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おぢばにおかえり

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第七十一話 詰所の中その四十四

「いいと思うわ」
「わかりました、いさんでいきます」
「そうしてね。それでここがね」 
 別館の前なので新一君に言いました。
「別館よ」
「そうですね、ここはです」
「あまり来たことがないわね」
「いつも泊めてもらうのは本館で」 
 母屋にある詰所でというのです。
「それで、です」
「ここにはなのね」
「前を通る位でした」
「そうだったの。けれどここもね」 
 別館に入りながらお話しました。
「人が住んでおられるし」
「本部勤務の人に詰所に詰めておられる人達が」
「そうなの。それで上の階はね」 
 そちらはです。
「母屋が一杯の時は」
「信者さんが泊まれるんですね」
「そうなのよ」
「そうですか、奥華は人が多いから」
「別館も必要なの。あと昔は道路がなかったから」
 詰所と別館の間にあるそれはです。
「普通に行けたみたいよ」
「道路なかったんですか」
「私もよく知らないけれど」
 その頃のことはです。
「そうだったみたいよ」
「そうだったんですね」
「ええ。それでここも」
 別館のお話をあらためてしました。
「使用出来るから」
「そうですね」
「何かあったら許可を得てね」
「泊まらせてもらってもいいですか」
「母屋が一杯だとね」
 その場合はです。
「そうしてね」
「わかりました」
「ここには前大教会長さんもおられるけれど」
 この方を忘れてはいけません。 
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