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オズのラゲドー氏

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第十一幕その十一

「アメリカ料理のお店で鱈のムニエルやオマール海老のお料理をね」
「楽しむんだね」
「そうしようかしら」
 こう言うのでした。
「まずは」
「いいね、何かね」 
 前ノーム王はトロットの言葉を受けて言いました。
「海の幸のお話をしていると」
「どうしたの?」
「白ワインも欲しくなったよ」
 こちらもというのです。
「どうもね」
「そうなの。それじゃあね」
「ワインもだね」
「楽しみましょう、私達もね」
 トロット達もというのです。
「子供でも飲めるね」
「酔うけれどアルコールの入っていないワインをだね」
「楽しむわ」
「そうしてだね」
「海の幸もね」
 こちらもというのです。
「楽しむわ」
「それではね」
「それとね」
 さらに言うトロットでした。
「ムニエルとかの後は」
「さらにだね」
「ここに何日かいるつもりだから」
 それでというのです。
「温泉もあるしそちらも楽しんで」
「色々なお店に行くんだね」
「海の幸を使った点心や海鮮麺もいいし」
 中華料理もというのです。
「それでブイヤベースやパエリアやカルパッチョ、パスタもね」
「食べるんだね」
「それでお刺身や天麩羅、お鍋も食べて」
 そしてというのです。
「最後にね」
「お寿司だね」
「そうしましょう」
「お寿司は最後だね」
「だって目的地でね」
「それならだね」
「最後の楽しみに置くべきでしょ」
 こう前ノーム王に言うのでした。
「だからね」
「ここはだね」
「お寿司は最後よ」
 そうしたいというのです。
「海の幸を満喫して」
「それからだね」
「その最後にだよ」
「楽しむんだね」
「それでホタテ貝も牡蠣もクルマエビもオマール海老もあって」
 今度は海の幸の種類のお話みしました。
「蛸に烏賊に蟹に若芽にで」
「海草もあるんだね」
「ええ、それでお魚は鱈にね」
 先程言ったこのお魚にというのです。 
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