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星河の覇皇

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第八十一部第三章 無関心でいられる訳その二十

「日本への対抗意識が強過ぎて」
「それで、ですね」
「そうした行為をよしとしますね」
「日本に対しては」
「強硬であればあるだけいいと」
「武力衝突にならなければいいと」
「そうです、ですが今回は武力衝突ともです」
 連合の考えではというのだ。
「捉えられかねません」
「全くですね」
「大変なことをしています」
「日本政府は中央政府裁判所に話を持って行くかも知れないです」
「むしろそうすると考える方が自然です」
「間違いなくそうしますね」
 金も言い切った。
「日本側も」
「左様ですね」
「そしてですね」
「中央政府最高裁判所まで話が行き」
「そうしてですね」
 連合の国家間の裁判を行うその裁判所もというのだ。
「日本が勝ちます」
「そうなりますね」
「どう考えましても」
「逆に韓国が勝てばおかしいです」
「そう思われます」
「中央政府裁判所はどうなのかと」
「そうした意見が出ます」
「そうなることはです」
 まさにというのだ。
「火を見るより明らかですし」
「逆に日本が負ける方がおかしい」
「韓国が勝てる道理はない」
「今回もそうした衝突ですね」
「日韓のそれは」
「そう思います、これでは」
 金は困った顔のままさらに言った。
「韓国はよくなりません」
「千年もの間ああした状況ですね」
「韓国については」
「まずは日本です」
「日本に対してどうかです」
「日本への対抗意識が異常に強いです」
 これが韓国の問題点だというのだ。
「そしてその為にです」
「あの様な行動を繰り返しますね」
「常に」
「そうしていますね」
「あの国は」
「そうです、日本を意識しない韓国人は稀です」
 金はこのことも看破した。
「それも極めて」
「内相はそうですね」
「日本を意識されていないですね」
「韓国は韓国とお考えですね」
「そうしたお考えですね」
「そうです、日本は敵でもないです」
 金はこうも言った。
「同じ連合の一国です」
「敵対する理由もないですね」
「実際のところ」
「あそこまで仕掛けることもないですね」
「そして揉めることも」
「全く意味がありません」
 はっきりと言い切った言葉だった。
「それは」
「我々の敵はエウロパです」
「連合の敵は」
「国内の国々ではありません」
「日本ではないです」
「むしろ日本はです」
 中央政府内務省のスタッフ達も話した。 
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