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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百三十八話 決死の攻防が続きその一

               第五百三十八話  決死の攻防が続き
 舞は晴彦に話した。
「いや、まさかよ」
「今の敵と戦うとはですか」
「絶対に誰かと戦うとは思っていたけれど」 
 それでもというのだ。
「グリードと戦うとはね」
「思っていなかったんですね」
「個人的にはショッカーかしらって思っていたのよ」
「死神博士とかですね」
「ええ、あの人とね」
「それは残念だったな」
 彼等の前にいるウヴァが言ってきた。
「俺で」
「残念じゃないから」
 舞はそれは否定した。
「ただ予想が外れただけだから」
「そう言うか」
「ええ、じゃあね」
「戦うか」
「今からね」
「よし、やるか」
 如月が明るく笑って言って来た。
「やるならな」
「全力で、ですね」
「そうするのが礼儀だからな」
 玲奈に話した。
「それでだ」
「今回もですね」
「全力でな」
 それでというのだ。
「戦っていこうな」
「わかりました」
「はじめるか」
 ウヴァはここでだった。
 変身した、そうして言ってきた。
「いよいよな」
「ああ、タイマンじゃないがいいか」
「構わない」 
 如月にその姿で答えた。
「俺も強いからな」
「そうか、じゃあ行くな」
「来い」
 この言葉が合図になってだった。
 仮面ライダー部の面々はそれぞれ変身した、そのうえで戦いに入るが。
 晴彦はマルコキアスとクトゥルフを寄せ付けないウヴァの攻撃と防御を見て冷静に言った。
「これは迂闊には攻められないな」
「そうだよな」
「これは強いわ」
 翔介とアリスも言う。
「予想通りでも」
「やっぱり厳しいな」
「こうした時いつも俺がなんだよな」
 大文字は苦笑いの声で言った。
「やられるんだよな」
「あの、それはです」
「止めて下さいね」 
 翔介とアリスはその大文字に突っ込みを入れた。
「大怪我しますから」
「今回は」
「そうだよな、強い相手だからな」 
 それ故にというのだ。
「慎重にな」
「戦う」
「それが一番ですね」
「そうだろ、だからな」
 それでというのだ。
「慎重に戦うな」
「はい、そうしてです」
「追い詰めていきましょう」
「徐々にでもな」 
 こう言って実際にだった。
 大文字も他の者も徐々に戦っていった、そしてだった。
 ウヴァが接戦にたまりかね決着を着けようと渾身の一撃を戦士達全員に繰り出そうと力を溜めたその一瞬にだった。  
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