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魔法少女リリカルなのは 小さい頃から時空管理局に勤めていた少年

作者:stk
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査察と調査

「それはですね、地上本部に害をもたらすかもしれない本局の部隊を僕自信が警戒するべきと判断しました。ですが心配はいりません、もし害があると僕が判断したところで降格なんてことはありません。ミッドチルダ地上での捜査が出来ないだけですから。」
僕は捜査する意義と、結果による部隊の継続について教えた。
「本気かいな。一様知り合いやないか。そこら辺は多目に見てくれへん?」
「八神二等陸佐、今の僕は機動六課の局員ではなく、強行調査専門部隊の部隊長です。」
「そんなら少し時間を。」
「それも無理ですね。スクライア二等陸尉、調査方法変更をする、今すぐオオカリ二等陸佐を此処に呼んでください。全面調査をするということなので実行メンバーも全員連れてくるように伝えてください。」
「了解しました。」
「ちょっと待ってや。なんでこんなことするん?」
「地上の秩序を守るためです。」
僕はメモ帳を取り出し、本当の理由を書いた。
[この部隊の潔白を証明するため。]
僕は書いた紙を狸と言われていてもこのくらいはわかると思った。
「分かりました。リイン、各部署に伝えてください。」
「了解です。」
さて僕は、
「スクライア二等陸尉、今いる四人を連れて指令室の査察と調査に向かってください。」
「分かりました。それとオオカリ二等陸佐は現在、こちらに向かっているそうです。」
スクライア二尉が指揮を取りながら査察を開始した。
「僕から1つだけ話をさせてもらいます。今から八年前、僕を含むゼスト隊はある研究所の制圧任務を担当したんです。任務を聞いた当時の僕は、簡単な任務だと思っていました。しかしレジアス中将による任務変更を聞いた僕とゼスト隊長は、予定を繰り上げて、任務に望んだのです。そこには人間は誰一人いませんでしたが、僕たちは隊としての機能を果たせない状態まで衰退しました。その時です、後方の局員が悲鳴を上げたのは。ゼスト隊長は直ぐ様戦闘指示を出しましたが、衰退しきっていた局員たちはバリアジャケットをセットする前に行動不能にされ、動ける局員は僕とゼスト隊長、クイントさんにメガーヌさんの四人は正体不明の敵と闘いましたが、圧倒的な実力差の前にゼスト隊長は殺され、メガーヌさんとクイントさんの状況は不明に陥ったのです。僕も最後の最後まで頑張りましたが、敵の一人である人物がある提案をしてきたんです。「こいつを助けてもらいたければ付いてこい。」と。僕は隊長が死ぬのが嫌でしょうがなかったので付いていったのですが、そこには広域次元犯罪者であるジェイル・スカリエッティーがいたんです。僕は隊長を助けるために、したくもない忠誠を誓わせられて、泣きそうでした。数日後にゼスト隊長が目を覚ましたときはとてもうれしかったです。それから数年間、実験の手伝いなどで働かされていたんですが、つい最近、レリックの回収を頼まれた僕は、リニアカーのところにやって来たのをあなたたちに捕まった訳です。」
「未来准将はスカリエッティーに無理やり働かさせられていたんやな。」
「そうですね。それから部下がいないときは固くならなくて結構です。エリオ三士に頼まれちゃったんで。」
僕は前とは真逆のことを言った。
「ほんまにいいんか?」
驚く狸。
上下関係に五月蝿かった僕があんなことを言ったから小がないのではあるが。
「そんなら未来君、未来君は今の管理局の現状についてどう思う?」
「管理局の現状は随分前から悪化の一歩を辿っているんです。しかしそれでは不味いと考えた上層部の人間は現在、ミッドチルダ地上本部で指揮をふるい、管理局の現状を変えようと頑張っています。しかし此方からの要求をなにも呑まない本局にが、勝手に部隊を地上に作ったのですから、怒りました。僕が思うのは、現在の地上と本局の関係を正常化しないといけないとかんがえています。」
「未来君が言うお通り、関係を良くするのは大変や。でもそれが出来れば管理局は発展しそうやな。」
「これは僕の意見でも有りますが、ゼスト隊長の言葉を借りただけなんです。」
「よっぽど凄い人やったんやろうな。」
「当たり前です。何て言っても、地上部隊の希望とまで言われた人でしたから。」
狸もよく知る人物なんだけどな。
「派遣メンバーはなのはさんとヴィータの研修の際の上官を努めて、なのはさんの事故の責任で二階級降格になったダイ・スカルン一等空尉の分隊を送らせていただきます。」
僕がいない間の事情については局のネットワークにハッキングして見ていた。
「二階級降格?そんなの聞いたことんことないで。」
「管理局上層部が秘密裏に行ったことですから。本局は彼を処分使用としたところを、レジアス中将が地上本部にて保護したと言うところです。」
「そんなことがあったんか。」
コンコン、ドアをノックする音が聞こえた。
「失礼します。強行調査専門部隊のシリエ・モンディアル三等陸佐です。緊急と聞きやってきました。」
「失礼します。リカ・オオカリ二等陸佐です。査察を行うと聞き、実行部隊を連れてきました。」
「スクライア二等陸尉が指令室にいるからオオカリ二等陸佐が査察指揮、ミエ・フェンリル二等陸尉、ダイ・スカルン一等空尉の二人は技術部と教導部の査察を。」
「「了解です。」」
モンディアル三佐だけ残して、全員が査察に入った。
『こちらスクライア二等陸尉ですが、指令室には問題がありませんでした。』
スクライア二尉から報告が入った。
「それではこちらに戻ってきてください。」
『了解しました。』
通信が切れると、僕はモンディアル三佐に、
「離ればなれの弟がいるのですよね?会いに行かなくてよろしいのですか?」
「いいのです。エリオも立派に成長しました。それにもしもエリオと闘うときに辛い思いはしたくないので。」
「どう言うことなん?シリエ・モンディアル三等陸佐はエリオとどういう関係があるん?」
狸が口を挟んできた。
「エリオ三士の名字を思い出せばわかると思いますが、二人は姉弟です。」
「そうなん?エリオ君にお姉さんがいたなんて知らんかったわ。」
「未来准将、私も査察に協力をしてきます。」
モンディアル三佐が出ていこうとしたところを僕は止めた。
「今から大事な話をするから。」
「大事な話ですか?」
「シリエ・モンディアル三等陸佐、ダイ・スカルン一等空尉、ノエル・フォルス空曹長、、グラン・フォルス空曹、アイ・オオカミ一等陸士、ハル・オオモリ一等空士の以上六名を機動六課への出向及び、担当調査隊を命じる。分隊の隊長はモンディアル三等陸佐に任せる。」
モンディアル三佐は驚きを隠せていなかった。
ちなみにモンディアル三佐とスカルン一尉はランクAA、フォルス曹長はランクA、あとの三人はランクB。
ランクAAの二人については、能力限定(リミッター)が付けられているため、一段階下のランクAになる。
「能力限定については、明日、辞令を渡す際に言うから。」
「はい。」
この光景を見ている狸はなにか言いたそうだった。
「たぬ・・・八神二等陸佐、なにか意見でもございますか?」
「未来君、私は狸でも子鴉でもないで。と言うかなんで知ってるんや?」
「それは僕がゼスト隊の仕事をする際にマテリアルDを見かけたからだよ。」
驚く狸。
無理もない、何故なら僕はあの時は移動に専念していたのだから、現場の局員には会っていなかったが、マテリアルDに遭遇した。
「その時に八神二佐が子鴉と言うことを知ったんだ。」
「そんなら狸はどういうわけなん?」
「地上本部内での八神二佐の呼び名です。」
「ほんまかいな。そんなにしれわたっとるん?」
だって
「僕が本部内の放送を使って挨拶するときに暴露しちゃったから。」
何故か八神二等陸佐からおっかないオーラが出ていた。
「未来君、ちょっと待っててな。「皆、査察に来ている人たちと模擬戦感覚で相手してあげてくれる?よろしく頼むで。」こんなこともできるんやで。」
「甘いですよ。「実行部隊はリミッター、を全て解除。緊急時の魔法科学兵器の使用を許可します。頑張ってください。」どうですか?」
僕たちは何故か、部隊同士での戦闘訓練を指示していた。
「未来君、リミッター解除はちょっとやり過ぎやろ。」
「僕の部隊にリミッター解除制限は有りませんので。それでは覚悟してくださいね。」
「反則やー。」
このあとの戦いは、リミッターを解除した実行部隊の勝利でけりがついたのだが、
「はやてちゃんも未来君も、自分の願望でこんなことして何を考えているのかな?」
「高町一等空尉、提案なんですが、チョッとだけ私たちの砲撃練習を手伝ってもらいましょうか。」
僕とオオカリ二佐に通信が入った。
『地上本部の管轄部隊の隊長、副隊長は至急、地上本部に集まってください。』
「オオカリ二等陸佐、なんのようだか分からないけど急ごうか。」
「そうですね、スクライア二等陸士、転移の準備を。」
素早く指示を出すオオカリ二佐。
素早い反応を見せるスクライア二士。
この部隊には優秀な人材がいることが分かった。
「準備完了です。」
「それでは強行調査専門部隊は一時てきにモンディアル三等陸佐に任せる。各自、やるべきことをしっかりとやるように。そしてモンディアル三等陸佐は明日の朝、強行調査専門部隊の部隊長室に来るように。」
「分かりました。」
僕はオオカリ二佐の方に向きなおした。
「オオカリ二等陸佐、行きますか?」
「了解です。」
「スクライア二等陸士、頼みます。」
「了解です。」
僕たちはスクライア二士の近くに行き、スクライア二士が発動させている魔方陣の中に入った。

 
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