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星河の覇皇

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第八十一部第四章 一日のうちにその三十

「これはやっぱり」
「過労死ですね」
「そうだよね」
「徹夜は身体に悪いのに」
 只でさえというのだ。
「そこでそれは」
「早死にしてね」
「残念なことですが」
「それでね」
「その人は実際にですね」
「まだ連載中の漫画があったけれど」
 そのイガグリ君もだ、この漫画はこの為途中で作者が変わるのだ。
「残念なことに」
「本当に残念ですね」
「そうだよね、健康は大事だね」
「まことに」
「それで徹夜は絶対にしないし」
 スクはこれはと言った。
「そして疲れている時は」
「お仕事が終わったら」
「もう大人しくね」
 遊ぼうなどという気持ちを抑えてというのだ。
「寝るよ」
「それが一番ですね」
「さもないとね」
「長生き出来なくて」
「長く描くことも」
 このこともというのだ。
「出来ないからね」
「長く描かれたいですね」
「絶対にね」
 スクは強い声で言った。
「だから健康に気をつけて」
「運動をされて」
「よく寝ることもね」
「されますね」
「そうしていくよ、じゃあまた明日」
「はい、明日ですね」
「お掃除頼むよ。僕もね」
 スク自身もだった。
「しっかりとね」
「報告をですね」
「明日の分をするよ」
「そうされますね」
「うん、ただオムダーマンの攻撃が」
「あったとですね」
「あとメールでね」
 こちらの連絡もしているのだ。
「サハラのこれだという状況をね」
「選別されてですね」
「政治とか軍事。あとスポーツや文化でも」
「これというものをですか」
「UPL先をね」
「メールで送られて」
「そうするよ」
 朝の報告としてというのだ。
「明日もね」
「それでは」
 ボーイはこれで自分の家に帰った、結局スクはそれからは自分の時間を過ごしたのだった。
 ナウルだけでなく連合各国はサハラの動向には無関心であった、それは中央政府外務省もあまり変わらなかった。
 カバリエはこの時連合内部の状況を見てそうして周りのスタッフ達に言った。
「連合中央政府外務省はまた変わってるわね」
「はい、その外交がです」
「主に内に向かっていますから」
「マウリアやサハラではなく」
「まずそちらですから」
「各国との外交がね」
 連合内部の国々に対してというのだ。 
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