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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百話 勝利ービクトリーーその五

「本当に」
「全くだ、チョコミントも食べるぞ」
 姫和はそちらを楽しみにしていた。
「是非な」
「チョコミントなんだ」
「まあそれでいいっしょ」
 アレクサンダーだけでなくサロメも言ってきた。
「本人が好きならっしょ」
「それでですね」
「そうっしょ、私も食べるっしょ」
「サロメ様もですか」
「チョコミント食べるっしょ」
「うむ、一緒に食べよう」 
 姫和はサロメの言葉に笑顔で応えた、そうした話をしつつだった。
 ヒデヨシは寝て他の戦士達もそうした、そして起きるとまた戦うが。
 敵は尽きない、勝己はその尽きないバグスター達を拳で次々と倒しながら怒った様な顔になって叫んだ。
「とことん出てきやがれ!」
「それは困るけれどね」
 フリッツが応えた。
「けれどだね」
「ああ、負けてたまるか」
 こう言うのだった。
「絶対にな」
「その心意気だってことだね」
「幾ら出て来てもな」
 それでもというのだ。
「倒してやる」
「それを言ったんだね」
「ああ、だからな」
 それでというのだ。
「今はな」
「戦うね」
「そうしてな」
 そのうえでというのだ。
「この世界でも勝つぞ」
「そうするね」
「ああ、それであんた大丈夫か」
 勝己はフリッツに問うた。
「さっき大怪我してただろ」
「ああ、手当てを受けたからね」
 フリッツは勝己に笑顔で応えた。
「大丈夫だよ」
「だったたいいけれどな」
「若し大丈夫じゃなかったら私が許してないわよ」
 レイティアが言ってきた。
「絶対にね」
「そういえばそうか」
「そう、あんたはそれでも戦うでしょうけれどね」
「実際そうなんですよね」 
 梅雨が応えた。
「彼は」
「そうよね」
「人の話を聞かなくて」
 それでというのだ。
「どんな状況になってもなんです」
「戦おうとするわね」
「そうした子なんです」
「身体が動けなくなるまでやってやる」
 勝己は実際にこう言った。
「だからだ」
「この通りです」
「逆にこうじゃないと勝己君じゃないしね」
「気弱になったり無理をしない様になったら」
「それが長所であり短所ですね」 
 電気も言ってきた。
「本当に」
「そうなのよね」
「ずっと彼を見てきているけれど」
 レイティアだけでなくフリッツも言うことだった。
「若し消極的だったら」
「逆に怖いわ」
「そうよね」
「そのことは」
「だからです」 
 また梅雨が言ってきた。 
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