| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

仮面ライダー エターナルインフィニティ

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第五百三十一話 奇巌山へその十二

「煉獄の豚だったからな」
「あちらでは豚も喋るから」
「だからな」
 その為にというのだ。
「俺もだよ」
「喋ることが出来るのね」
「普通にな」
 人間と同じ様にというのだ。
「そうなんだよ」
「そうなのね」
「俺はそうした猫だからな」
 シュレディンガーも話に入って来た。
「魔法とかでな」
「それで喋られるのね」
「そうなんだよ」 
 鏡花に機嫌よく話した。
「そこは覚えておいてくれよ」
「そうするわ」
「しかし嬢ちゃん犬嫌いって言っても」
 リカードは首を傾げさせて言った。
「別にこれといって」
「うむ、そうは感じない」
 ランガはリカードに応えた。
「そうだな」
「これといってな」
「ちなみに僕イヌ科っす」
「俺もだ」
 タヌキと白山坊も言ってきた。
「狐はそうだがな」
「タヌキもっす」
「しかしだ」
「鏡花さん別に違和感なくお付き合いしてくれるっす」
「何かと助けてももらっています」
 こう言ったのはなでしこだった。
「戦闘の時には」
「それで犬嫌いと言われましても」
 せんだんは本当かという顔で首を傾げさせている。
「とても思えません」
「皆は違うから」 
 鏡花はこう答えた。
「だから」
「それで、ですか」
「そう、実は狂犬病が怖くて」
「今時ないだろ、日本には」
 啓太もそれはと返した。
「油断出来ないけれどな」
「そうだったから」
「今はか」
「かなりましになった」 
 その犬嫌いはというのだ。
「私も」
「海舟先生も嫌いじゃったのう」
 龍馬は焔レンの横でこのことを話した。
「そういえば」
「えっ、そうだったんだ」
「おう、これがぜよ」
 龍馬はレンに笑って答えた。
「犬が大嫌いだったぜよ」
「そうだったんだな」
「あの人は大変なことになったからな」
 泊がそれが何故かを話した。
「街で野良犬に襲われて」
「そんなことがあったんですか」
「ああ、それで大事なところが破れてな」
「大事なところって」
「わかるあだろ」
「ああ、あそこですね」
 レンも言われて理解した。
「あそこをやられますと」
「それで死にそうになってな」
「「それから犬が大嫌いになったんですね」
「あの人はな」
「そうなるのも当然ですね」
「それは災難だが我々はそんなことはしないからな」
 エクレールは必死の顔で言ってきた。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧