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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百二十六話 長篠の川を挟んでその八

「それに強いしな」
「じゃあ僕のことを隊長と認めるな」
「それはしないがな」
 これは断った。
「しかし仲間とは認める」
「じゃあ君はやっぱり隊員だ」
「挫けねえ奴だな」
「それも僕だぞ」
「そうしたところも認めてやる」
 ヒムは少し苦笑いになった、だがそれでもチウとは隣同士になって肩を並べて戦っていった。そうしてだった。
 ノアは雪梅にこう言った。
「皆ダメージも受けてるし」
「ええ、傷付いた人達はね」
「すぐにここに戻ってもらって」
「手当しよう」
「ご飯もあげてね」
「もう準備は出来てます」
 暗田ヒメが言ってきた、脳感電波部の面々も一緒だ。
「ですから何時でもです」
「手当は出来るわね」
「ご飯も出せるわね」
「はい、何時でも」
「あっ、ただです」
 ここで犬川はこう言った。
「そちらの生徒会長さんですか」
「クレア会長?」
「あの人がどうかしたの?」
「はい、さっき大怪我をしてましたから」
 猿田がこう言った。
「大丈夫かなと思いまして」
「あの人すぐに無理をされますから」
 雉林も言う。
「そこが心配なんです」
「そうした人ね、確かに」
 イチも言う。
「いつも思うけれど」
「あっ、そうした時はね」
「あの人にはやり方があるの」 
 ノアと雪梅は笑って話した。
「ハヤト君の名前を出したら」
「すぐに戻ってきてくれるから」
「彼の名前を出すだけでね」
「会長は反応が違うのよ」
「そういえばそうしたところがありますね」
 英四郎もこう言った。
「あの人は」
「そうでしょ」
「そうしたところがある人なのよ」
「だからね」
「頑固なところもあるけれど」
 それでもというのだ。
「コツがあるから」
「宜しくね」
「あとです」
 紫苑も言ってきた。
「私のお話は聞いてくれますね」
「私のお話も聞いてくれます」
 ペコリーヌも言ってきた。
「嬉しいですね」
「私も同じよ」 
 紗雪も言ってきた。
「言ったら聞いてくれるわ」
「魂が同じだと聞くな」 
 九内は煙草を手に言った。
「誰でもな」
「それは九内さんもですね」
「そうだ」 
 こうイチに答えた。
「ベクターさんの言うことならな」
「聞かれますね」
「自分で言うが聞き分けのいい方でだ」
 それでと言うのだった。 
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