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星河の覇皇

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第八十二部第四章 破竹の進撃その二十六

「本当にな」
「食った分は運動して」
「そしてカロリーを減らして」
「体形を維持することですね」
「そうしろ、私も毎日休憩時間はな」
 自分のその時のこともだ、軍曹は話した。
「しっかりな」
「ジムで、ですね」
「汗をかいてですね」
「体形を維持していますね」
「それでも最近また太ってきた」 
 肉が付いてきたことを自覚している言葉だった。
「だからな」
「それで、ですね」
「これからはですか」
「より、ですか」
「そうだ」
 まさにというのだ。
「ダイエットに励む」
「さもないとですよね」
「またご主人に言われますね」
「太ったって」
「デリカシーがないのが玉に瑕でな」
 夫のことも話した。
「それでだ」
「そうしたこと言われますか」
「女の人には禁句を」
「その言葉を」
「困ったことだからな」 
 夫のその言葉があるからだというのだ。
「私もだ」
「太れないですね」
「じゃあダイエットにですね」
「またですね」
「アイスクリームは大好きだが」
 しかしと言うのだった。
「それか」
「でしょうね」
「二十世紀のアイスと比べるとかなりカロリー低くても」
「やっぱりアイスってカロリーありますから」
「結構」
「昼とおやつと夜に食べているとな」
 そうすればというのだ。
「太るか」
「そこまで食べてますと」
「やっぱり太りますよ」
「一日三回だと」
「流石に」
「そうだな、前に止めたらだ」
 一日三回のアイスをというのだ。
「かなり違った」
「それがその旦那さんと喧嘩した時ですか」
「太ってダイエットした時ですか」
「そうだったんですね」
「そうだった、あの時も一日三回アイスを食べていた」
 そうしていたというのだ。
「それでそれを完全に断って甘くても遥かにカロリーの低いものにすれば」
「痩せた」
「そりゃそうなりますよ」
「本当にアイスってカロリーありますから」
「お菓子で一番甘いものですよ」
「一番好きなのはあれだ」
 ここで言うものはというと。
「アイスにバナナを添えてシロップをふんだんにかけたな」
「それマルコムエックスが好きだったのですよね」
 兵士の一人がそのメニューを聞いて言った。
「確か」
「そうだったか」
「それ滅茶苦茶カロリー高いじゃないですか」
「アイスだけではないからな」
 それに加えてというのだ。 
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