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星河の覇皇

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第八十一部第四章 一日のうちにその三十九

「私が大事なのはな」
「連合のことですね」
「連合の外はな」
「余力があれば程度で」
「さして国益もない」
「連合の利権も」
「そうならな」
 それこそというのだ。
「これといってな」
「動く必要はないですね」
「我々はな」
 そうだというのだ。
「むしろサハラでどうにかするよりな」
「連合の中で、ですね」
「動いてこそだ」
 まさにというのだ。
「それは大事だ」
「ではな」
「はい、我々はな」
「連合の中のことを」
「見ていこう、今経済が減速してきている」
 キロモトはこちらの話をした。
「これにどう対するかだ」
「それが重要ですね」
「今はな」
 連合にとって重要なことはというのだ。
「それをどうするかだ」
「それが重要ですね」
「そうだ、この国ではな」
「経済の減速をどうするか」
「それが重要だ」
 こうアッチャラーンに言うのだった。
「サハラのことよりもな」
「その通りですね」
「サハラは我々にとってはほぼ縁がない」
「外の世界ですね」
「そうした国だからな」
「何が起こってもですね」
「基本影響もないしな」
 このこともあってというのだ。
「放っておいてもいい」
「では」
「経済に対してだ」
「我々がどう対するかですね」
「このことが重要だ」
「左様ですね」
「そして思うことは」
 それは何かというと。
「やはりオーソドックスな景気対策としてな」
「開発か開拓ですね」
「そのどちらかとなるが」
「それでしたら」
 そうした政策ならとだ、アッチャラーンはキロモトに答えた。
「今は開発でしょう」
「その方がいいか」
「アメリカのイリノイ星系等が」
「再開発がか」
「必要な地域と思いますので」
 それでというのだ。
「ですから」
「開発だな」
「イリノイ星系等へ」
「ではアメリカ政府とな」
「協議をしてですね」
「そしてだ」
 そのうえでというのだ。
「我々はな」
「是非ですね」
「開発をな」
 それをというのだ。 
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