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ドリトル先生と桜島

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第六幕その十二

「神の存在を確かめていきたいよ」
「それが先生だね」
「学問をしていって」
「そこに神様も見ているのがね」
「まさにそうだね」
「そうだよ、ちなみに今お話している人はね」 
 その人のことをさらにお話しました。
「民主主義はどんな形態があるかと聞かれたら」
「何て言ったのかな」
「おおよそ察しはつくけれど」
「どう答えたのかな」
「共和制か共産主義と言ったからね」
 その様に答えたというのです。
「その人の頭の中では日本やイギリスは民主主義でなくて」
「北朝鮮が民主主義なんだ」
「もう完全に間違えてるね」
「どうしようもない位に」
「若い子にその人の話をしたら」 
 そうしたならというのです。
「馬鹿か阿呆ですかってね」
「言われたんだ」
「まあそう言うよね」
「どう見てもおかしいから」
「北朝鮮が民主主義とか」
「誰でもわかるからね」
「一歩間違えなくても運動家になって」
 そうしてというのです。
「その考えをね」
「行動に移してもね」
「おかしくないね」
「全く」
「そう思うよ」
 先生は残念そうに言いました。
「若しこの人が神様を信じる様になって」
「自分の力だけじゃない」
「神様も信じて生きていったら」
「違うんだね」
「そんな風にはなってないかも知れないのね」
「そうも思うよ、共産主義云々以前にね」
 それこそというのです。
「北朝鮮を支持することなんてね」
「もう有り得ないよね」
「日本の皇室に反対して」
「立憲君主制も否定するなら」
「うん、無神論以前かも知れないけれど」
 それでもというのです。
「そうした無神論の人を見るとね」
「どうしてもだよね」
「無神論はよくないって思うよね」
「間違えやすい考えだって」
「そうだよ、何かの折に神様を感じることもね」
 このこともというのです。
「人として大事だよ」
「全くだね」
「間違ってもその人みたいな考えに至ったらいけないわ」
「やっぱりね」
 皆もその通りと頷きました、そうしてです。
 皆でお風呂に入りながら桜島の霊的なもののことを考えてです。
 お風呂から上がると鹿児島のお料理と芋焼酎を楽しみました、その芋焼酎はとても楽しく先生も満足出来ました。 
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