| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

仮面ライダー エターナルインフィニティ

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第五百八話 山海の珍味をその十二

「本当にな」
「そうなんだな」
「というかちょっと自己評価低いよ」 
 恋々は笑ってこう言った。
「直枝さんってね」
「そうそう、自信持っていいよ」
 真希も言うことだった。
「きっとすぐにもっと奇麗になってね」
「俺はもてるんだな」
「そうなるからね」
「本当にそうなるんだな」
「そして恋愛小説みたいな恋愛をね」
 真希はさらに話した。
「経験出来るよ」
「期待していいか」
「本当にね」
「そんな恋愛出来るなんて素敵だよな」  
 アスタは目を大きく輝かせて言った。
「そうだよな」
「その言葉はどうかと思うぞ」
 ユノはそのアスタをやんわりと窘めた。
「お前の場合はな」
「えっ、どうしてだよ」
「お前もだからな」
「アスタってもててるわね」
「そうよね」
 藍里は佳乃の言葉に頷いた。
「それもかなりの娘達にね」
「驚く位のね」
「両手に花で」
 菜々美も言う。
「しかもその相手の人達がね」
「どの人もだから」
 夏夜は自分達が歌う順番をチェックしながら話した。
「どうにも」
「それに気付かないアスタさんって」
 未夕は少し苦笑いで述べた。
「困りますね」
「今のお言葉は駄目ですよ」
 実波はアスタ本人に言った。
「やっぱり」
「そこは気をつけてね」
 真夢も言うことだった。
「これからは」
「えっ、俺はそうなのか」
「そうとしか言えない」 
 またユノがやんわりと言う。
「どうしてもな」
「そうなんだな、じゃあ言わないな」
「せめてそうすることだ」
「こういうのをラノベ主人公って言うのかな」
 輝気はふと思った。
「やっぱり」
「その言葉あるね」
 頷いたのはアーネストだった。
「どの世界でも」
「そうですよね」
「アスタ君みたいなケースはね」
 豆腐を食べつつ話した、輝気は山芋のひたしを食べている。
「往々にしてね」
「あってですね」
「本人は気付かないんだよ」
「そうですね」
「気付いた時が面白いだ」
 チャイコフスキーは笑って言った。
「ちなみにおらは女の子悲しませるのが好きだ」
「意外と趣味が悪いな」 
 クルーエルは酒を楽しみつつチャイコフスキーのその嗜好に突っ込みを入れた。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧