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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百三十話 サラミスの海戦その十

「またです」
「戦うことね」
「そうお願いします」
「そうね、じゃあ後で食べて」
 そしてとだ、アオも頷いた。
「手当てを受けた後で」
「そうして下さい」
「ここは」
「あと何か足りないものある?」
 ノアは雪梅に問うた。
「そっちは」
「今はないわ」
「そうなのね」
「そっちも足りないものある?」
 雪梅からも聞いてきた。
「あったらね」
「それならなのね」
「渡すから」
「ええ、その時はお願いね」
「それじゃあね」
「うむ、それぞれの場所で足りないものをチェックするのじゃ」
 クーベルが明るい顔で言ってきた。
「そしてじゃ」
「それぞれの場所にですね」
「その足りないものを置いてな」
 そうしてというのだ。
「そのうえでじゃ」
「備えておきますね」
「ものがあってじゃ」
 クーベルは雪梅に話した。
「あるべきところにちゃんと置いてあるとな」
「有り難いですよね」
「そうじゃな、だからな」 
 この度はというのだ。
「整えていこう」
「わかりました」
 雪梅も頷いてだった。
 その様に手配した、そうして後方を支えていた。
 戦場ではディエンドが自分の銃で攻撃を行い怪人達を倒していた、そうしながら余裕のある声で言った。
「まあ今はね」
「この状況でいい」 
 共に戦うディケイドが応えた。
「やがて敵も減る」
「それまではね」
「こうして持ち堪えるだけでだ」
 それでというのだ。
「充分だ」
「その通りだね」
「門矢さん達の言われる通りです」
 光秀が頷いてきた。
「敵は出る傍から倒してやがります」
「それならだな」
「充分ですぅ」
「けれど前に出たら駄目なんですよね」
 勝家はこのことを残念そうに言った。
「あたしはそれがどうも」
「前に出たら零点ですよ」
 長秀がその勝家に言う。
「敵を倒すだけでいいのです」
「スサノオとの戦いはな」
「そうした戦いもあります」
「あたしにはどうしてもわからないことだよ」
「あんた頼むからいい加減ちょっとはわかってね」
 信奈も呆れて言ってきた。
「スサノオとの戦い結構経てきたんだし」
「それがどうも頭に入らなくて」
「全く、頭使うこと本当に苦手なんだから」
「六はいつもこう」
「困ったことじゃ」 
 利家と一益も出て来た。
「信奈ちゃんの幼馴染みの一人なのにのう」
「兎に角脳筋」
「あの、前に出たら危ないから」 
 信澄も勝家に言う。
「そう言えばわかってくれるかな」
「それがどうも身体が自然に前に出まして」
「うん、頭に入らないんだね」
「言われたことが」
「ですから私がいます」
 長秀は慎んだ態度で述べた。
「勝家さんを止めるのはいつも私です」
「悪いな、本当に」
「まああんたのことはわかってるから」
 信奈も言ってきた。 
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