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八条学園騒動記

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第六百八十六話 カラフルにふんだんにその一

                カラフルにふんだんに
 コバルトブルーのほうれん草を見てだ、シッドは言った。
「緑のもいいけれど」
「青もいいわね」
 メアリーもそのほうれん草を見て話した、二人共自分達の部屋のキッチンにいてそのうえでそれを見ている。
「これはこれでね」
「奇麗な色だね」
「ええ、これを使ってね」
 その青いほうれん草をというのだ。
「サラダを作るわ」
「ほうれん草のサラダだね」
「さっと煮て」
 そうしてというのだ。
「生のレタスとね」
「一緒にするんだね」
「トマトともね」
「そのレタスは赤で」 
 トムはレタスを見て言った、こちらはスカーレッドだ。
「それでトマトはね」
「紫ね」
「奇麗な紫だね」
「それでアスパラガスも入れるけれど」
 メアリーはその野菜も見て話した。
「こちらはね」
「黄色だね」
「そう、カラフルにね」
「普通のサラダ以上にね」
「するのよ、どのお野菜も身体にいいし」
 このこともあってというのだ。
「是非ね」
「今日はこの組み合わせでだね」
「サラダにするわ、それでドレッシングは」
 メアリーはこちらの話もした。
「サラダには欠かせないけれど」
「何と言ってもね」
「フレンチでね」
 このドレッシングにしてというのだ。
「それでね」
「白だね」
「そう、フレンチだから」
 このドレッシングはというのだ。
「だからね」
「それにするね」
「そうよ、それでね」
「その白も入れて」
「カラフルにするわ」
「そうしたサラダだね」
「ええ、それでね」
 そのうえでというのだ。
「メインはね」
「今日はお魚でね」
「鱒を使うけれど」
「鱒のフライだね」
「一人四尾ずつね」
 それだけというのだ。
「食べましょう」
「それでだね」
「私達にとっては平均だけれどね」
「連合でも多い方だから」
「そのことをね」
「動画で言うね」
「そうするのよ」
 実際にというのだ。
「ここはね」
「それがいいね」
「それとジャガイモを茹でて」
「それとパンだね」
「この二つがメインで」
 それでというのだ。
「デザートはフルーツでね」
 こちらでというのだ。
「林檎だけれど」
「これだね」 
 シッドはキッチンにあるその果物も見て話した。
「このオレンジの」
「そう、オレンジの林檎をね」
「デザートにするんだね」
「そうするのよ、それでお酒は」
 メアリーはこちらの話もした。 
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