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おぢばにおかえり

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第七十一話 詰所の中その七

「何かあったら戻ってきます」
「ああ、大抵のことはこっちでやっておくから」
 次郎さんは私に笑って答えました。
「いいよ」
「真一君の案内に専念してですか」
「地下から七階まで案内してあげてね」
「それじゃあ」
「余程のことがあったら放送かけるから」
 それで呼ぶというのです。
「安心してね」
「わかりました、じゃあ新一君まずは地下ね」
「食堂のある場所ですね」
「それとお風呂ね」
「僕もよく利用していますね」
 食堂もお風呂もというのです。
「そうした場所ですね」
「ええ、もう知ってると思うけれど」
 それでもです。
「まずはね」
「地下からですね」
「案内させてもらうわ」
「わかりました」
 新一君も頷いてくれてでした。
 私は新一君を連れて地下への階段を降りました、そしてまずは食堂今は誰もいないそこで新一君に言いました。
「ここがね」
「食堂ですね」
「真一君も結構来てるね」
「はい、お世話になっています」
「そうよね」
「ここでも働いる人がおられますね」
「杉浦さんの奥さんがね」
 この方がいつもお料理を作ってくれています。
「そうしてくれているのよ」
「感謝してます」
「そうよ。日曜日はカレーが出るから」
「そうですね、おぢばでは」
「皆が食べるわ」
 日曜日にはカレーをです。 
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