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オズのラゲドー氏

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第二幕その十

「そうすればいいのよ」
「簡単ですね」
「行ったことがないなら行けばいい」
「それだけですね」
「だからですね」
「私達もですね」
「そうすればいいわ」
 サバンナにというのです。
「そうよ、じゃあ機会があれば行きましょう」
「はい、サバンナにも」
「オズの国のそこにも」
「皆で行きましょう」
「そしてそこの生きもの達も見て」
「楽しみましょう」
「そうしましょう、イッソスの国に行く途中もあるし」
 旅の中にもというのです。
「だからね」
「それじゃあですね」
「はい、行きましょう」
「サバンナにも」
「そうしてですね」
「楽しむんですね」
「オズの国ではチャンスは自分からやってくるもよ」
 この国のこのこともお話するのでした。
「だから行きましょう」
「オズの国はお伽の国だからね」
 キャプテンも笑顔で言いました。
「だからだよ」
「それでね」
 トロットはキャプテンと一緒に言いました、火を囲んでお話しますがそれはキャンプファイアーの様です。
「そのチャンスを抱き締めてダンスを踊ればいいのよ」
「楽しくね」
「チャンスは逃すなというけれど」
 それでもというのです。
「そのチャンスを抱き締めればいいのよ」
「そうすればいいですね」
「そうよ」
 まさにというのです。
「オズの国ではね」
「確かに。チャンスが来てくれる国ですね」 
 ナターシャはトロットの言葉に頷きました。
「是非にと思ったら」
「そうでしょ」
「はい、そしてそのチャンスをですね」
「抱き締めてね」
 そうしてというのです。
「そのうえでね」
「一緒にダンスを踊ればいいですね」
「そうよ」
 トロットはナターシャに笑顔でお話しました。
「だからね」
「今回の旅でもですね」
「そうしていきましょう」
「わかりました」 
 ナターシャは今度は笑顔で頷きました。
「そうさせてもらいます」
「それじゃあね、それとね」
「それとですか」
「もう寝ましょう」
 今度はこう言ったトロットでした。
「そうしましょう」
「あっ、夜なので」
「ええ、オズの国は早寝早起きでしょ」
「それもオズの国ですね」
「だからね」
 それでというのです。
「もうね」
「皆でテントに入って」
「休みましょう、そして日の出になったら」 
 その時にというのです。
「起きてね」
「朝ご飯を食べて」
「出発しましょう」 
 そうしようというのです。
「いいわね」
「わかりました」
「明日の朝ご飯は何がいいかしら」
「明日は明日だけれど」
 それでもと言うキャプテンでした。
「今考えるのもいいね」
「そうよね」
「それも楽しいよ」
「そうね、楽しいことを考えて寝る」
「そうしたら気持ちよく寝られるし」
「それじゃあね」
「考えてみよう」 
 明日の朝ご飯のことをというのです。
「今からね」
「ええ、そうしよう」
「それじゃあ」
 ここでこう言ったトロットでした。
「ピロシキとかトーストとか包とか」
「そういうのかな」
「お粥もいいし」
 こちらもというのです。
「何でもあるわね」
「そうだね、お粥というとね」
 カエルマンが楽しそうにお話に入ってきました。
「日本や中国のお米のお粥もいいし」
「オートミールもいいわね」
「どれでもね」 
 お粥もというのです。 
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