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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百八十二話 スサノオの思惑その十

「わかりやすいな」
「うむ、我が邪気眼もうずく」
 梵天丸は笑って続いた。
「ならば我も思う存分戦おうぞ」
「あんたはその前にその中二病何とかしなさい」
 隣から氏郷が言ってきた。
「小十郎達が困ってるでしょ」
「駄目か」
「駄目に決まってるでしょ」
「これが気に入っているのだが」
「別にいいんじゃないかしら」
 ここで言ってきたのは紗羽だった。
「それで強いなら」
「それならですか」
「ええ、別にね」
 問題ないというのだ。
「それならね」
「そうですか」
「問題はね」
「強いかどうかですか」
「そうであってね」 
 それでというのだ。
「梵天丸ちゃんが中二病でも」
「いいですか」
「個性ってことでね」
「個性ですか」
「正直私達これまで個性的な子と沢山会ってきているから」
「個性としてですか」
「いいと思ってるから」
 例え梵天丸が中二病でもというのだ。
「別にね」
「そうですか」
「だからね」
 紗羽はさらに話した。
「それは個性で」
「よくて」
「それはそのままでいてよくて」
「強くなることですか」
「問題はね」
「そういうことですか」
「満点ですね」
 長秀は紗羽の言葉に微笑んで答えた。
「梵天丸さんについてもです」
「その中二病っていうのもね」
「個性で、ですね」
「見ていて楽しいしね」
「気にすることではないですね」
「逆に気にしたらね」
 梵天丸の中二病はというのだ。
「かえって疲れるわ」
「氏郷さんの様に」
「そうなるものよ」
「そういえば氏郷って細かいところ何でも注意するんですよね」
 こう言ったのは恒興だった。
「やたらと」
「注意していいところとそうしなくてもいいところがあるわ」 
 紗羽は恒興にも答えた。
「特に個性はね」
「それはそれで、ですね」
「認めてね」
 そしてというのだ。
「やっていけばいいわ」
「よくわかりました、それじゃあ次訓練に行きます」 
 恒興は威勢よくこうも言った。
「これでも織田家の切り込み隊長なんですよ、私」
「いや、あんたは迂闊に前に出てやられるから駄目よ」
 氏郷は恒興にも言った。
「慎重に動きなさいよ」
「ここはそう動くべきだな」 
 ローグは氏郷の今の言葉はよしとした。
「やはりな」
「そうですか」
「君は前に出過ぎだ」
「そう、迂闊に出ないで」 
 氏郷は恒興にさらに言った。
「皆と一緒にね」
「動くべきなの」
「連携が大事よ」
「連携を怠りやがりますと」
 光秀はローグを見て述べた。 
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