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夢幻水滸伝

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第二百三十三話 次の動きへその九

「攻め落とすで」
「そうするな」
「その時民に犠牲を出さん様にな」
「注意するな」
「民は戦ってへん」
 羅はこのことを指摘した。
「そやからな」
「民は巻き込まんな」
「攻城戦になってもな」 
 それでもというのだ。
「そのことはな」
「気をつけるな」
「そうする、こっちは多くの大砲に術を用いて」
 そうしてというのだ。
「囲んでな」
「一気に攻めるな」
「空船も使う」 
 この兵器もというのだ。
「そうしてや」
「敵の守りを崩すな」
「我等自身もな」
 星の者達もというのだ。
「攻め絵や」
「そのうえでやな」
「一気に倒す、敵の星のモンは三人でや」
「こっちは八人」
「この差も利用するで」
「勝つ為にはな」
「勿論我もその八人の中におるしな」
 それでというのだ。
「思う存分な」
「攻めるな」
「青龍偃月刀にや」
 さらにというのだ。
「七蛟鋏もや」
「使うな」
「この二つの神具の力は絶大や」 
「攻めると恐ろしいな」
「それこそ施の如意棒と弓にも匹敵する」
「その通りやな」
「その神具達も使って」
 そのうえでというのだ。
「そしてや」
「攻めてやな」
「攻略するわ」
「その時は」
「それで自分もや」
 魯もというのだ。
「禁鞭があるな」
「黒麒麟もおるしな」
 魯は相棒とも言えるこの神具のことも話した。
「そしてあらゆる攻撃を跳ね返す混元傘もある」
「戦えるな」
「自分程やないがな」
 それでもというのだ。
「自信はある」
「それに采配もやな」
「出来るな」
「采配のステータスみたら相当やしな」
「それでやな」
「長安の方は頼んだ」 
 任せたというのだ。
「そういうことでな」
「やらせてもらうな」
「ああ、ほな準備が整ったら」
「攻めてくな」
「そうするで」
 こう言ってだった。
 羅は情報収集と戦の準備を同時に進めていった、北京から石家荘へ主力を移しかつ長安にも兵を集結させ。
 そうしてだった、さらに。
「兵を山東省の方にもですか」
「向ける、ただそっちは攻めへん」 
 羅は屈に話した。 
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