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星河の覇皇

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第八十一部第三章 無関心でいられる訳その三十三

「充分にです」
「食べるべきですね」
「やはりお食事はです」
 秘書もサハラのニュースを聞いている、だが聞いているだけで金と同じくこれといった関心を向けずに彼女に話した。
「働かれるうえで」
「欠かせないですね」
「しっかりとしたお食事が」
「よい仕事をですね」
「行わせてくれるので」
「今もですね」
「存分にです」
 その食事をというのだ。
「楽しまれて下さい」
「それでは」
「はい、そして」
 さらにと言うのだった。
「デザートも」
「そうですね、私はです」
「デザートは、ですね」
「多くありませんと」
 それも相当に甘いものをだ。
「どうしてもです」
「元気が出ませんね」
「はい、そして今日のデザートは」
 金は今はビビンバを食べている、他にも何種類かの韓国料理がある。金は祖国の料理も好きでよく食べているのだ。
「何でしょうか」
「まずは林檎とバナナ、パイナップルに林檎と葡萄の盛り合わせに」
 秘書はそのメニューも話した。
「パンケーキにアイスクリーム、ティラミスにプリンです」
「そうですか」
「そしてミルクティーです」
「わかりました」
「どのメニューにも蜂蜜やシロップをたっぷりとかけてですね」
「お願いします、ただティラミスは」
 金はこちらのスイーツについてはこう言った。
「最初からですね」
「はい、普通のものより遥かに甘くしています」
「ならです」
「それで、ですか」
「充分なので」
 それでというのだ。
「それで、です」
「構わないですね」
「それでお願いします、そして紅茶は」
 金はこちらの注文もした。
「今日は苺のジャムを」
「そちらをですね」
「お願いします」
 それを中に入れるというのだ。
「私で入れますので」
「それでは」
「はい、あと今もですね」
「内相のお食事についてですね」
「言われていますね」
「普通の方ならば」
 金の様な食事を摂ればとだ、秘書も答えた。
「肥満かです」
「糖尿病ですね」
「どちらかになると」
「そうですね、ですが私は」
「太る体質でなく」
「毎朝トレーニングもしていて」
「そしてですね」
 秘書もそこはわかっているので言うのだった。
「毎日働いておられて」
「朝早くから夜遅くのせいか」
「そこでカロリーを消費されているので」
 金は言うまでもなく頭脳労働だ、実は脳は身体で最もカロリーを消費するものでそちらを使った仕事は相当にカロリーを消費する。これは勉学も同じだ。 
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