超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉~戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる‼~
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第三百三十話 野球勝負‼ その1
第三百三十話 野球勝負‼ その1
『パブリックブレイク現象』とは。
ストレスの積み重ねによって、普通の社会人がある日、突然、発狂して怪物や異能者になってしまう現象の事である。
政府は、このパブリックブレイク現象で怪物もしくは、異能者になってしまった人間を、『パブリックモンスター』と命名した。
大手芸能事務所AFデクレーションの社長、欠本ユートに枕営業(『O=お A=え O=お U=う』)を強要された水虫のアイドル『勃起佐賀69』のメンバー・瀬戸内あんちくちょうが気絶して、救急車で運ばれてしまった。
かくかくしかじかで、大手芸能事務所AFデクレーションの社長、欠本ユートの枕営業強要の証拠をついにつかむことに成功した俺と竹田。
しかし、欠本ユートは自らの権力を行使すれば、どんな悪事も、もみ消すことが可能であると反論する。
芸能界の闇と欠本ユートの権力を痛感する、俺と竹田。
打つ手なしかと思われた次の瞬間、欠本ユートは俺たちに『野球勝負』を提案する。
大手芸能事務所AFデクレーションがスポンサーを務めるプロ野球チーム『中絶ドラグーンズ』に野球勝負に勝利すれば、欠本はこれまで、新人アイドルたちに枕営業(『O=お A=え O=お U=う』)を強要してきたことを世間に公表することを約束する。
しかし、逆に俺たちが野球勝負に敗北すれば、俺と竹田を含めた野球チームのメンバー全員が欠本ユートに『O=お A=え O=お U=う』をしなければならない。
欠本ユートのエクステンシブな性癖に驚愕しつつも、俺は野球勝負に勝利するために、学園内のアルティメットメディアクリエイター部の部室に戻ることにした。
俺たちに残された時間は一週間、一週間後にはサイレーススタジアムで野球勝負である。
俺と竹田は欠本ユートが提案してきた野球勝負の件について、部員のみんなに説明する。
部長が、俺と竹田の提案に怒りの声を上げる。
「アンタバカじゃないの、私たちみたいな素人がプロ野球チームに勝てるわけないじゃない、それってもう戦う前から、『O=お A=え O=お U=う 確定』ってことでしょ?嫌よ私、おっさんの汚いバットなんて『O=お A=え O=お U=う』したくないわ‼」
そう、陰キャ集団であるアルティメットメディアクリエイター部が野球勝負でプロ野球にチームである『中絶ドラグーンズ』に勝てるわけがないのだ、それにこちらの部員はわずか5名、仮にメンバーをそろえることに成功しても、素人がプロに勝つには一週間の練習期間は短すぎる。
とりあえず、まずはメンバー集めである。
「えっと野球ってメンバー何人必要なんだっけ?」
俺の問いに、部長も竹田も副部長もヨシノを困惑状態で、それぞれの顔を見合わせながら、首を傾げている。
さすがアルティメットメディアクリエイター部は陰キャ集団である、誰もかれもが、野球の存在は知りながらも、野球のルールのルの字も知らない。
もちろん、俺も野球のルールはなんとなくしか、知らない。
俺はついため息をついてしまう。
俺のため息を聞いた部長が怒りをあらわにする。
「ちょっと山神君、なによ、その顔は!わかってんだからね、アンタだって野球のルール知らないの!つーかルール知らねぇなら最初から勝負受けんなバカ野郎!」
「でも、『中絶ドラグーンズ』に勝てば、欠本は自らの悪事を世間に公表すると約束してくれました‼俺たちが野球勝負に勝てば、もう欠本のせいで、秋田さんの娘さんのように嫌な思いをする人が減るんです!芸能界が今よりクリーンになるんです!」
そう、欠本ユートに枕営業を強要されてしまった、元『おえおうさせ隊』のメンバーの秋田さんの娘は、今も心を病んだまま自宅に引きこもっているらしい。
これ以上、欠本ユートに、みんなに夢を与える芸能界を汚されるわけにはいかない!
「だいたい、今回、秋田さんの依頼を受けたのは、部長のほうですよ!今さら、できませんでした、で終わりにしていいんですか?どうなんだよ!人としてェッ‼」
「わ、わかったわよ...でもプロ野球チーム相手に、素人でろくに野球のルールも知らない、私たちがいったい、どうやって勝てばいいのよ!いい?この世界にはできることと、できないことがあるの!おわかりか?」
俺は部長の指摘を無視して、部員たちに向かって前向きに宣言する。
「とりあえず、まず、野球チームの名前と、メンバー集め、ルールの勉強から始めましょう!」
「アンタ人の話聞いている?」
「うるせェ!勝とう‼」
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まず、チーム名の作成だ。
部長が嫌々ながら、しきりはじめる。
「では、これから野球チームの名前を決めます、とりあえず、多数決で決めたいと思います、おっとチーム名多数決決定提案からなんと0,1秒で結果が出てしまいました~‼野球チームの名前は『下半身ムラ村田イガーズ』に決まりました、異論は認めません‼」部長もさすがは偏差値最底辺高校アルティメットジーニアス学園の生徒である、とても多数決という日本語の意味を理解していないと思われる部長の独裁的な横暴により、俺たちが所属する野球チームの名前は『下半身ムラ村田イガーズ』に決定してしまった。
次は野球のルールの勉強だ。
一度、部室を無言で出て、学生寮に戻ってしまった竹田。
部員の誰もが竹田が目の前の現実から逃亡するために寮に戻ったと確信した、次の瞬間、竹田が部室に戻ってきた。
そう、竹田が大量の漫画とDVDを持って部室に帰ってきたのだ。
竹田が部室に持ってきた大量の漫画とDVDの表紙には、野球のユニフォームを身にまとった美少女達が写っていた。
「なんだよ竹田、お前、もしかして野球くわしい人間か?」
「わかってねぇな山神ィッ!このような美少女野球作品は、野球のルールなんて1ミリも知らなくても楽しめるように作られているのだ!どうだ、まいったか‼」
とりあえず、竹田が頼りにならないことがわかった俺たちは、竹田が寮が持ってきた美少女野球作品の漫画やDVDを通して、野球のルールを学ぶことにする。
とある美少女野球アニメを見ていた俺は部長に疑問をぶつける。
「部長、この美少女野球アニメ、原作はみんなロリ体系なのに、なんでアニメ版はみんなガタイがあんなにガッチリしてるんですか?」
「知らねぇよ、そんなの。つーかなんで試合始める時に審判、いっつもプレイボーイって叫ぶのよ?野球の試合で自分がヤリチンだって大声で自己申告するメリットっていったい何よ!」
「部長、それはプレイボーイじゃなくて、プレイボールですよ‼」
俺の指摘に、部員たちの笑い声が部室を包む。
先程までの気まずい空気とは一転、なごやかな雰囲気になったはいいものの、それで勝負に勝てるわけではない。
そう、勝たなきゃ意味がないのである。
次はいよいよメンバー集めである。
こうして、『下半身ムラ村田イガーズ』が始動した。
※この物語はフィクションです、実在する人物及び団体には一切関係ありません。
次回予告 野球勝負‼ その2
後書き
次回もお楽しみに
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