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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百三十話 サラミスの海戦その四

「今のうちだ」
「よし、じゃあそうしよう」
 ディアンヌが率先して鎚を振ってだった。
 怪人達を薙ぎ倒しつつ距離を詰めて他の大罪の者達も続いた、そうして彼等は距離を詰めたのだった。
 そうした戦局を見てだ、ギリシアは言った。
「いい感じ これは」
「何かな」
 ショパンはそのギリシアに尋ねた。
「危ないところあるのかな」
「いや サラミスの海戦」
 それだとだ、ギリシアはショパンに答えた。
「その戦いの 感じ」
「そうね」
「確かにその流れですね」
 壱子と蓉子はここで気付いた。
「我々がギリシア軍で」
「敵はペルシャ軍の配置になっているわ」
「ではこのままですね」
「敵を陸地に追い詰めてもいけるわね」
「陸地にも 戦力を 置けば」
 ギリシアはさらに言った。
「万全」
「それじゃあここは」
 どうかとだ、常盤の叔父は言った。
「海と陸から攻めていくことになるね」
「皆いいかしら」
 リオネス達の学園の学園長が全員に話した。
「陸にも戦力を回すわ、そして陸と海からね」
「攻めるんですね」
「そうするわ」
 リオネスに答えた。
「ここは」
「両方から攻めれば」
「ええ、もうね」
 それでというのだ。
「敵をかなり追い詰められるわ」
「わかりました、じゃあ行きます」
「私もです」
 ニーナが続いた。
「そちらに」
「敵はそちらからも攻めていきます」
「頼んだわ、そうしたらね」 
 学園長は二人に話した。
「この戦いより有利に進められるわ」
「そうですね」
「それじゃあ」
「陸からも攻めるわ」
「その時は俺も行くぞ!」
 レオポルドは休憩中だが燃えていた。
「アスタも戦っているしな!」
「そういえばあんた王族だよな」
 仮面のアルデバランが彼に問うた。
「どうだよな」
「ああ、それがどうしたんだ?」
「アスタの兄弟は平民だよな」
「俺にはそんなことは関係ない」
 レオポルドは笑って答えた。
「大事なのはそいつがどうかだ」
「あんたと競い合えるかどうかか」
「そのことが大事だ」
 あくまでというのだ。
「その他のことはな」
「どうでもいいんだな」
「そうだ」
 まさにというのだ。
「だからだ」
「アスタの兄弟が平民でもだな」
「あいつの生まれは知ったけれどな」
「それでもだな」
「あいつは俺のライバルだ」
 それに他ならないというのだ。
「だからこれからもな」
「競い合っていくんだな」
「負けるものか」
「レオポルド殿の気概見事である」
「全くだ」
 ガビルもゲルドも関心している。
「身分に全くこだわらず相手を認める」
「吾輩達もこの様にありたいものだ」
「種族にこだわらず下衆な行いを浴びせる奴もいますが」
 めぐみんは怒った目で言ってきた。 
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