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X ーthe another storyー

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第十話 固絆その三

「少しな、五分程な」
「そやったか」
「時間通りに来てくれたが」
 それでもというのだ。
「俺の方が気が逸ってな」
「それでか」
「少し早く来てしまった」
「そやったか」
「どうもな」
 神威は少し照れ臭い感じで述べた。
「俺も楽しみにしていた様な」
「今日のことをか」
「ずっと人と距離を置いていたが」
 それでもというのだ。
「もうな」
「それもやな」
「するつもりはなくなってな」
「わい等とやな」
「そして封真に小鳥ともな」
 彼等とも、というのだ。
「こうしてな」
「一緒にやな」
「いたくなった」
「そやねんな」
「だからな」
 それ故にというのだ。
「今もな」
「こうしてやな」
「少し早く来た、だがこうして来てくれてな」
「一緒になったな」
「ではな」
「ああ、今からな」
「中に入りましょう」 
 護刃は首を少し右に傾げさせてにこりと笑って応えた。
「そうしましょう」
「そしてな」
「皆で楽しみましょう」
「そうしよう」
 こう話してそうしてだった。
 一行は神威も入れて境内に入った、するとそこには封真と小鳥がいた、封真は天の龍達に微笑んで話した。
「待っていた、じゃあ今からな」
「一緒に飲んで食ってな」
「話をしてな」
 封真は神威にも笑って応えた。
「楽しもう」
「そうしよう」
 神威も笑顔で応えた、そうしてだった。
 一行は神社の中の人が集まって話せる公民館の中の様な場所に入った、もうそこにはお菓子やオードブル、ジュースや酒があり。
 全員車座になって座ってだった。そのうえで話をしたが。
 小鳥は笑顔でだ、神威に言った。
「そう、神威ちゃん今もなの」
「野球は阪神だ」
「あのチームが好きなのね」
「ずっとな」
「私もよ」
「俺もだ、やはり阪神だな」
 封真も言うことだった。
「野球は」
「奇遇ですね、僕も阪神ファンですよ」
 征一狼はワインが入ったカップを片手に言った。
「野球は」
「ええと」
「はい、蒼軌征一狼です」
 小鳥に微笑んで名乗った。
「宜しくお願いします」
「わかりました、蒼軌さんもですね」
「征一狼でいいです」
「では征一狼さんもですね」
「阪神ファンです」
「私もです、阪神いいですよね」
 護刃はクッキーを食べつつ応えた。 
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