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新ヘタリア学園

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第二千一話  穏やかになった

第二千一話  穏やかになった
 アエリカは阪神タイガースの歴史を最後まで読んでから言いました。
「いやあ、壮絶過ぎます」
「あれっ、何か穏やかになったぞ」
 最初に気付いたのはワイでした。
「どうしたのよ」
「どうしたもこうしたもなくて」
 アエリカはワイに答えました。
「その歴史に感動し我はまだまだと思いました」
「これ全部実話だからな」
 モロッシアも驚いています。
「だから余計にすげえな」
「全くです、有り得ません」
「その有り得ねえ歴史の前にか」
「我は謙虚な気持ちになりましたので」
 だからだというのです。
「肩肘張ることを止めました」
「そういうことだな」
「穏やかにいきます」
「それではあらためて宜しくですよ」
 シーランドはいつもの調子です。
「一緒に仲良くやっていくですよ」
「ミクロネーション同士で」
「そうしていくですよ」
 こう言って穏やかになったアエリカも迎えるのでした、ミクロネーションの面々はあらたな仲間を得ました。


第二千一話   完


                   2022・7・28
 
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