃんか!」

「できるから今日の修行にしたんだよぉ」

「そんなのいくらセンスでも出来ないに決まってるよ!」

「じゃあやって見せるね」

そういって印を組んでチャクラを足に

(こんなもんだな)

そのまま俺はそばにあった大木に歩いていき

スタスタスタ

「なっっ!」

サスケがびっくりしてますね

実際俺は今、重力に逆らって木を垂直に上ってますし

「すっごい!ね、ね、どうやってるの!?」

そういってサスケは興奮してまくしたてます

今から説明して修行するからそんなに興奮しないで欲しいんですがそうもいかないんでしょうね

「これで出来るって分かったしいいよね?やり方はチャクラを足に集めて吸着力を上げる。これだけだからするのは簡単だよ。あとはコントロールの問題だからね」

「うん!分かった!でもセンスってすごいね!僕も頑張ってセンスよりも凄い忍びになるもん!」

「ありがと、なら今は頑張って修行してね」

「もちろん!センスよりもはやくマスターしてみせる!!」


そういうとサスケはすぐに木登りを始めました

まぁ年齢的にもまだ焦る必要はないだろうし、しばらくはゆっくりと修行をしていきましょうかね


Side ???

今日は忍者学校(アカデミー)の入学式に行ってきたの

お父さんもお母さんも一般人で親戚にも忍者をやっている人はいなくて周りには大反対されちゃった…

そりゃ任務で死んじゃうことだってあるって知ったらダメっていうよね

でも、それを聞いても私は忍者になりたい、自分を変えたいって思ったの

だからお父さんとお母さんにお願いして忍者学校(アカデミー)に入学させてもらったの

はじめはダメとしか言われなかったけど私が本気だと分かると最後は許してくれた

忍者学校には期待と不安で胸がいっぱいだったの

え?

“だった”って過去形じゃないかって?

そうよ!

私は帰りしなに私の王子様を見つけたの

だからもう不安とかを考えるどころじゃないんだもん!!!

今日は入学式で新入生しかいないから間違いなく私と同じ新入生ね

すっごくイケメンであたし好みだったの!そばに同じ格好した子がいたから双子なのかな?

まぁ学校が始まってから聞けばいいよね

…でもね、その男の子のそばに女の子がいたの、、、

彼は私のものだもん!

卒業までに絶対に好きにさせてみせる!!!

しゃーんなろ!負けてたまるか!

Side out
 
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