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仮面ライダーファイズ 小さな星の話

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第十八章

「あら、その程度なの?」
 影山が倒れ込む長田にこう声をかけてきた。
「威勢がいいと思ったら」
「まだ・・・・・・」
 長田はうつ伏せになっていたが何とか両手で起き上がる。海堂もであった。
「こんなことで。私は」
「結花、ちと辛いんじゃねえのか」
 海堂は膝で何とか立ち上がりながら長田に声をかけてきた。顔はじっとジェイを見据えている。
「やっぱりラッキーグローバーはよ」
「じゃあ海堂さんだけ帰ったらどうですか?」
 長田はあえて普段の調子で彼に言ってきた。
「相手が相手ですから誰も何も言いませんよ」
「冗談言うなっちゅうんだ」
 しかし彼はそう長田に返した。
「強い相手倒したらそれで勲章になるだろ?」
「じゃあ帰らないんですね」
「当たり前だ。ここまで来たらな」
 完全に立ち上がって述べる。
「やるぜ」
「はい」
 その横では三原が何とか澤田と戦っている。押されながらも持ち堪えていた。
「まだ倒れないのか」
「この程度で!」
 三原は何度倒されても起き上がる。そして澤田に立ち向かう。
「俺は負けないんだ!」
「面白い。じゃあ最後まで相手してやる」
 澤田もそんな三原に正面から向かってきた。
「覚悟するんだな」
 二人の戦いも続く。草加は北崎と戦っている。剣を逆手にその禍々しい牙に似た腕と対峙していた。
「へえ、強くなったんじゃない?」
 北崎は幾度も草加と攻撃を交え合いながら楽しそうに述べてきた。
「この感じ。僕達と同じかな」
「だったらどうするのかな」
 草加も北崎の攻撃を受け続けかなりのダメージを受けている。しかしそれでも立って彼に向かってきていた。
「生憎俺はどうなろうと御前等は倒す」
「いいねえ、それ」
 北崎は草加のその言葉を聞いて笑う。
「楽しいよ。やっぱりそうでなくちゃ」
「特に御前には借りがある」
 草加は北崎を見据える。
「俺自身のな。今までの借りが」
「じゃあ僕を倒すってこと?」
「そうだ」
 カイザの目が怒っているように見えた。爛々と輝いてさえいた。
「生き返ったなら。貴様だけは!」
 カイザブレイガンをやはり逆手に持ち突き進む。激しい衝撃が彼を襲うがそれでも引かなかった。
「おおおおおおおっ!」
 そのまま北崎ともつれ合う。今カイザはその全ての力を出していた。
 乾は目の前にレオを見ていた。サイガはその手にトンファーを持っている。
「来イ」
 レオは左手で首を掻き切る動作をして乾を挑発する。
「相手ニナッテヤル」
「言われなくてもな」
 乾はそんな彼を前にしても冷静さをあえて維持させていた。
「俺は怖くとも何もないんだよ」
「ソウカ」
「そうさ。行くぜ!」
「ナラ」
 向かって来た乾を見て動いてきた。両手に持つトンファーで襲い掛かる。
「むっ!」
「御前ノコトハワカッテイル。負ケハシナイ」
「何だと!」
「俺ハオルフェノク最強ノ戦士。負ケルコトハナイ」
 彼は言う。
「だから」
 空を飛んだ。いや、浮かんだ。
 そのまま乾へ突進して来る。体当たりとトンファーを受けて吹き飛ばされる。
「ぐわっ!」
 吹き飛ばされ地面に叩き付けられる。しかし痛みに耐え何とか立ち上がる。
「まだだ」
 乾は胸を抑えながら着地した彼を見据えていた。
「御前が空で来るのなら」
「ドウスルツモリダ?」
「俺にも考えがある」
 携帯を取り出した。それで入力する。
 
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