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【眼帯】の錬成師

作者:パスコ
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第二話










僕の名前は南雲ハジメ(17)、前世は金木研という名前の読書家の隻眼の喰種だったが、CCGの白い死神に殺されて転生しセカンドライフを送っている。



転生まれてから数年経ったあと、僕の今生の両親の職業が分かった。


父親の南雲愁はゲーム会社を運営する社長兼ゲームクリエイター、母親の南雲霞は人気の少女漫画家である。前世は読書家だけど漫画とゲームとかはあまりせずに活字専門の読書家で就職先の志望は出版社の編集者できれば僕が好きな小説家の担当、無理でも文才・将来性のある小説家の卵を博打撃ちにはせずに高槻先生のような偉大な小説家に育成したかった、僕も夢があるかと問われたら最も敬愛する小説家高槻先生のような小説家になりたかった。


両親二人とも前世の僕が就きたかった職業に近い職業だから転生先としてはラッキーだった。前世の生活を思い返してみると伯母とか生活環境は餓死するような極貧・最悪とはいわないけどネグレクトはあったのでヒデがいなければどうなっていたことか……。本当にヒデには感謝してもし切れないよ。前世で大学に通えたのは勉強を頑張って学費無料の特待生になれたというものもあるので、勉強に関してはあのクズみたいな伯母が誉めてくれたので、それをキッカケに褒めてもらいたくて猛勉強したっけ……。あの頃の僕は世間知らずの馬鹿で……、本当に単純で幼稚だったなあ……。


生まれてからまた義務教育を受けるのはキツイと感じたので、幼少期から勉強し直して高卒認定資格試験を受験して飛び級をしたかったのが、受験条件が16歳以上と規定されているので、それができなかった。日本の飛び級制度は海外ほど年齢が低くないのが、残念だ……。義務教育にも通信制とかあればよかったのだが、そういうルールはまだ導入されていない世の中だったので、仕方がないので、せめて義務教育をあまり通わなくても文句を言われないようにする方法を模索して、年齢不問の資格を取っていった。前世では喰種化する前から勉強自体得意だったので、半喰種になってから学習能力と身体能力、速読の速度が飛躍的に上がり、すごいことになっていた。万丈さんに読み書き計算を教えている時に気が付いたのだが、どうやら僕には誰かに勉強や仕事、格闘技とかを教える才能があるみたいだった。学校の教師とかはトーカちゃんの夢だったけど……。そのことを彼女に教えたら嫉妬され虐めてこないか心配になってくるなあ……。



僕が幼少期から現在に至るまでに取得した年齢不問や条件を満たして取った資格は、


原付免許 日本漢字能力検定検定 日商簿記検定 実用英語技能検定 タイピング検定 危険物取扱者 中小企業診断士 弁護士 基本情報技術者 応用情報技術者等 高卒認定資格……。

とある。


高卒認定資格は高校入学してから取得したので、登校義務とか特にないのだが、学生時代の青春は送っておいた方が良いぞと両親に説得されたので通学している。そういえば前世とか伯母の呪縛から解放されたくて一流大学の上井の特待生で合格するため学習意欲が再燃し猛勉強したり、大学に合格してからはキャンパスライフというなの青春を謳歌しようとしたが、事件に巻き込まれ人間を辞めることになり全然青春を送れなかったことを思い出したので、今生ではまともに高校と大学を通いまともに卒業しようと決めたのだが、その決意も一年くらいで揺らぎ始めている……。

その理由は奇しくも前世同様に女絡みなのである……。
















 
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