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星河の覇皇

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第八十一部第四章 一日のうちにその二十八

「そんなものだしね、あとアニメ化もね」
「されましたか」
「そっちは夢だよ」
 現実ではないというのだ。
「残念ながらね」
「アニメ化されたらいいですね」
「あとね」
 スクはさらに話した。
「ソーシェルゲームにもね」
「なって欲しいですか」
「若し僕の作品が漫画やゲームになれば」
 その時はとだ、スクはボーイに笑って話した。
「その時は物凄く儲かるから」
「億万長者ですね」
「そこまではいかないけれど」
 それでもというのだ。
「やっぱりね」
「お金持ちにですね」
「なれるから」
「是非ですね」
「アニメ化、ゲーム化をね」
「して欲しいですか」
「それが僕の今の夢だよ」
「大きな夢でしょうか」
「大きいよ」
 それこそとだ、スクは即答で応じた。
「漫画家や小説家にとってはね」
「アニメ化、ゲーム化は」
「何よりもね」
 あくまでこう言うのだった。
「本当にね」
「夢なのですね」
「動く自分のキャラクターも観たいし」
「喋りもしますね」
「それって何と嬉しいか」
「そう思われるからこそ」
「僕も願ってるよ、じゃあ今からお店に行くけれど」
 スクはあらためて話した。
「君もだよね」
「今からお仕事です」
「宜しく頼むよ」
「はい、それでは」 
 ボーイは笑顔で応えた、そしてだった。
 仕事をはじめた、それが終わった時にだった。
 ふとだ、ボーイはスクに尋ねた。
「そういえば我が国が勝って」
「ああ、それでだね」
「それでまた大きく動いてるみたいですが」
「今日の報告はしたから」
 スクはこうボーイに答えた。
「だからね」
「もういいですか」
「報告は一日一回」
「そう決まってるんですね」
「外務省もそれでいいって言ってるし」
「大使もですか」
「それ以上はね」
 毎朝のそれ以外はというのだ。
「する気がないしね」
「だからですか」
「もういいよ」
 こう言うのだった。
「別にね」
「そうですか」
「そう、これでね」
「何か随分と」
 その話を聞いてだ、ボーイはこう言った。
「そちらはサハラのことは」
「うん、君達には悪いけれど」
 スクはゲームをしつつ話した。
「本当に連合各国特にうちみたいな小国にとっては」
「どうでもいいというか」
「重要度は相当に低いよ」 
 現実としてというのだ。 
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