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ドリトル先生とタキタロウ

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第四幕その十二

「元気が出てやる気が出て」
「お仕事にも学業にも精が出てね」
「どんどん頑張れるから」
「実際に頑張ってね」
「日本はどんどんよくなってるし」
「日本は世界での役割大きいし」
「日本が元気なら世界にもいい影響を与えてるわ」
 そうもなっているのです。
「だから巨人にはこれからも弱くあって欲しいよ」
「巨人はどんどん負けてね」
「その姿を皆が観るんだ」
「そうしたら皆元気が出ていくから」
「それじゃあね」
「これからも負けて欲しいよ」
「ずっとね」
 皆笑顔でお話します、勿論この日も巨人は負けています。広島に三試合連続完封しかも十点以上取られてです。
 先生はそのお話もしてでした。
 皆にまだある焼いたイワナを見てお話しました。
「残りも皆で食べようね」
「そうしようね」
「お鍋の方もね」
「そうしましょう」
「残さずね」
「残さず食べる」
 それこそとがというのです。
「大事だね」
「そうだよね」
「日本ではそうだよね」
「食べ残したら勿体ない」
「そうした考えだからね」
「いい考えだよ」
 先生はこの考えについて手放しで賞賛しました。
「食べものは粗末にしたらいけないからね」
「そうそう」
「食べられない人だっているし」
「本当に残したら駄目よ」
「残さず全部食べる」
「有り難くね」
「そうしてね」 
 そのうえでというのです。
「食べさせてもらったことに感謝しようね」
「神様にも食材になった命にも」
「全てにね」
「そうしないと駄目だね」
「残さず食べて」
「そのうえでね」
 まさにというのです。
「感謝するんだよ」
「そうだね」
「今もそうして」
「これからもね」
「残さず食べて」
「感謝しましょう」
「そうしようね、そして明日も調査をするけれど」
 大鳥池をというのです。
「船も出すよ」
「明日はそうするんだ」
「湖に入るんだ」
「そうするのね」
「明日は」
「そして魚群探知機でね」
 それを使ってというのです。
「それでだよ」
「ああ、湖の中を調べるんだ」
「そうするんだ」
「明日は」
「そしてね」
 大鳥池に船を出してというのです。
「やっていこう」
「それじゃあね」
「明日はそうしましょう」
「魚群探知機を使って」
「そうして調べましょう」
「そうしようね」
 先生は笑顔で言いました、そうしてイワナにインスタントラーメンが入ったお鍋をウイスキーと一緒に楽しんで、です。
 皆と一緒にテントの中で寝ました。皆固まって寝袋に入って暖房も入れたうえで暖かくして寝ました。 
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