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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百八十二話 スサノオの思惑その三

「今させて頂きましたが」
「いいさ、けれどこれが俺達の人生だからな」
「ライダーの皆さんの」
「そんな強く言われることはな」
 そうしたことはというのだ。
「ないさ」
「そうですか」
「だからそんな深刻に思わないでくれ」
「それでは」
「しかしです」
 隆景はここでこう言った。
「そのエボルトですが」
「あいつは出ていないわね」
 美空がこのことを確認した。
「そうよね」
「スサノオは出て来ましたが」
「骸骨の姿だったけえ」
 元春が言ってきた。
「あれは何か普通の人間ではないのはわしにもわかった」
「あれは原人の骨格ですね」 
 半兵衛が答えた。
「どうも」
「人間は人間でもか」
「はい、私が見たところ」
「ああ、それだったらな」 
 桐生は原人の骨格と聞いて言った。
「それはデストロンの首領だよ」
「私達が戦う組織ですか」
「あの時のスサノオの姿はそうだったんだよ」
「デストロン首領で」
「その時はそうした姿だったんだよ」
「そうなんですね」
「けれどエボルトはな」
 桐生はこの存在については極めて深刻な顔で述べた。
「冗談抜きでとんでもない奴だったからな」
「聞いている限りだと邪悪そのものですね」
 氏郷は真顔で述べた。
「ただ強いだけでなく」
「もう心がな」
「邪悪しかなくて」
「人間の悪意のみの人格だな」
「それがエボルトですか」
「だから最悪の奴だった」  
 桐生は言い切った。
「本当にな」
「そうでしたか」
「だからな」
「恐ろしいのですね」
「本当の意味でな」
「それがエボルトですか」
「エボルトが出ないことはいいことです」
 内海も真顔で言った。
「まことに。ですがデストロンも」
「強いです」 
 信繁が言ってきた。
「まことに」
「あたし達が何人かでやっと一体倒せるからな」
 信玄はぼやく様に述べた。
「本当にな」
「強いわね」
「怪人はな」
「命の危険すらあるわ」 
 義陽はこう述べた。
「あの連中との戦いは」
「正直苦戦しているわ」 
 久秀はこのことを隠さなかった。
「私達だけでは」
「だから俺達の参加はな」
「歓迎しますわ。ただ」
 久秀は微笑み猿渡に問うた。
「それだけではありませんわね」
「ああ、あんた達が強くなってな」
 そしてとだ、猿渡は久秀に答えた。 
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