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ドリトル先生とタキタロウ

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第七幕その十

「人しか出来ないお仕事もあるからね」
「その人を酷使して」
「人がいなくなったら」
「もうね」
「成り立たないよ、だからあの時労働運動は起こってよかったし」 
 先生は皆にお話しました。
「起こるべくして起こってね」
「労働者の人達の権利が保障される様になって」
「政党にもなって」
「それで今に至って」
「今もブラック企業はあっても」
「どうして駄目かもわかっていてね」
 そうしてというのです。
「若しそうだとわかればね」
「アウトになる様になっているね」
「社会的な評判はそれで確定するから」
「関わってはいけないって」
「入ってもいけないって」
「まだあることは残念だけれど」 
 それでもというのです。
「問題点がはっきりしていることはね」
「いいことだね」
「そのことは」
「本当に」
「ブラック企業はなくならないと思うけれど」
 問題のある企業はです。
「けれどね」
「それでもだよね」
「問題点がわかっている」
「それだけでも違うね」
「かなりいいよね」
「そう、問題点がわかっていてね」  
 そうしてというのです。
「皆がそれを間違っていると考えていて」
「見付けたら批判する」
「そして改善しようとする」
「それだけで違うわね」
「それも全く」
「僕はそう思うよ、問題は完全に解決出来なくても」
 それでもというのです。
「限りなく少なく出来る」
「それでいいのよね」
「全部なくすことは無理でも」
「少なく出来る」
「本当にそれだけでね」
「全く違うね」
「そう、違うから」
 それでというのです。
「これからも見付けらね」
「改善していくべきだね」
「あらゆる問題についてそうで」
「それでブラック企業の問題もだね」
「限りなく少なくしていく」
「そうあるべきね」
「今お話した様にブラック企業は長期的に見ると駄目な経営方式なんだ」
 先生は経営学の視点から見てお話しました。 
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