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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百三十一話 奇巌山へその十三

「安心してくれ、鏡花も」
「だからもう私は」
「犬は大丈夫か」
「冷奴も食べられる様になったから」
 こちらも大丈夫だというのだ。
「安心して」
「ならいいがな」
 エクレールはここまで聞いて安心した。
「私も」
「それじゃあ」
「しかし皆成長したのだな」 
 エクレールは鏡花と話してこのことをしみじみと実感した、そうしてこんなことも言ったのだった。
「私もうかうか出来ないな」
「エクレールは大丈夫でありますよ」
 リコッタは親友として彼女ににこりとして話した。
「いつも努力していますし」
「そうだろうか」
「真面目でもありますから」
「だからか」
「ちゃんと成長しているであります」
 そうだというのだ。
「だからこれからもであります」
「私は成長していくか」
「間違いなくであります」
「ならいいが」
「ただお主は見せ過ぎだ」 
 レオンミシェルはこのことを指摘した。
「気をつけることだ」
「まさか見せ過ぎとは」
「察したであろう」
 スカートを前後から両手で抑えたエクレールに話した。
「なら気をつけることだ」
「そうします」
「くっ、これは残念だな」
「全くだ」
 松田も元浜もエクレールのその言葉にこの世の終わりの様になった。
「エクレールさん本当によかったからな」
「ストライブでな」
「エクレールさんのが見えなくなるなんて」
「楽しみが一つ減ったぜ」
「何言ってるの、貴方達いつも見てるでしょ」
 リアスは悔しがる二人に言った。
「私のだって」
「今日は紫ですね」
「似合ってます」
 二人はリアスにあからさまに答えた。
「見えてるからいいですよね」
「さっき前歩いていたリリアナさんも」
「青もいいですよね」
「コバルトブルーも」
「見たことは言わなくていい」
 リリアナは顔を真っ赤にして言い返した。
「確かにスカートの丈が短いから見えてしまうがな」
「ですからそういうことで」
「気にしないということで」
「正直歩のは見たくないですが」
「男のは」
「俺だって見せたくないよ」
 その歩も言うが彼は顔を赤くはさせていない。
「別にな」
「普段はトランクスだしな」
「俺達と同じだしな」
「けれど変身したら女ものになるからな」
「下着までな」
「何でそうなるんだよ」 
 歩は心から思った。
「俺は」
「まあ見ても何も見なかったことにしてるからな」
「男はな」
「そういうことだな」
「まさにそういうことでな」
「これからも宜しくな」
「ああ、しかし山に入ったら」
 歩は戦いのことも思った。 
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