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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百八十二話 スサノオの思惑その五

「ううん、あんな強い連中でもね」
「絶対に弱点があるのじゃ」 
 一益も読み終えて言った。
「ハサミジャガーもカメレオンも」
「スミロドーンもですぜ姉御」
 恒興は信奈に言った。
「ちゃんとありますぜ」
「どんな怪人でも弱点はあるんだよ」 
 桐生は強い声で語った。
「それこそな」
「そうなんですね」
「まあな」
 ここで桐生は笑ってこう言った。
「ファイルじゃ弱点なしなんていう怪人もいるけれどな」
「そんなのいなかったのじゃ」
「ゲルショッカーって組織の怪人にはいるんだよ」
 一益にこう話した。
「ガニコウモルって怪人はな」
「ガニコウモル?蟹と蝙蝠じゃな」
「それと人間を合わせた怪人でな」
「そいつは弱点はないのか」
「そう書かれてるさ、けれどな」
 その実はというのだ。
「その怪人にも弱点があるんだよ」
「そうなのじゃな」
「蝙蝠の翼が実は防御力が弱いんだ」
「ああ、あの膜ですね」 
 隆景はすぐに察した。
「その膜を攻撃すれば」
「すぐに破れるからな」
「だからですね」
「そこがな」
 まさにというのだ。
「その怪人の弱点なんだよ」
「つまりどんな怪人でもですね」
「弱点があるんだよ」
「完全無欠ではないですね」
「人間だってそうだろ」
 万丈は自分達のことを話した。
「戦うにしてもな」
「弱点があるわね」
 氏康が応えた。
「必ず」
「それぞれな」
「私はあまり攻める方でないし」
「あたしは逆に守ると弱いな」
 信玄も言った。
「謙信ちゃんは長い時間戦えないしな」
「姉上は結構短気なところがあるね」
 信行はその姉を見て言った。
「そこが問題だし」
「本当に誰もが欠点や弱点があるな」
 義晴も言った。
「本当に完全無欠の存在はいないんだな」
「そこを理解して戦うことだな」
 直家も言った。
「俺達もそれぞれ弱点があるってことをな」
「そのうえで怪人の弱点も把握することだ」
 氷室の言葉は冷静なものだった。
「そうしていこう」
「そのことはわかりました」
 元康がここで右手を挙げてきた。
「ですが気になることがあります」
「どうしたんだ?」
「はい、ファイルに掲載されていますが私達が見たことのない怪人が数体います」
「そういえばそうでおじゃる」
 近衛も言うことだった。
「カニレーザーや吸血マンモスは知らないでおじゃる」
「大抵の怪人とは戦っていますが」
 元康はあらためて言った。
「死人コウモリやザリガーナは」
「何かの正体って書いてる怪人は見たことないわよ」
 信奈はこのことを指摘した。
「ドクトルゲーとかね」
「こちらでもですか」
 内海はその指摘に冷静に応えた。 
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