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星河の覇皇

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第八十二部第四章 破竹の進撃その十八

「守り弱いチームって負けるな」
「最後はな」
「そこから崩れてな」
「ワールドカップ優勝するチームも大抵守り固いしな」
「これは何時の時代でも変わらないよな」
「本当にな」
 今度は神妙な顔で話した。
「何時の時代もな」
「団体競技だと守りだよな」
「格闘技だとまず攻撃で」
「攻撃一辺倒でも勝てるけれどな」
「けれど何試合もある団体競技はな」
「特に球技だと」
 それならばというのだ。
「本当にな」
「守り大事だよな」
「攻撃も大事にしても」
「守りの方だな」
「こっちの方が第一だよな」
「それが悪くなってきてるからな」
 その為にというのだ。
「重慶ブルーソックス悪いよな」
「中国のパンダリーグ三連覇だったのにな」
「四連覇難しそうだな」
「どうもな」
「あそこパンダリーグか」
 ここでこんな言葉も出た。
「上海リーグじゃなかったのか」
「ブルーソックスはパンダだぜ」
「四川星系のプロ組織所属だぜ」
「だから重慶なんだよ」
「そこ違うからな」
「何か俺中国のプロリーグが混ざってるな」
 連合では人気がある競技は人口の多い国ではプロの組織も幾つもあったりする、アメリカの野球では三十チームが所属している組織が何十もある程だ。それで中国のアメリカンフットボールのプロ組織も多くあるのだ。
「どうも」
「まあ中国もアメフト盛んだしな」
「八百年前からそうなってな」
「それで今もでな」
「今じゃそうなってるな」
 プロリーグが幾つもあるというのだ。
「それで上海リーグもあってな」
「四川星系にはパンダリーグがあるんだよ」
「あと北京は哪吒リーグだったよな」
「北京の守護神だからってな」
「あの神様の名前になってるんだよな」
「八本腕の滅茶苦茶強い神様だったな」 
 その哪吒という神の話にもなった。
「西遊記にも出て来たよな」
「あそこのリーグにゴールドモンキーズってあるけれどな」
 勿論中国語では感じで書かれる。
「あれ孫悟空だよな」
「金色の猿ってな」
「そのままだよな」
「哪吒の下に孫悟空いるんだな」
「何か矛盾してるな」
 西遊記ではこの神達は戦っている、この作品の見せ場の一つだ。
「あのチーム最近弱いみたいだな」
「ああ、去年最下位だったな」
「それで今年も優勝争いしてなくて」
「低迷してるんだな」
「それでブルーソックスも」
 またこのチームの話になった。
「最近弱いか」
「ファンは嫌だろうな」
「ここぞって時に負けが込んでくるとな」
「下のチームが追い上げてきてな」
「どんどん追い詰められてくる」
「そんな感じになるからな」
「チームとしては辛くてな」
 それでというのだ。 
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