| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

星河の覇皇

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第八十一部第三章 無関心でいられる訳その十八

「他はないと言っていい位にね」
「まず日本ですね」
「そうしたお国柄よ、他の国と衝突していたりトラブルを抱えていても」
「まずは日本ですね」
「そうした政策よ、内政にしても」
 連合では中央政府も各国政府も最重要政策と考えているこれはというのだ。経済や福祉もこれに入る。
「まずはね」
「我が国ですね」
「内政も我が国を見て」
 そのうえでというのだ。
「そうしてね」
「そのうえで、ですね」
「行っていくわ」
「我が国はどうしているか」
「それでね」
 そうしてというのだ。
「内政をしてきますね」
「そうよ、我が国で成功している政策なら」
「何でも取り入れて」
「そしてね」
 そのうえでというのだ。
「自分達が劣っている分野があって」
「日本が優れていれば」
「その分野の改善に必死になるわ」
 これも韓国の特色なのだ。
「そうした国だから」
「それで、ですね」
「あの国はね」
「内政もまず我が国ですね」
「そうよ、外交についてもね」
 日本への対抗意識でというのだ。
「そこからだから」
「日本がどうかですね」
「日本に後れを取ることは」
「韓国の政治ではあってはならないことで」
「どの世界でもね」
 文化でもスポーツでも産業でもなのだ。
「それはね」
「だからですね」
「今回の様なこともね」
「起こりますね」
「そうよ、困ったことにね」
「日本だけの問題ですね」 
 連合ではというのだ。
「韓国はまずはエウロパよりもね」
「我が国ですね」
「そうした国よね」
「確かに。誰もがです」
「見て思うわね」
「実際にそうですし」
「あの国は特別よ」
 伊東はこうも言った。
「まず日本でその次にエウロパよ」
「敵視している順番はそうですね」
「日本に対してどうか、日本ではどうなのか」
「韓国の基準ですね」
「政治でも他の分野でもね」
「日本で流行していますと」
 そうしたものはとだ、小柳は話した。
「韓国でも流行しますし」
「逆に連合全体で流行していても日本では違うと」 
 それならというのだ。
「その場合はね」
「韓国でも流行しないですね」
「そして自分達が日本にどう思われているか」
「それが重要ですね」
「韓国ではね」
「そして外交でもですね」
「日本に対してどうかだから」
 伊東はどうにもという顔で小柳に話した。
「厄介よ、だから今回の件もね」
「その韓国が相手ということを念頭に置いて」
「ことにあたっていくわ、しかし我が国が韓国と何かない時は」
「ないですね」
「ええ、千年の間ね」
 連合建国前からだ、二十世紀後半に遡る。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧