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神々の塔

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第二十三話 南洋の神々その一

                第二十三話  南洋の神々
 シェリルは塔の地図を観て彼に話した。
「次の神霊の方々は南洋か」
「ポリネシアとかミクロネシアやな」 
 中里は南洋と聞いて言った。
「自分の国も入るな」
「ああ、オセアニアもな」
 シェリルは中里に答えた。
「つまりオーストラリアもニュージーランドもな」
「南洋になるな」
「それでな」 
 それでというのだった。
「今度の相手はな」
「南洋の神々か」
「そや」
「そうやねんな」
「今度は海がな」 
 こちらがというのだ。
「実にな」
「大きいな」
「それでや」
 シェリルはさらに話した。
「今私等がおる階もな」
「大海原やな」
「その上を進んでる」
「そういうことやな」
「それでな」
 ここでだった、
 シェリルは出て来た鮫達を氷の術で倒した、それからまた言った。
「この通りな」
「出て来る獣やモンスターもな」
「海のもんや」
「そやな」
「浮かんでへんとな」
 術を使ってというのだ。
「さもないとな」
「海中での戦になってな」
「随分厄介になるわ」
「そや、私等に水中戦が得意な種族はおらん」
 シェリルはこのことも話した。
「魚人も甲殻人もな」
「そやからな」
「海での戦になると」
 どうしてもというのだ。
「これがな」
「厄介やな」
「並の獣やモンスターばかりやしな」
「神霊さん以外やとな」
「別に何でもないが」 
 レベル的に敵ではないというのだ。
「厄介なのはな」
「事実や」
「酸素玉舐めたら水中でも呼吸出来ても」
「泳ぐ必要もあるし」
「厄介なもんや」
「それは変わらんな」
「この中で泳ぎが一番達者なんは芥川か」
 羅は彼の顔を見て話した。
「そうやな」
「ああ、ステータスと特技を見るとな」
 それならとだ、芥川も答えた。
「この面子やとな」
「自分やな」
「そうなるな」
「我等の中で一番泳ぎが達者なんは吉川やな」
 羅は仲間達全体の話をした。
「そやな」
「ああ、絶対にな」
 まさにとだ、芥川も答えた。
「あいつや」
「そやな」
「ステータスも特技もな」
 尚泳ぎには技や素早さそれに体力が影響する、こうしたステータスが高いと泳ぎも達者になるのだ。 
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