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転生!DORAGONBALL THE WORLD!!

作者:山葵。
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サイヤ人編
  第五話 地球の命運をかけた戦い

 
前書き
最近暑くなってきましたねぇ~
暑さに負けず小説を投稿していきたいですわ~~~!!!!

初めての小説なのに200人も見てくださっていてやる気が青天井‼
頑張りますので温かい目で見ておくんなまし~ 

 
ベジータが口を開く。
「とうとう、カカロットのお出ましか。」

「すまねぇな、ワサビ。状況だけ最後に説明してくんねぇか。」

「わかった。まずヤムチャがアイツらの手下の栽培マンってやつに、天津飯とチャオズがナッパに殺された。そして、ピッコロも悟飯をかばって死んでしまった。ナッパは俺たちで片づけたんだが、ベジータには全く歯が立たなかった。」

「そうか、ところであそこにいる奴は誰なんだ?」
そういうと、悟空はバーダックの方に指をさす。

「ああ、あいつは…」

「ただのサイヤ人だ。下級戦士のな。」
ワサビがバーダックの名を言いかけようとしたのを遮るように自分の名を明かさず、バーダックは悟空の問いに答えた。

「あんたはオラたちの味方なんだな?」

「…そうだ。」

「そっか、悟飯たちを守ってくれてありがとうな。それにしても、おめぇオラに顔が似てんな?」

「…。」

「ま、いっか。じゃ、オラはあいつと戦ってくる。おめぇたちはここで休んでてくれ。」
悟空はそう言い、神妙な顔をした。

「戦う場所を変えたい。ついてきてくれるか?」
悟空はピッコロたちの遺体が傷つくのを避けるために場所を変えることを提案した。

ワサビはこのことをすっかり忘れていたのは内緒だ。
だが運がよく遺体に亡くなった時以上の傷はついていなかった。

「好きにしろ。同じことだ。」
こうしてベジータたちは少し離れた場所へ移動をした。
悟空は空中を移動しながらベジータの気を感じ、そのあふれ出ん気の量にワクワクしていた。

「ワサビさ~ん!!」
声の方を見ると、さっき逃がした悟飯とクリリンが飛んでくるのが見えた。
「大丈夫か⁉ワサビ‼」
クリリンと悟飯は心配そうに声をかけてくれた。
「何とか生きているが、左腕がボロボロになっちまった。仙豆もさっき使い切っちまったし、どうすっかな…」

「まあ、ワサビが生きててよかったよ。」

「ワサビさん。あそこにいる人って…」

「ああ、お前のおじいちゃんだ。」

そういうと、悟飯は少し不安そうな顔をした。

「大丈夫だ。顔は怖いけど多分優しいと思うぞ。悟飯、おじいちゃんに挨拶してきなさい。」

「はい!」
そういうと悟飯はトテトテとバーダックの方に向かう。

「おじいちゃん。助けてくれてありがとうございます。」

悟飯に丁寧にあいさつされたバーダックは少し考えてから、

無言で悟飯の頭を撫でてやった。



ー悟空sideー

「ここを貴様の墓場に選んだというわけか。」

「いい話をしてやろう。サイヤ人は生まれてすぐ戦士の素質を検査される。そのなかでも特に弱い奴らが貴様のように大した敵のいない星に送られるのだ。」

「落ちこぼれだって必死に努力すれば、エリートを超えることがあるかもよ。」

「では努力だけではどうやっても越えられぬ、壁を見せてやろう!」

ついに最終決戦が始まった。両者ともに構えをとる。
ベジータは両手を前に出し、悟空は片腕を前に出し体制を低くする。

悟空が地を蹴りベジータに近づく。殴り、蹴り。時には空中を飛び回り、戦士として戦う二人がそこにいた。それは侵略者と地球を守るもの。あるいは純粋に戦いを楽しむサイヤ人2人の姿であった。


3倍界王拳を使った悟空にベジータは追い詰められた。何よりも努力だけでエリートの自分に傷をつけた下級戦士に強い怒りを覚えた。ベジータは地球もろともその恨めしい相手を滅ぼそうとした。
自分も死んでしまうのに。だか、怒りは人を忘れさせる。そんなことはどうでもいい。奴を殺せるなら。

高き空からカカロットをにらみつけて言い放つ。

「地球ごと消えてなくなれ!ギャリック砲!!」
ベジータは先ほどの何倍にも膨れ上がった気を一か所に凝縮させる。

「カラダもってくれよ!界王拳3倍だ!!か…め…は…め…波!!」
悟空も既に疲労困憊な体に鞭を打ち、再び界王拳を使う。

2つのエネルギー波がぶつかり合う。その気は今までにない大きさで、辺りに強い圧を放つ。

ベジータの方が若干優勢、いやどんどんと悟空の気を押し返す。

悟空はこれにすべてをかける勢いで気を最大限増加させる。
もはやカラダの負担を考える余裕はない。死ぬよりは、地球が破壊されるよりはましだ。

「界王拳!!4倍だ!!」

界王拳の倍率をさらに上げ、限界突破の一撃を放つ。

より力を増したエネルギー波がぐんぐんとベジータのギャリック砲を押し返す


ーベジータsideー

(なぜ、俺はここまで追い詰められているんだ?)
ベジータは自分で自分を問いただした。いくら地球で一番強いカカロットといえど、俺を超えることはないと確信していた。
だがふたを開けてみれば、カカロットだけではなくカカロットの親父、さらには知らないサイヤ人すらもいた。地球は最底辺の星だから、下級戦士が送られたのではなかったのか?
それになぜ、サイヤ人が星を滅ぼしていない?
なぜ甘いアイツらが…この俺と、互角以上で戦えているのだ!!

ーベジータside finishー

それが許せない、誇り高きサイヤのプライドが、戦闘力を、気を増幅させる。

「俺が、宇宙一なんだ!!」

ベジータの気が膨れ上がる。そして、2つの拮抗したエネルギーは、逃げ場を失い…爆発が巻き起こった。

悟空は地を水切りの石のように滑り、吹き飛ばされ、ベジータはより高く空中に吹き飛ばされる。

悟空は運がいいのか、悪いのか、ワサビたちがいるところに吹き飛ばされた。

いち早くクリリンが悟空に声をかける。
「大丈夫か!悟空!!」

「ああ、なんとかな…」
悟空は界王拳の反動に悶えながら答える。
「やったのか?ベジータを」

「わかんねぇ。だが、生きてんじゃねぇかな。あいつは。またおめぇたちはどっかに逃げていてくれ。」
悟空は自分一人で相手をするつもりのようだ。
「何言ってんだ!無茶だ!悟空!」
クリリンは必死に叫ぶ。
「お前だってもうボロボロじゃねぇか。俺たちで力を合わせりゃ、あいつに勝てるかもしれねぇ!」

「でもそれはちょっと…卑怯じゃねぇか?あいつは一人で戦ってんだ。なのにこっちが5人で戦うなんてよ…」
悟空は戦士としてフェアに戦いたいようだ。

「舐められたもんだな…」
するとそこには先ほどまで上空に吹き飛ばされていたベジータがいた。

「貴様らゴミどもが束になってかかってこようと、俺にとっちゃ遊びにもならん。」
ベジータは余裕そうに、そしてやはり甘いカカロットにいらだちながら言う。

「わかった。じゃあこうしてくれ。俺と悟空そしてバーダックでベジータと戦う。クリリンと悟飯は離れたとこにいてくれ。」
ワサビはそう提案する。
「僕たちも戦います!!」
悟飯はそう叫ぶ。
「悟飯、安心しろ。父ちゃんたちでぜってい勝ってやるからな。」
悟空は安心させるように悟飯をなだめる。
「でも…」
「わかった。じゃあ約束だ。お前釣りに行きたいって言ってたよな。今度連れてってやる。」
そういうと悟飯は笑い、「うん!頑張ってね!!お父さん!!」といった。
そして、「おじいちゃんも頑張ってね!」とバーダックに向けて大きな声で言った。
バーダックは顔は見せずに右手を少し上げてそれに答えた。

「勝てよ。悟空」

「おう。」

クリリンも悟空を激励し悟飯とともに避難した。

「最期のおしゃべりは済ませたか?」
ベジータは自信たっぷりに言い遂げる。

「勝つのはオラたちだ。」

とうとう、地球の命運を分ける最後の一戦が始まった。 
 

 
後書き
バーダックをおじいちゃん呼びする悟飯ちゃんかわいい… 0(:3 )~ ('、3_ヽ)_ (尊死)
でもバーダックの口調が難しい~~~!!!

戦闘力一覧
悟空:8000→界王拳3倍~4倍 24000~32000 その後力を使い切り戦闘力3000ぐらい
ベジータ:16000→ギャリック砲時:35000 その後戦闘力10000弱ぐらい。
ワサビ:休憩したこともあり少し回復したが左腕が機能しないので3000弱ぐらい
バーダック:休憩し、7000弱ぐらい。 
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