| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

仮面ライダー エターナルインフィニティ

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第四百八十四話 呉越同舟に非ずその三

「癖の強い奴ばかりでもな」
「ならいいですね」
「ああ、むしろ俺が一番の悪人だな」 
 直家はこうも言った。
「この中では」
「そう言う悪人はいねえな」 
 アゼザルが笑って言ってきた。
「あんたはぶってるだけだな」
「そう思うか?」
「内面は悪くねえな」
「そう思うならいいけれどな」
「ははは、それ言ったら俺は堕天使だからな」
 アザゼルは自分のことも話した。
「もうな」
「悪人か?」
「悪の道は知ってるぜ」
「そう言うけれどこの人も面倒見がよくて何かとしてくれるから」
 リアスが注釈を入れてきた。
「やっぱりね」
「俺と一緒でか」
「そう、実はね」
「いい先生なんだな」
「かなりね」
「ただおかしな人はいて」
 リアスはここで又吉を見て話した。
「危ないことを平気で考えて実行に移そうとするわ」
「何事も結果が全てだ」
 又吉は悪びれず言い切った。
「手段なぞ選んでいられるか」
「こうした困った人も中にはいるから」
「それは駄目だろ」
 直家も又吉の考えには懐疑を示した。
「ちゃんとした方法でないとな」
「そうだ、間違っても関係ない者を巻き込んだりしてはいけない」
 ペンギン帝王は自分の考えを述べた。
「結果が全てではない」
「方法も大事だよな」
「それは後でついてくるものだ」
 結果はというのだ。
「だからだ」
「方法はな」
「よく考えることだ」
「あんたの言う通りだ、あんたはものの道理がわかってるんだな」
「絶対のことでだ」
 帝王は直家に断言した。
「それは」
「本当にそうだな」
「帝王は本当にいい人よ」
 リッツもそのことは保証した。
「ペンギンさん達もね」
「ちょっとスケベだけれどな」
「俺達もそうなる様に心掛けているぞ」
「ちゃんとな」
「やっぱり道は踏み外したら駄目だよな」
 ペンギンコマンド達も言ってきた。
「守ることは守らないとな」
「そして明るく楽しくだ」
「前向きにな」
「そうしてやっていかないとな」
「それに金だ」
 ここで言ったのは叡山だった。
「金は何としても手に入れろ」
「こいつが何か言ったら殴っていいから」
 苺久保ももは容赦がなかった。
「それも金属バットで」
「そりゃ死ぬでしょうが」
「大丈夫、生き返らせてもらえる」
 ももはスマートレディを連れて来て叡山に返した。
「安心して一度死ね、というか死ね」
「死ねって真顔じゃないですか」
「一回死んでその性根叩き直せ」
 無表情な凄みのある顔で告げた、顔には陰がある。
「さあ誰かバットで」
「いや、そこまではしないですから」 
 義晴はももに断りを入れた。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧